【医療費の中味】
昨日、6月20日、
厚生労働省 統計調査部から
平成19年 社会医療診療行為別調査結果の概況
が発表された。
この調査は、
医療機関が医療費の請求に使う請求書(レセプト)から医療行為の内容を調べるもので専門家にとっては貴重なデーターです。
【薬漬けの医療】
公表資料はグラフがついていてわかりやすいです。
関心のある方は、直接みていただくとして、忙しい方のために・・私が読んで
考えさせられた幾つかの特色をあげておきます。
○ 外来の医療費の36.6%は、薬剤費である。
具体的には、「投薬料」と「注射料」の合計です。
2003年以降、この水準は横ばいです。
○ 診療行為別の医療費が年齢階級ごとに出ています。
*仮に、15歳から39歳までと 75歳以上を比べてみます。
*投薬料、注射料のほかに検査料をくわえてみました。
(診療行為そのものというよりは、検査試薬や医薬品を使用するという意味で・・これは私だけの試算)
外来診療の場合(1件あたり)
医療費 検査+投薬+注射 比率
15歳から39歳では 8715円 3702円 42.5%
75歳以上 14937円 6840円 45.8%
○ (院外処方により)薬局で調剤される薬の種類
7種類以上の薬を処方された人の割合
15歳から39歳まで 9.0%
75歳以上 25.6%
【医療問題の論議に・・】
医療費は、年間30兆円。
医療従事者の経済的待遇は厳しいという。
保険料負担は限界だという。
でも、薬漬けの医療の現状を冷静に分析する努力がモットいるのでは?
厚生労働省の発表データーだけでも多くのことがわかります。
昨日、6月20日、
厚生労働省 統計調査部から
平成19年 社会医療診療行為別調査結果の概況
が発表された。
この調査は、
医療機関が医療費の請求に使う請求書(レセプト)から医療行為の内容を調べるもので専門家にとっては貴重なデーターです。
【薬漬けの医療】
公表資料はグラフがついていてわかりやすいです。
関心のある方は、直接みていただくとして、忙しい方のために・・私が読んで
考えさせられた幾つかの特色をあげておきます。
○ 外来の医療費の36.6%は、薬剤費である。
具体的には、「投薬料」と「注射料」の合計です。
2003年以降、この水準は横ばいです。
○ 診療行為別の医療費が年齢階級ごとに出ています。
*仮に、15歳から39歳までと 75歳以上を比べてみます。
*投薬料、注射料のほかに検査料をくわえてみました。
(診療行為そのものというよりは、検査試薬や医薬品を使用するという意味で・・これは私だけの試算)
外来診療の場合(1件あたり)
医療費 検査+投薬+注射 比率
15歳から39歳では 8715円 3702円 42.5%
75歳以上 14937円 6840円 45.8%
○ (院外処方により)薬局で調剤される薬の種類
7種類以上の薬を処方された人の割合
15歳から39歳まで 9.0%
75歳以上 25.6%
【医療問題の論議に・・】
医療費は、年間30兆円。
医療従事者の経済的待遇は厳しいという。
保険料負担は限界だという。
でも、薬漬けの医療の現状を冷静に分析する努力がモットいるのでは?
厚生労働省の発表データーだけでも多くのことがわかります。
リストにあったものです。
・中国の農村医療を世界経済の視野から考察したもの
・OECDの統計集・・一番最後の章が保健関係のデーターですね。
は、書物の全体を紹介していますから
まずこれを読むことですね。
池田信夫先生の読書法を紹介しましたが
ともかく先へ先へと読むことが大事です。
うまくチンさんの時間が取れれば
一緒に音読するのも楽しいですね。
今日は第二章に入りたいと思います。
とりあえず、一応簡単に翻訳してみて、後は金曜日の午後、古瀬先生の時間がちょっといただいて、一緒に検討していくと思っておりますが。