これから大学へ出かけます。
寝込んではいなかったのですが
嘔吐と下痢で体力を消耗しました。
はるむーん。 さま
genesislife さま
からお見舞いいただきました。
このブログでは
生来の無趣味もあって教養のない文面の上、メッセージも絞らねばと
「講義や演習の予告と補足」というラインで書いていますので
退屈というか、難しいブログとの印象を持っておられる方も多いでしょう。
世間では
いろいろの事件が起こり、テレビなどでは解説に余念がありません。
「事実は小説より奇なりき」ですね。
私の専門などは
書物での知識ですから物事の上っ面をなでているだけですが
教室でのやり取りがもっと活発ならば存在意義も多少はあるとは思っています。
自宅では
あまり仕事臭いものは読まないというすごし方をしている
と、先日書きました。
今、時間をかけて読んでいるのは
『カラマーゾフの兄弟』です。
ご存知、ドストエフスキーの長編です。
10月14日、NHKのテレビで、この新訳をした亀山郁夫先生(今は、東京外国語大学の学長)の話を聞いたのがきっかけです。
昨年刊行された訳が(5巻で)もう46万部売れてると。
どうして、そんな長編が売れているのか?
そこには、先の見通せない、また、混乱の世相を読み解こうという読者が
いるからではと、テレビでは言っていた。
ドストエフスキーは、政治犯としてシベリアの刑務所に10年いた。
そのときに聞いた話を素材にしているとも聞いた。
『カラマゾーフの兄弟』は、この新訳(光文社)で5巻。私は、まとめて5巻購入したのが10月の末、昨日でやっと第2巻を終えたところ。
だから、この話は云々というのはまだ早いが、
描写はやはりいきいきしていますね。
「父殺し」がテーマだというところに現代性があります。
この小説が刊行されたのは、1879年から1880年。
1917年(ロシア革命)前の騒然とした時代。
1866年に、アレクサンドル2世の最初の暗殺事件が起こり、
その犯人が、「ドミートリー・カラコーゾフ」だった。
小説上の主人公とよく似ている名前です。(コ→マ)
大学1年の頃、6人部屋の寮生活でしたが
文学部の友人が、「真実は(社会科学ではなく)文学にあり」
といっていたのを昨日のように思い出します。
*昨日のNHKBShで1700頃
チエコのマルタ・クビショバの半生をやっていました。
音楽・政治・国際社会など深く考えさせられました。
「音楽」には無知の私にも、彼女のような生き方は深く残るものがありました。
寝込んではいなかったのですが
嘔吐と下痢で体力を消耗しました。
はるむーん。 さま
genesislife さま
からお見舞いいただきました。
このブログでは
生来の無趣味もあって教養のない文面の上、メッセージも絞らねばと
「講義や演習の予告と補足」というラインで書いていますので
退屈というか、難しいブログとの印象を持っておられる方も多いでしょう。
世間では
いろいろの事件が起こり、テレビなどでは解説に余念がありません。
「事実は小説より奇なりき」ですね。
私の専門などは
書物での知識ですから物事の上っ面をなでているだけですが
教室でのやり取りがもっと活発ならば存在意義も多少はあるとは思っています。
自宅では
あまり仕事臭いものは読まないというすごし方をしている
と、先日書きました。
今、時間をかけて読んでいるのは
『カラマーゾフの兄弟』です。
ご存知、ドストエフスキーの長編です。
10月14日、NHKのテレビで、この新訳をした亀山郁夫先生(今は、東京外国語大学の学長)の話を聞いたのがきっかけです。
昨年刊行された訳が(5巻で)もう46万部売れてると。
どうして、そんな長編が売れているのか?
そこには、先の見通せない、また、混乱の世相を読み解こうという読者が
いるからではと、テレビでは言っていた。
ドストエフスキーは、政治犯としてシベリアの刑務所に10年いた。
そのときに聞いた話を素材にしているとも聞いた。
『カラマゾーフの兄弟』は、この新訳(光文社)で5巻。私は、まとめて5巻購入したのが10月の末、昨日でやっと第2巻を終えたところ。
だから、この話は云々というのはまだ早いが、
描写はやはりいきいきしていますね。
「父殺し」がテーマだというところに現代性があります。
この小説が刊行されたのは、1879年から1880年。
1917年(ロシア革命)前の騒然とした時代。
1866年に、アレクサンドル2世の最初の暗殺事件が起こり、
その犯人が、「ドミートリー・カラコーゾフ」だった。
小説上の主人公とよく似ている名前です。(コ→マ)
大学1年の頃、6人部屋の寮生活でしたが
文学部の友人が、「真実は(社会科学ではなく)文学にあり」
といっていたのを昨日のように思い出します。
*昨日のNHKBShで1700頃
チエコのマルタ・クビショバの半生をやっていました。
音楽・政治・国際社会など深く考えさせられました。
「音楽」には無知の私にも、彼女のような生き方は深く残るものがありました。
文学とは無縁の生活をしてきた私ですがムイシュキン公爵(白痴)の純粋さに、そしてソーニャ(罪と罰)の健気さに何度涙した事か!
白痴は黒澤映画のリメイク版が有りますが可なり原作を踏襲しながらも日本という風土を充分加味しているので原作を知らなければ黒沢オリジナルと信じ込むでしょう。
でカラマーゾフの兄弟ですが何度かトライしたのですが前出の2作品ほど興味が湧かず(その最大の原因が【長すぎる】ということ)途中で挫折してきました。
※そのうち私も改めてトライしたいと思います。
「白痴」と「罪と罰」は読んでいません。
「・・兄弟」は、新訳に関するテレビをみたから。
文芸春秋2008-1の亀山郁夫稿では、
ドストエフスキーの5作品に
「上記3点が入っています」
「この5つは必ず読みなさい」と。
特に、「白痴」は、18歳ぐらいで読めと。
私には、手遅れな助言です。
しかし、「・・兄弟」は50過ぎてから、というので
私にも機会が。
今日から3冊目に入りましたし、ブログで公表しましたので?最後まで行きそうです。
終わりまで行ったら感想を書きます。
(これまでの訳は知りませんが、亀山訳はいいと思います)