介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

修士講義の第2回

2008-04-19 11:54:03 | 音楽ケア→別ブログ
【シェンティ ハォマ】
と始めた昨夜の講義。19:40開始。
*ほとんどの院生は、昼は仕事、バイトを持っているため、夜の時間帯が中心の大学院です。

というのも
3人の聴講生のうちCさんは中国からの留学生。

大学のパソコンソフトに
excite翻訳 というのが入っているので
それで「お元気ですか」といれると
冒頭の中国語になる・・
それをCさんに発音を直してもらい
日本人側の3人が
「シェンティ ハォマ!」と繰り返す。

中国語は発音が難しくて片手間には学べないが
3人の院生のなかで言葉のハンディが発言機会のハンディにつながらないように
という配慮から、講義の始めにこういうアイスブレークをやってみた。

「明白了現在的説明馬?」
これでアメリカ人ならまったくわからないだろうが
「今の説明がわかりましたか?」という意味だと聞いて
日本人ならなんとなくわかるのでは・・
(漢字は中国から来たものですから当然ですが。発音は
大略 「ミンパイロ シェンツアイト ショウヮミン マ」 と難しい)

【講義の前にブログで路線の確認が】
講義の前の日17日に書いた私のブログに対して
Aさんからコメントをもらった。
*ブログを講義の予告・補充という意味で発展させたいという意図が実現してきてうれしいです。

Bさんは、この講義の関連で私が書いた「ダンス・テラピー」の本の記事を
あらかじめ読んで講義に臨んでいた。

というわけで
人数は少ないのですが
3人の研究テーマを
私が独自の「編集」あるいは「司会」の方法で
かせね合わせるというラインでスタートしました。

【研究テーマ】
トランプで順番を決める。
子どもっぽいが、(学部学生の講義と同様)教員の「えこひいき」を避ける工夫です。

最初、
Cさん
中国で学んだ運動療法を社会的なサービスに展開する方法を日本の実例に即して学びたい。(指導教員は、リハビリテーションのT教授)

Aさん
知的障害児の療育施設で勤務する。「療育」の専門職とはどのようなものなのか
との疑問を持つ。最近では、専門職の視点からだけ療育の専門性を考えるのではなく原点に戻って利用者にとっての専門性とは?という視点に重点があるという。

Bさん
「ダンス・テラピー」の本のこと。
愛読しているテキストを見せてもらう。
 Co-Music Therapyというサブタイトルが。(中島恵子&山下恵子)
福祉施設へ行っても音楽の切り売り?的な扱いで、利用者のそれぞれに向く音楽という視点をうまく他の専門職に伝えられないもどかしさ、といった体験の披露。
音楽とともに体が動く、ダンスという概念を使うことの意味など。

Aさん、Bさんはともに臨床心理がご専門のM教授の指導を受けている。

1人@5分という制限時間内で話してもらう。
計時には、砂時計。これも、学部学生の教室でやっている雰囲気を和らげる方法の一つです。

【今は周辺部分に見える各療法を社会福祉学の中に位置づける】
私自身は、臨床(個別の客さんと対応するという意味での)の専門家ではないが、
今修士2年のQさんがテーマとする「園芸療法」なども視野におさめると面白い展開になるのでは・・と期待しています。

先行研究ということで
私がGoogleで検索した記事のコピーを例として3人に配布した。

*「高齢者の運動能力開発を目的とした音楽運動療法用楽器の開発」
  (辻下守弘。県立広島大学理学療法科)
*「自閉症スペクトラムの医療・療育・教育」
  (篠田達明、若子理恵、土橋圭子)

21時10分終了。
もうこの時間でもコートは要らない。
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