【第2章1】
第2章 「すべり台社会・日本」
1 三層のセーフティネット
は、(1)雇用、
(2)社会保険、
(3)公的扶助
の3つのセーフティネットが働かないで
(4)「すべり台社会」となっている・・・
と、これまで(1)から(4)項までを読んできました。
最後の項(5項目。pp.33-38)は「日本社会に広がる貧困」です。
この項目も、資料に基づいたがっちりした分析が続きます。
【貧困の実態】
主な点について、統計とその出典を略記します。
① 年収200万円未満の人・・・1000万人を超える (民間給与実態統計調査、2006)
② 高齢者 無収入が5.3% 月収10万円未満 40.0% (全日本民主医療機関連合会)
③ 子どもの貧困率 14.3% (ユニセフ、2005年度調査)
④ 貯蓄なし世帯 23.8% (2005年、金融広報中央委員会)
⑤ 労働分配率 1998年 70.9% → 2006年 61.7% (農林中金総合研究所)
【研究者達の試算】
・橘木俊詔&浦川邦夫 推定する生活保護率の捕捉率 16.3% →貧困層は1000万人 (2007)
・駒村康平 捕捉率 18.5% (2007)
・唐鎌直義 所得の低い10%の世帯が全体としてワーキング・プア状態にある(2006)
【国際比較】
p.38
OECD 対日経済審査報告 (2006年7月)
2000年時点の日本の相対的貧困率 15.3% →加盟25か国中5位(貧困の度合いが高い)
18~65歳(生産年齢人口)の相対的貧困率 13.5% (データのある17か国中2位・・・1位はアメリカ)
【サイト】
高齢者生活実態調査の結果
2007年3月15日 全日本民主医療機関連合会
*写真は、9月21日、鹿児島大学農学部の田んぼ。正面に桜島。このすぐ後で夕立がきた。
第2章 「すべり台社会・日本」
1 三層のセーフティネット
は、(1)雇用、
(2)社会保険、
(3)公的扶助
の3つのセーフティネットが働かないで
(4)「すべり台社会」となっている・・・
と、これまで(1)から(4)項までを読んできました。
最後の項(5項目。pp.33-38)は「日本社会に広がる貧困」です。
この項目も、資料に基づいたがっちりした分析が続きます。
【貧困の実態】
主な点について、統計とその出典を略記します。
① 年収200万円未満の人・・・1000万人を超える (民間給与実態統計調査、2006)
② 高齢者 無収入が5.3% 月収10万円未満 40.0% (全日本民主医療機関連合会)
③ 子どもの貧困率 14.3% (ユニセフ、2005年度調査)
④ 貯蓄なし世帯 23.8% (2005年、金融広報中央委員会)
⑤ 労働分配率 1998年 70.9% → 2006年 61.7% (農林中金総合研究所)
【研究者達の試算】
・橘木俊詔&浦川邦夫 推定する生活保護率の捕捉率 16.3% →貧困層は1000万人 (2007)
・駒村康平 捕捉率 18.5% (2007)
・唐鎌直義 所得の低い10%の世帯が全体としてワーキング・プア状態にある(2006)
【国際比較】
p.38
OECD 対日経済審査報告 (2006年7月)
2000年時点の日本の相対的貧困率 15.3% →加盟25か国中5位(貧困の度合いが高い)
18~65歳(生産年齢人口)の相対的貧困率 13.5% (データのある17か国中2位・・・1位はアメリカ)
【サイト】
高齢者生活実態調査の結果
2007年3月15日 全日本民主医療機関連合会
*写真は、9月21日、鹿児島大学農学部の田んぼ。正面に桜島。このすぐ後で夕立がきた。