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第2497号 2030年代の大不況に学ぶ(CEA: Romer委員長)

2009-03-11 21:06:55 | 地球→ドイツブログ
ハーバード大学

GREG MANKIW’S BLOG

の3月9日付の記事では、
From the CEA Chair
とあり、アメリカ大統領経済諮問委員会CEAのRomer委員長の講演記録をアップしています。
これは、3月9日にシンクタンクのブルックリン研究所で行われたもので、
1930年代の大不況の専門家でもあるRomer委員長が、大不況当時の政策から何を学ぶかを整理しています。
A4で13ページのものですが、一読した要点のみ摘記します。
→簡単にダウンロードできます。

【2009年は1930年代と違がう】
○ 規模が違う
 2009年   失業率8.1%  GDPのピーク時からの減少幅 2%
 1930年代  失業率25%                25%

○ 社会的なネットワーク
 1930年代 まったく無かった
 2009年 緊急の失業保険が効いている

【1930年代の政策から学べること】
1 小規模の財政出動は効果が少ない

2 ゼロ金利の元でも金融政策は有効だ
  
3 財政出動をやめるのは早すぎてはいけない

4 財政政策と金融政策は連動go togetherさせなくてはならない

5 国際的に負担をすることで国際的に効果もあがる

6 (これが一番大事だとして・・)大不況はかならず終わる

1930年代の政策と比べれば、現在の経済不況はおそれるにたらず、という点を強調したうえで、専門的に当時の政策の評価(良かったこと、悪かったこと)を列挙しています。
最後の結論部分は、オバマ政権のスタートを評価し、アメリカ国民に自信を持たせる講演となっています。
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