介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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アジアへの視点

2007-12-07 09:18:35 | 地球→ドイツブログ
【準備の開始】
大学院修士課程
「国際保健福祉学」(内容は、社会福祉の国際比較)
次回は、12月17日(集中講義の第6回目)
まだ10日あるようだが、勉強のストックの乏しい分野なので
限られた時間の範囲内で、全体像を提起できるように準備したい。

【経過】
この講義の全体の流れとしては、
序論から
主な類型として
イギリス、アメリカ、ドイツ、北欧と進めてきた。
これらの場合は、日本との比較に意味を見出すことはある程度容易でした。
今回は、いわゆる「開発途上」の国々の例示としてアジアをとりあげることになります。
集中講義は、7回分を予定しており、最終回にはまとめの討論を行う予定なので、次回の「アジアの社会福祉」は地域類型としては、最後の回となる。

【日本社会事業大学での体験】
もう20年前のことになりますが、
中国から研究生で見えていたRさんに、日本の年金制度を日本語の練習を兼ねて
教えることがありました。Rさんは、日本国内の大学で中国を主体とした講義をされた後、現在では母国に帰っておられる。
このほか、博士課程でみえたFさん、韓国政府の研究生として見えた方々。
修士課程での留学生。学部での「国際福祉論」の講義を受講してくれたアジアからの学生たち(ネパールとか、復帰前の香港とかの出身者を含む)。
私が担当した学部のゼミ生にも、韓国や台湾からの留学生がいて、卒業論文でもアジアをテーマとした多くの論文を読んだ。

【アジアのソーシャルワーカー】
日本社会事業大学では、社会事業研究所が主催するアジアのソーシャルワーカーの研究会をもった。インド、タイ、フィリピン、マレーシア、韓国、中国など
南アジアから東アジアの各国から、大学、政府などの専門家を毎年招いて、特定のテーマで研究会を持った。その記録は、毎年、英文でまとめられている。

【北海道で】
看護系の修士の科目や学部(3年&4年)を相手に、「国際比較研究」の講義を行ったが、主に先進国研究でしたし、アジアからの留学生もいなかった。
「アジア研究」という意味ではブランクでした。

【東京福祉大学にて】
ここでは、韓国から日本に見えて博士号を取った先生が3人もおられ、ちょうど韓国で論議が高まっていた介護保険制度のことなど、いろいろ教わりました。

【鹿児島に来て】
2006年、鹿児島では、中国からの留学生が私の「高齢者福祉論」を聞いていた。修士論文も。高齢者ケアに関する日中比較研究がテーマだった。
2007年度から、新しく「国際保健福祉学」の講義が開設されて、このように毎回の準備に追われているという次第です。

【テキスト発見】
先日
『アジアの社会福祉』とそのものずばりのテキストを買いました。
放送大学の教材で(2006年度からラジオ用に編纂されている)
荻原康生教授(大正大学教授)が編集している。
(荻原先生は、私が上記日本社会事業大学のプログラムを担当しているときの実質的な責任者でした)
このテキストを下敷きに多少の自分の知見を加えたパワーポイントを
作成します。
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