介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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社会保障基金

2007-12-19 17:57:20 | 社会福祉
【経過】
京極高宣『社会保障と日本経済』第15回
今日は、第10章 「社会保障基金の運用効果」
です。p201-p221

【構成】
第1節 年金積立金と金融資本市場
第2節 企業年金と日本版401K
   1 確定拠出年金
   2 確定給付金年金

今回の章は、制度の技術的な説明と統計が中心なので
政策的に重要な問題点のみ簡単に紹介します。

【年金の積立金】
150兆円(16年度)GDPの3割
東証1部の時価総額(2004)12000円として350兆円
このほかに、企業年金の積立金:90兆円

→著者は、しきりにその大きさを強調するが、
2050年度には、この巨額の積立金も枯渇するという研究者の試算もある。
(加藤久和明治大学教授。日本経済新聞、「経済教室」200.12.17)

【運用益】
必ずしもプラスばかりとはいえない。(p204)
2004年度 実質的な運用利回り 2.94%
《先般発表された2007年7月ー9月期:マイナス1.8%←ブログ編集者注》

【文献紹介】
この分野は、専門技術的な解説書以外は研究書は少ないようだ。
著者が挙げる、参考文献から2点:
・玉木信介『年金2008年問題』日本経済新聞、2004
・権丈善一『年金改革と積極的社会保障政策』慶應義塾大学出版会、2004
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