『老年精神医学雑誌』第19巻第6号(2008年6月)では、
「最新の認知症ケア」を特集している。
このブログでも、これまで加藤・今井両教授の論文を紹介しました。
石原美智子「認知症ケアの過去、現在、未来」pp.674-679
は、岐阜県新生会の理事長として32年の歩みの中から認知症ケアに取り組んできた経過と課題をまとめている。
石原氏は、厚生労働省社会保障審議会福祉部会委員を務める。
社会福祉法人新生会
に、「総合ケアセンター サンビレッジ新生苑」の事業概況がアップされている。
以下、論文の要点。キーワード風にまとめました。
○ 1976年 特養の開設。
病院と廊下でつながれていることによる専門性の安心感
○ 当時は看護師なども認知症の介護の前では素人同然
○ 1978年 オーストラリアの介護と出会う
○ 特養設置と当時に町内に日赤奉仕団が誕生 ボランティア活動があった
*入所者の7割が認知症
○ 1990年 羽田澄子監督『安心して老いるために』の舞台となる
○ 1996年 日常生活機能評価尺度 DEDL 痴呆症老人生活対応マニュアル施設編
*在宅編 2007年10月 認知症「日常生活」サポートブック
○ 2003年 「2015年の高齢者介護」の持つ意義は大きい。
○ デンマークのカルンボー市長:
「私達の福祉は100年の民主主義の歴史の上にたっている」
○ 2000年 グループホーム開設
○ 専門学校を開設 現場重視の教育
○ 地域医療センターの存在が大きい→2001年4月 ふるさと福祉村研究会
「校舎のない学校」
○ 2006年 「町づくりキャンペーン賞」
○ 2007年10月 JR岐阜駅前43Fの住宅ビルの3Fに医療福祉ゾーン →小さなまちを
○ 医療と一体となった介護
*オーストラリアでは、介護は看護師の仕事で専門性に裏づけられていた
「現在の・・社会は、人と異なることを嫌い、反面、学校教育では偏差値による選別が行われている。・・尊厳という認知症ケアの原点ともなる概念を理解する社会構造にあまり近いとはいえない」 p.679
*写真、
かっての同僚U先生から昨夜届いた暑中見舞いのメールから。北海道の富良野。
「最新の認知症ケア」を特集している。
このブログでも、これまで加藤・今井両教授の論文を紹介しました。
石原美智子「認知症ケアの過去、現在、未来」pp.674-679
は、岐阜県新生会の理事長として32年の歩みの中から認知症ケアに取り組んできた経過と課題をまとめている。
石原氏は、厚生労働省社会保障審議会福祉部会委員を務める。
社会福祉法人新生会
に、「総合ケアセンター サンビレッジ新生苑」の事業概況がアップされている。
以下、論文の要点。キーワード風にまとめました。
○ 1976年 特養の開設。
病院と廊下でつながれていることによる専門性の安心感
○ 当時は看護師なども認知症の介護の前では素人同然
○ 1978年 オーストラリアの介護と出会う
○ 特養設置と当時に町内に日赤奉仕団が誕生 ボランティア活動があった
*入所者の7割が認知症
○ 1990年 羽田澄子監督『安心して老いるために』の舞台となる
○ 1996年 日常生活機能評価尺度 DEDL 痴呆症老人生活対応マニュアル施設編
*在宅編 2007年10月 認知症「日常生活」サポートブック
○ 2003年 「2015年の高齢者介護」の持つ意義は大きい。
○ デンマークのカルンボー市長:
「私達の福祉は100年の民主主義の歴史の上にたっている」
○ 2000年 グループホーム開設
○ 専門学校を開設 現場重視の教育
○ 地域医療センターの存在が大きい→2001年4月 ふるさと福祉村研究会
「校舎のない学校」
○ 2006年 「町づくりキャンペーン賞」
○ 2007年10月 JR岐阜駅前43Fの住宅ビルの3Fに医療福祉ゾーン →小さなまちを
○ 医療と一体となった介護
*オーストラリアでは、介護は看護師の仕事で専門性に裏づけられていた
「現在の・・社会は、人と異なることを嫌い、反面、学校教育では偏差値による選別が行われている。・・尊厳という認知症ケアの原点ともなる概念を理解する社会構造にあまり近いとはいえない」 p.679
*写真、
かっての同僚U先生から昨夜届いた暑中見舞いのメールから。北海道の富良野。