介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1615号  修士論文の構成をめぐって

2008-09-27 17:16:43 | 園芸ケア
私が指導している院生のQさんが
昨日26日研究室に見え
15:30~17:00
修士論文の構成について話し合いました。
前回の話し合いを受けて、Qさんもこの間だいぶ考え・迷ったようです。
大切な時間だったと思い返しています。
*このブログ9月19日(第1582号の記事)を受けて以下に要点を書きます。
 (私とQさん以外には、関係のないことのようですが、後日のために、あるいは進行管理としてこのブログに記録しておくものです)

○ 論文のタイトルや副題の案を吟味しました。
  →もう少し固まってからこのブログに書きます。

○ 「ソーシャルワークにとっての園芸療法」というテーマは、(先日の日本社会福祉学会の個別発表事例が1例しかないという実情を見ても)時期尚早だったので、このスタンスを秘めつつも正面からは書かない。
 *「世の中から半歩進んだことは理解されるが、3歩先を歩くと理解されない」という私の経験則をたとえ話にしました。

○ 園芸療法の結果を考察する場合の、結果と考察の関係を整理しました。
 ・結果は、事例の3つについて丁寧に書くところまで。
 ・考察は、その3事例の結果を総合化する。

 (例えば)
 ・「認知症の多様性・個別性が、園芸療法を介在させることによってより鮮明になった」という結果を、3事例を貫く考察としてまとめる。
  →この部分は、重要ですから、改めて文書化して吟味することに。
  この文章化をするときの核になる概念というか思想が(ソーシャルワークでないとすると何なのか)これからまだ模索することになります。

  例えば、「医療モデル」→「生活モデル」→「統合モデル」
  といったようなフレームワークなどの援用を模索することを示唆しました。

○ スタッフが、園芸療法をポジティブに受けとめていたこと(特に自由記述)は最後の章(終章)で触れることにしました。重要なことだが、本論ではない。

○ 園芸療法を12の指標で毎回、14人について評価したわけですが、その評価をグラフでわかりやすく、昨日は、カラーで印刷してみて、12の区分が読み取れることの確認をしました。

○ あとは、園芸学会など、園芸をめぐる研究状況の見通しについて意見交換というか雑談です。


*写真は、安曇野。安曇野カンポンLIFEからお借りしました。

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