介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3723号 『反貧困のソーシャルワーク実践』(明石書房)

2010-06-03 10:19:18 | ヒューマンサービス
雑用の中で
「根回し」の時間で
テレビの芸能化した政治ニュースを見て
時間を無駄にしたと思ったときには
若い人の実践を書いた本を手にとってみます。

        ☆           ☆           ☆

『反貧困のソーシャルワーク実践/NPO「ほっとポット」の挑戦』(写真)

を読んでいます。

明石書房、初版第1刷2010.06.01

著者たちは、若い社会福祉士です。

藤田孝典 1982年生まれ (編著者)
金子 充 1971    (編著者) 
宮澤 進 1982
富松玲香 1982

第1章 おっちゃんのためにどこまでも/路上での出会いからNPOをつくるまで
第2章 問題解決をめざす創造的な福祉実践/立ちどまらない支援に向けて
第3章 ほっとポットの新しいチャレンジ/貧困最前線からの問題提起
第4章 市民のかかわりが社会を変える/ほっとポットが築く新しい福祉

これまで、社会福祉士については、ネガティブな印象も持ってきましたが、この本を書いた若い社会福祉士たちの活動を知って新しい世代は確実に育っている
社会福祉士という仕事も次第に地歩を広げている
と痛感しました。

自分の無知を恥ずかしく思います。

第1章を読みました。

大学の1年生のときに、1人のホームレスと出会ってから、相談所を開設するまでの、最後まで支援を絶たない姿勢が読み取れます。

・ ホームレスには、誰でもなりうる。
・ 社会福祉学は、あまりに遠すぎる。現実を理想に近づけるための方法についてはほとんど語られていないように思えた。p.30
・ 誰も気づいていないとしても、たいていどこかに解決策が必ずあるということを学んだ。
p.31
・ 粘り強い交渉。8軒目の不動産屋で理解される。「ついに会うべき人に出会った」
・ 必要なのは知識だけではなく理念や考え方、背景や構造を学ぶことでもある p.44
・ 人のつながりは信頼で成り立つ。p.53
・ 地域の人の質問の多くは偏見と誤解によるものだと感じた。p.57


ほっとポット 「資料編」5183から
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