介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

Pflegereform ドイツ介護改革【短報】

2008-03-08 05:15:15 | 地球→ドイツブログ
【ドイツ介護保険のフォロー】
朝、寒い時間ですが
目が覚めました。

ドイツの介護保険については、
1 日独の社会保障比較 という視点からの専門家の分析を読んでいます。
2 ドイツ政府の所管は「健康省」ですが、
そのホームページから、 2008.1.16付けの閣議決定で「第4次介護報告書」をプリントアウトした話をこのブログで速報しました。(翌1月17日)
3 日本の地域包括支援センターに類似するドイツの機関の設置案に関する短報を書きました。(2/10)

*私はドイツの介護保険について、1985年に『季刊社会保障研究』に書いています。ということは、1994年に制度ができるずいぶん前です。
その後、深くはフォローしていませんが、大学院での担当科目(高齢者福祉学、国際比較研究)の関係で、大まかな流れは追ってきました。

【Pflegestoetzpunkte】
 直訳すると、介護+守る+場所
とりあえず、ここでは、「介護支援センター」と直訳しています。

介護に関する相談窓口を整備しようとして
新たな法律を用意している。

Pflege-weiterentwicklungsgesetz の Regierungsentwurf
直訳すると、
介護+継続+発展+法 の政府案

のことが、
ドイツ福祉連盟のホームページ(このブログにブックマークしている。ドイツ語)
のニュース欄にありました。(2007年12月の記事)

【ドイツ社会福祉連盟の発言】
ドイツの公的・私的な福祉組織の連合体で、介護問題に持つよう発言力を持っている。
ドイツ介護保険制度の制度化を1974年に最初に提案したのもこの連盟です。

(日本の全国社会福祉協議会に類似しますが、ドイツのほうが社会に認知されています)

今日の短報は、
このドイツ社会福祉連盟の会長
Wilhelm Schmidt
ウィルヘルム・シュミット
の発言:
「介護支援センターの元になる組織の実態はすでに各市町村Kommunenn にあるのだから、介護金庫 Pflegekassen に設置せず、市町村におくべきだ」

【日独の違い】
日本では、そもそも介護保険の保険者は市町村ですし、地域包括支援センターは市町村に置かれています。
ドイツでは、保険者は、介護金庫で、この介護金庫は疾病金庫といわれる(日本の健康保険組合に近似します)組織の中にあります。

ドイツでは
介護保障を医療保険を利用して行うというシステムになっているために、公的な立場、社会福祉サービスを担う立場からの反対発言となってる。

*写真は、鹿児島中央駅。左手に幕末の薩摩からイギリスへ渡った青年の群像。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月に入学する介護コースのた... | トップ | みなさんは自閉症という障害... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

地球→ドイツブログ」カテゴリの最新記事