Allelujah

メタボは大のスクリーン好き。
テレビ、映画、iPadが親友。
もちろん、絶対に自分では認めない。
長いフライトもなんのその、、、、映画をずっと見続ける彼、、、、
その体力に驚くも、そのあとの時差ボケに対する言い訳に私は腹が立つ。飛行機の中では寝とけ！！！！！！

イギリスに到着するなり、チャンスを作っては映画を見に出かける。

なんだか彼、1人で行かせるのは「　悔しくて　」( 理由が子供　)珍しく連日私も映画鑑賞。



「　Allelujah 」


有名な年寄り俳優がずらり。
お客さんも年寄りばっかり。。。


国の保健機関　NHS を引っ張り込んだ、まさに旬なトピックな映画。
舞台は老人ホーム。。。。
色々な状態の老人がそこで世話になってはいるのだが。。。

老人を預ける家族との関係。。。
お金絡み。
政治絡み。
残される家族絡み。
そこに自己中な恐ろしい行動が加わり。。。


ちょうど先日、老人ホームにいるメタボのお父さんに会いに行き。
映画でも息子はお父さんを車椅子に乗せて散策。
( とても綺麗で平和なシーン、、、、メタボ、一旦、トイレで離席。ありえない。)


年をとれるとはありがたい事だ。
不思議な偶然がいっぱい。

しかし、、、

同時にとても悲しくなってくる。
これから本当にどうなっていくのだろう。
先日のアカデミー賞の映画より、私はこの映画の方が好みではあるが、映画を見た後になんだか、どーーーんとした気持ちで落ちる、、、のは確か。

七人のサムライ

やっぱりまた行ってしまった、、、
イギリスで見る黒澤シリーズ！！

「七人のサムライ」

こんなに長い映画であった事を忘れていた。
こんなに迫力があり、ドキドキの映画であった事を忘れていた。

4時間弱の映画。。。。
めちゃ別世界に連れて行ってもらえた。

いざ戦いだ！という時点でそれぞれのキャラクターに親しみ、誰にも死んで欲しくなかった。

結局は殺し合いの映画なのに、笑いがあったり。男女のドキドキがあったり。
映画としてのこのバランス、、、最高じゃないかーー
「七人のサムライ」こんなにいい映画である事を、、、、


忘れていたーーー


私は最前列に座りたかったが、今回はメタボの意見で映画館の真ん中あたりに席を取った。
メタボの目の前にはロン毛ボサボサの若い男子が、、、、


「　ゲー！！こいつ、お客さんの中で1番髪の毛があるじゃないかーー！！」


く！
だからー
最前列で見る映画は悪くないと言ったのに。。。。
私の目の前はちょうど開けて、、、、

救われた！




昔の映画がますます見たくなってきたーーーーーー

飛蚊症？！

数週間前から気になってた、、、、
なんだか目に何かが入ってる。


ゴミ？


目の前を小さな虫が飛んでる？



気持ち悪いなあ、、、、、



イギリスには眼科などない。
相当具合が悪くなってやっと専門医に会える？会えない？という感じ、、、、
目が気になるならまず眼鏡屋で目の検査の予約を入れる事に。



これまたなかなか、、、、予約が取れない。
やっと予約が取れて眼鏡屋に行く。



「　60歳以上の方の目の検査は無料ですねーサインだけお願います。」



え？
無料？
喜んでいいのか？




結局、、、、
目に異常があるわけでは無く。
目の前に虫が飛んでいるような状態は治療もできず。感覚的に慣れて過ごすしかない、、、、と、、、、
状態がもっと悪くなったらまた来てください。





えーーーーー

違うエイドリアン

神様にずっとお願いしていた。。。。

偶然にエイドリアンがカフェに入って来ないかなあ、、、、と、、、、


エイドリアンは大昔、東京で働いていた時に知り合った人。
イギリス人だったし。気があった。
私がロンドンで暮らしていた時、一度彼を訪ねた。彼はブリストル近くのヤットンという駅に自宅があり。ブリストルからの短い電車を捕まえて彼に会いに行ったっけ。交友関係の広い人で、私が彼に会いに行った時はオーストリアからも彼に会いに来ていた人もいて、彼の実家にはいろんな人が泊まっていたっけ。。。


エイドリアン、、、、
とても話しやすい人だった、、、
年も同じ感じで、、、、


彼に会いに行った時、彼は日本人の奥さんと一緒だった。


facebookでエイドリアンを見つけメッセージを送ってみたが返事無く。
しつこくするのは失礼だと思いそれ以上メッセージは送ってはいない。



ただ、、、実家がブリストルの近くならば、、、、ブリストルの隣りのバースに偶然に来るとか、、、、ゼロではないだろう、、、、、偶然にエイドリアンに会いたい、、、、神様、、、、エイドリアンに会わせてーーーー



こんな思いがあったせいで、、、


「　え？！エイドリアン？？！！　同じ年だねーーーー」


カフェのお客さんのエイドリアンとはすんなり話しが、、、


「　連絡先、交換しようよ。」




エイドリアンはシンガポール人の奥さんが25歳のお嬢さんと一緒にシンガポールに住み。イギリスの自宅を彼が1人で守っていて。
私はイギリス人の旦那が東京で働き、21歳の娘はロンドンで大学生。バースの自宅を私が1人で守っていて。


なんだか共通点が多い。。。。
春休みでメタボがイギリスに戻り。
エイドリアンの奥さんもイギリスに戻る。


お互いの電話番号とメールアドレスを交換した。
エイドリアンからもらった紙切れを仕事の終わりに見直す。彼の字を見てもなんだか温厚そうなのがわかった。。。。





え？
自宅に到着しエイドリアンの連絡先を携帯電話に入れようとするとその紙切れが、、、、、



無い！



コートのポケットに入れたのに、、、、無い、、、、、



まずい。
やばい。



雨の中、、、もう一度外に出た。





落ちてびっしょり濡れた紙切れ。。。。
見つけてよかった。。。。




エイドリアン、、、、
神様は、、、

どうしてあのエイドリアンとは引き合わせてくれなかったんだろう？
どうしてこのエイドリアンだったのか？

ついていけない。。。

私がのほほーーーんと今まで来たせいなのか。。。。

結局、、、、
パリス、、、
( パリスの話、まだ続く、、、、)

お母さんの新しい彼、、、パリスの本当のお父さんではないお義父さんとはおりが合わなかったパリスは、ボーイフレンド、ダニーの事がきっかけで家を出る事に。現在、ダニーの家族と生活をするパリス。通っていた高校はやめ秋からは専門学校に通い直す事に。パリスの家族にすると、そんな行動をパリスにふっかけたのはダニーのせいだとダニーの事を大批判。自分の息子をそこまで言われると、お宅の娘の育て方はどうなんだとダニーの家族は、パリスの家族を大批判。お互いの家族は最悪の状態。ロミオとジュリエット、、、状態、、、


そんな生活が始まって半年ちょっと、、、、か、、、
パリスはやっとお姉さんの誕生日を祝える状態にまで落ち着いた。2人で会ってネイルサロンに行ったり過ごし、その後家族と食事をしたらしい。。。。久しぶりの家族再会。お義父さんはダニー批判が炸裂だったらしい。


その間、、、、、ダニーの家では、、、、事故にあってすぐに病院に行かなかったダニー。。。。具合が急変し救急車を呼ぶ事態。パリスが家族との食事を終えて夜遅く戻るとダニーはすでに病院へ、、、、
純愛パリス、、、、大パニック。
ダニーの状態、、、病院入りが遅かったら昏睡状態に陥っていた、、、、、、かも、、、、、、だったらしい。。。。
昏睡状態！！！！


そこでパリス、、、、ダニーには2人の小さな妹もいるし、ダニーのご両親を起こすのも気が引けて、運転ができる友人のベンに連絡をとった、、、、それが、実際には2時ではなく、、、まあ12時ごろだったらしい。。。。




「　彼が昏睡状態になってたかもなんて言われたら、家で待ってなんていられないじゃない？？？それを批判するだなんて、あいつ、絶対冷血！！！！わかってるけど、本当に嫌なやつだわ！！！！！！」


サミーのカフェオーナー批判炸裂。。。。



これ、、、、ドラマ？！
こんな話し、、、東京にいた時は聞いた事ないんだけど、、、、
平和ボケ？





そんな大騒ぎだったダニー。。。
自宅に戻ってからまだ100%じゃないのに、仲間と出かけたらしい。





私は、、、
どうかと思う、、、、けど、、、、ね、、、、

非常識？常識？？

カフェに17歳のパリスが仲間に入って1年経った。
彼女はカフェオーナーのお気に入り。





明らかに






お気に入り。






50歳になるゲイのカフェオーナーを17歳のパリスは振り回す。
彼はその刺激を楽しんでいるのか、、、、
彼はこういう刺激を人生に求めているのか、、、、


「　パリスの彼が自動車事故にあって、彼女が働けない。代わってくれないか？」


こんなメッセージを受け取ったのは熟睡していた朝、、、
パリスがお金が必要だからと、私から金曜日勤務を奪い取った後の出来事。。。。


月曜日には話しが大きくなっていた、、、、
朝、出勤するなりオーナーはパリスの話しを始めた。。。。


「　パリス、、、、明け方の2時にベンを起こして車でダニーが運ばれた病院に連れていってくれと頼んだんだよ！ありえない！！！ベンは翌日、学校とバイトがあったのに、、、よくそんな事を頼んだものだ。。。。彼女の行動には呆れる。」

え？！
明け方2時？！
ベンとパリスはもう近所には住んではいない、、、、


私も驚き。
カフェオーナーと同じ気持ちで、、、えーーーパリス、、、、そういう行動ってどう？？？？と思った。


そのあと、パリスが出勤、、、
カフェオーナーはベンを引っ張り出したパリスの行動は普通じゃないと真っ赤な顔で批判。
珍しく2人の間に会話が途切れた。。。。



カフェオーナーの姿が無くなると、パリスが私を捕まえた、、、、

「　なぜあんなふうに怒られるのかわからないわ！！！　」

全然、動じていないパリス、、、、
え？！
だって。。。。

「　オーナーはあなたの事を心配してるのよ、、、」




こんな話しをサミーに報告。
サミー。。。。



「　あいつ、本当に最低だよ！！！ベンを呼んだり、ベンが来てくれたりって友人として当然じゃない？？私だって同じ行動取るよ。あいつには友達がいないから、そんな言い方ができるんだよ！！！最低だよ！！！可哀想に、、、パリス、、、」



えーー
そこ？！？！


翌日、サミーとパリスと私で働く。
実際に何が起こったのかパリスはサミーに説明した。
2人が話し始めると必然的に私は1人お客さん対応。実際に起こった話しは途切れ途切れで、やっぱり、実際に何が起こったのkか理解できず。


「　えーー　そんな状況だったのなら私だって絶対に病院に駆け込む！！！！　それを責めるだなんて、あいつ、本当に最低ーー理解できないよ。」



うーーーそういう事なのお？！？！
パリスの彼、、、
雪だの道が凍るだのという天気予報だった日、早朝出勤。朝4時に車が転倒する事故にあった。
それでもすぐに病院へは行かなかった彼、、、、後になって大騒ぎになったもよう。。。。翌日？救急車騒ぎ。救急車にはパリスは乗れず。夜9時すぎに病院に連れて行かれた彼、、、そのあとどうなって明け方2時にベンを呼ぶ事になったのか、、、、歯痒い私の英語力ではわかっていない、、、、



くーー
今日、サミーに聞いてみる、、、、



が、、、
2時に遠くに住む友人を起こして病院に押し掛けるって、、、、純愛？！私には無くなっちゃった気持ち？
私が非常識？！

Everything everywhere all at once

「　見に行こうよ！　」


まあ、、、
1人だったらよっぽどでもないと、仕事終わり直行で映画を見に行こうとは思わないな。。。
これもこれでいいか。。。。



アカデミー賞をいっぱいもらった映画、、、
「　Everything everywhere all at once 」
さっそく見に行くことに。


日本でも公開されているな。。。
みなさんの感想はいかに？？




私？






うーーーん。
正直、、、、、、、、、、
私がのめり込むタイプの映画ではなかった。こういう映画／話が好きな人は多いとは思うが、、、
私が笑えるジョークではなかった。
撮影したチーム、編集や衣装のチームは大変だったと思うけど、、、、





うーーん、、、、
最後までなんだかよくわからない映画であった😳😳



ミシェルヨーの手が、、、、びっくりだった、、、、
わざとなのか？
手は正直なのか？？

ミシェルヨーも私も60歳、同じ年ーーーーーー！！

同じ年

昔はもっと沢山映画を見たものだ。。。。
最近はすっかり、、、


日本語字幕が恋しい。。。


メタボの映画ファンは健在。
だいたい彼はテレビが大好き。スクリーンでドラマなりドキュメンタリーを見るのが大好き。


「　オスカーだよ！！　」


時差ありで遅れながらもアカデミー賞のハイライトをテレビで見ることに。。。



主演俳優賞はマレーシア出身のミシェルヨーに輝いた。
ミシェルヨーって、、、、









私と同じ年😳

羅生門

黒澤明監督の「　羅生門　」　をイギリスで見た。
有名な映画なのに私は初めての作品。

小さな映画館は年寄りのお客さんでほぼ満員。

最近のガチャガチャした映画とは違い、沈黙のシーンの長い事。
やっぱり外国映画だなあ。
隣のイギリス人女性は寝ていた。。。。。

私は日本の昔の映画がもっと見たくなった、、、
いや、、、日本というか、、、昔の映画が懐かしい。
最近の映画のコンピュータを駆使したような作品ではなく、人間生活ありのままの映画。。。。

自宅に戻ってからはそのまま日本映画モード。引き続いて黒澤映画を見た。

「　椿三十郎　」

ありゃ、、、英語字幕無し。。。1人で黒澤鑑賞。
何時見ても好きな作品。
この時代の映画、、、もっと見たくなって来た、、、、




さて地元映画館の黒澤シリーズ、来週は「　７人の侍　」
英語字幕なのでメタボも楽しめるのがいいのだが、チケット、残っているかな？！

どこで、、、

子供を産んだのが39歳。。。
その子供は大きくはなったが、まだ大学生。
子供のこれからをなるべく長く見ていたい。。。
大学を卒業して別の学校に入るかもしれない。
働き始めて外国で暮らすかもしれない。
今の彼とずっと一緒なのか？新しい出会いがあるのか？
子供を持って家庭という新しい世界を築くかもしれない。
なるべく、なるべく、つかず離れず、彼女のこの先を見守りたい。。。。




メタボのお父さんを訪ねた。
ウインチェスターというお金持ちの地域の老人ホームにいる。
メタボの東京のアパートより広いのでは？という部屋をあてがわれ、お世話をしてくれるアジア人がちらほら。
5年ちょっと前から調子がおかしく、それが原因で片目失明。別の目も具合悪くほとんどぼやけた世界にいるらしい。
テレビも見れないし。
手紙も読めない。
そのため1人で歩く事が困難になり、車椅子。
足腰はどんどん弱くなった。



30年前、、、メタボのお父さんに初めて会うというので緊張して選んだ靴下、、クリスマスプレゼントだったな、、、、この色の靴下は履かないとはっきり言われたのを覚えている私は、相当、暗い性格なのか。。。。当時はびっくりした。今では事実として受け入れている。あのお父さん、、、痩せて。転んで。青い目の周りは真っ赤。見えない目で必死に食べようとする姿、、、こんな姿になっても、娘、、、メタボ妹( 精神病　)からお金をせびられている。。。。


メタボが車椅子を押して外に出ることにした。本当は毎日、少しでも外を回りたいだろうが、車椅子を押してくれる人がいない。メタボが来て良かったと思った。右いってまっすぐで、、、、え？これでは目指す教会には辿りつかないよーー　


「　ごめん、、、道、、、、忘れてしまった、、、」


あんなに道感覚が良かったお父さん、、、

ウインチェスターの有名な教会。立派な入場料が、、、大人が10ポンド！2000円近いーーー　だいたい、、、お父さんは目が見えないし。。。それでも少しでいいから入り口だけにでも入れてもらおうと、強行に教会に入る。車椅子のお父さんはいきなりおしゃべりになり、日本から息子が来てくれてちょっとだけ教会を見せたい、、、2分だけ、、、そこはキリスト教徒の皆さん、、、それはそれは、、、少しだけならと別の入り口から無料で教会の中に入れてもらい、、、出口はあちらだと指を指された。。。



出口には寄付金を募るこんな物が、、、コンタクトレスカードで5ポンド！！
恐るべきウインチェスター、、、


目が見えていた時は教会にもよく来て、そのあと教会横のカフェに寄ったとの事でそのルートを辿る。
古い教会の横のカフェはモダンに作り直され別世界。
気がつくと外人は私だけ？！周りは白人のいかにも裕福そうで幸せそうな人たちばかり。


「　白人が多いですねー　」


お父さんに話しかけると、、、、


「　こうあるべきだから、、、」



メタボは立ち上がって水を取りに行った。。。。。
メタボとお父さんは政治観が正反対。ものすごい喧嘩に発展する。嫌な空気を悟った私、、、、



「　お父さんの部屋は暖かくて良かったですねー　」



車椅子を押して老人ホームに戻ると、ひっそりーーーーー　住人のみなさん、それぞれの部屋に戻ったのかな。。。誰もいない。スタッフもいない。しーーん。
そのまま車椅子をおしてお父さんの部屋に。。。
部屋はめちゃくちゃ。
だがそのように覚えているお父さん、、、物をどかされると逆ギレ。だれも何もできない。。。。




目が見えないお父さん、、、
夕方4時、、、
広い部屋に1人、、、
すごい音量のラジオをつけて、、、座った。。。。




あああ、、、
私はどこで年をとるのか。。。。。
この先、どうなっちゃうんだろう。。。
すごく不安になった。。。。



根暗ってダメだな。。。。
自宅に戻り、、、顔が真っ赤なメタボ、、、、興奮してる、、、、



「　お父さんにはまた会いに行くけど、、、あの差別用語をお父さんが口にするとは、、、殴りそうになったよ、、、信じられないよ。。。。　」


聞いた事もなかったその差別用語、、、
イギリスで使われる物で、アフリカ人とアジア人に対する物だそうで、、、、





え？
アジア人って私も入ってるじゃん？！