介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2151号 社会福祉士養成の新しい教科書【巻別構成の例】

2009-01-24 12:58:55 | 社会福祉
社会福祉士の養成カリキュラムが改定され、平成21年度から実施されます。
ということは、私が4月から担当する「社会福祉概論」も影響を受けることになります。
大学に入学して初めて「社会福祉学」に触れるわけですから、全体の展望ができないといけないと思います。

初めて教科書シリーズができたときには、編集の手伝いをしたり、分担執筆してりしましたが、もう2廻りも3廻りも世代が交代しています。

これまで、社会福祉士の養成関係でまとまった教科書を発行しているのは、
・中央法規
・ミネルヴァ出版
・有斐閣
・全国社会福祉協議会出版部
などですが、今日現在、各会社のサイトで確認する限り、近く刊行予定のシリーズには、中央法規のものしかみあたりません。

その全体の構成と編集委員を知っておく意味があります。

新・社会福祉士養成講座

全21巻 2009年1月刊行予定 とあります。
私のこのブログでいう「社会福祉学」の範囲も、いちおうこの21巻でカバーする範囲を基本にします。
国家資格の有るメリットは、このように学問の範囲をめぐる論議に一つの基準を設定することですね。
個別の政策や理論をめぐる解釈や方向は内容の問題ですね。

第19巻 権利擁護と成年後見制度はまとまった内容としては、新設ですね。
この巻などは、もう少し、前の方の巻になるよう思いますが・・
いきなり第1巻が「人体の構造・・」というのは社会福祉学の冒頭にしては見識がないようですね。何か、根拠があるのでしょう。
第3巻 社会理論と社会システム
第4巻 現代社会と福祉
が、社会福祉に関する基本的な部分ですね。常識的には、この2つの巻が冒頭でしょうね。
また、タイトルを見る限り先輩の学問分野である社会学の影響が強いようです。
第12巻 社会保障は、医療保険や年金保険を中心にしていると思われます。このことで、日本では、「社会福祉学」には、(狭い意味の)「社会保障」を含む、ことが、いちおう確認されたわけです。
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