介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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グローバル・エコノミー

2007-08-07 11:35:24 | 地球→ドイツブログ
民主党の大勝
自民党の惨敗・内閣の支持率低下

先行き不透明ですが
根本には
「このような政治だが、日本の将来はこの調子では
危ないな」
との心配があると思います。

前に
選挙公報を読んでの感想を書きましたが(このブログ7/22)
民主党が世間の関心を誘ったのは
農業政策などで「お金を上げます」
といい「年金に約束どおり1/2の国庫負担をします」
といった高度成長期のパターンでした。
(行政改革で捻出できる範囲を超えています)
(「地方の疲弊を救え」というメッセージは届いた)

出井伸之の『日本進化論』(2007)
の発想では
世界を見渡して
東京も地方も
金融も農業もやっていける
という点に希望があります(このブログ 8/04)。

『グローバル・エコノミー』(有斐閣)
を手に取ったのは
世界の経済はどうなっているのか?
      どうなっていくのか?
について、基礎的な知識が欲しかったからです。
2001年初版、2007年7月新版のこの本は
京都大学大学院教授の岩本武和ほか、5人の国際経済学者による
解説書です。
(335ページ。2100円+税)

結論から言うと
1 グローバル化により、ヨーロッパの福祉国家の将来は
  不透明である。(これまでのままの維持は困難ではないか)
   (同書、p290-p293)
2 グローバル化により、世界の貧困格差も顕著だが、これを
  救うための地球規模での協力枠組みはまだできていない。
   (同書、p193)
ということなので
少しがっかりするとともに
やはり
この先は「学者」ではなく
政治の出番という気がした。
(国内の政治状況と、国際社会とのなんと言う認識のギャップ)

写真は
今朝、登校時。研究室のある6号館の正面です。

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