knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

パムおばあさんと

2014-05-22 20:58:48 | 生活独り言
毎月、一番最後の水曜日にボランティアということで、ジョイおばさんと一緒に博物館の中のハーブショップの店員をやることになった私。。。。

それが、毎月2回となり、、、、毎週来れますと言うと喜んでもらえそうな状況。。。
ハーブショップというと、、、聞こえがいいのだが、半分外のような場所でかなり寒いらしく、、、ボランティアの仕事としては人気がないらしい。。。


先週はアリソンというおばさんと組み、100ポンド以上の売り上げをだした。
今週は、急遽働けなくなったというアリソンおばさんんの代わりに、わたしがまた担当することに。。。

今回のパートナーは、、、パムという女性。
お年寄りだけど、パムもとてもいい人だから、、、というアリソンおばさんからの一言があり。
誰と働くことになろうとも、、、当たって砕けろーーーー!

とにかく1時に博物館に到着。
ボランティア到着の記帳を済ませたのだが、あれ? パムの名前がない、、、、

え?あたしが一番のりか、、、?
先週、アリソンおばさんにお店の鍵の在処や、お店の始め方を聞いておいてよかったよ。。。
鍵は、博物館の食道のおばさんが持っている。
先週、言われた事を思い出して、、、、鍵をもらいなんとかお店を開けてみた。。。。数分後、、、




そこには、、、完全白髪、、、杖をついたおばあさんが、、、、



お! パム!????
杖をつくほどのおばあさんとは。。。。


” はろー! パムさんですか? ”

元気よく(?) 友達感覚で切り出した私にたいして、、、パムおばあさんは、、、


” How do you do ! ? "


おーーー 中学の最初に、英語の教科書ではさんざん繰り返したフレーズなのだが、、、生の外人が話すのを初めて聞いたかもしれない、、、



” あなたね、、、○○○は。。。。 アリソンから聞きました。 どれぐらいいるの? ”

” えっと、、、これが、5回目、、、あれ?4回目です、、、 ”

” 違う、違う、、、何時からここにいるの? 待たせてしまったかしら? ”



あたり優しく、、、こんななんちゃって英語人にも対等に接してくれる。。。。やっぱりパムおばあさんもいい人だ。。。ほっ。。。

二人でさっそく、ハーブショップの売りである花束を作り始める。
さっきは杖を使って歩いていたパムおばあさん、あの杖はお店の奥に置き、手際よく作業を続けた。
バースに引っ越して来て5年。このボランティアを始めて5年。

” どうしてバースに引っ越してこらえたのですか? ”

” 娘がね、、、いるのよ。やっぱりねえ、、、年をとって体が弱くなるとね、、、何かの時に手が必要になるでしょ。そういう時はやはり女の子が頼りになるし、よく気を使ってくれるの。娘たちが住むバースに引っ越して来たのよ。娘が二人、息子が二人いるけどね、、、、 やっぱり女の子なのよ。  ”


話をしならばみるみるうちに花束は完成。
わたしが作った花束本日第一号はすぐに売れた!!! 

観光バスが到着するたびに、庭好きのおばちゃんたちがハーブやお花の苗をちょこちょこと買い物してくれる。
パムおばあさんは、上手にお客さんと話をしながら、確実に引き算、足し算をこなして完璧な仕事ぶり!
ハーブや花の苗の枯れてしまった葉っぱの部分を切り落とす作業を一緒にし。。。苗たちに水をまき、、、、そろそろでしょ、、、、


” ちょっと座りましょうよ! ”

一旦、お客がひいたので、お店の前の椅子にすわることに。。。。そうだ、、、パムおばあさんは本当におばあさんなんだもの。。。。あたしが気を使ったあげないと。。。。

” お茶を持ってきます。ミルクティでいいですか? ”

” それはいい考えだわ! 砂糖はいれないでね。 ”


そして始まったのが身の上話。。。。

” Do you mind if,,,, ”
と、切り出してバムおばあさんの年齢を聞いてみた。答えは、、、



” No,,, "



ノー と、即答だったため、失礼なことを聞いたか、、、と一瞬思いきや、、、 Do you mind(気にしますか? )、、、、に対しての答え Noだから、気にしない、大丈夫だと肯定されたんだ。。。。
理解するのに時間がかかり、、、まずい、、、、

” 89歳よ。 ”




89歳でもボランティアで働き、89歳でもクルマを運転する。。。。
バースへはお嬢さんの近所がいいということで引っ越されたのだが、同居しているわけではなく。子どもたちとは独立して生活されているとのこと。
時々、お友達が泊まりに来てくれて、そのお友達と8日間のスコットランド旅行にもうすぐ出かけるとのこと。
パムおばあさんは元お医者さん、、、、旦那様は外科医、、、、お子様もお医者さんで、お孫さんもお医者さん。。。。。
孫の一人は先日結婚され、彼はイギリス海軍でお医者さんをされているということで結婚式も軍服で行われ、たいそう、かっこ良かったと。。。。


” 旦那さんがイギリス人なの? ’

” そうなんです。わたしは日本人なんですけど、、、 ”

” 地震は大変だったわね。”


日本人といってあの大地震を気遣うコメントが出たのはびっくり。。。2011年の地震があってからは数年たっているし、イギリス人のおばあさんがそこまで世界のことに気を掛けて覚えているとは。。。
そこはやっぱり元お医者さんだからか、、、?? 

” あなたのような義理のお母さんが持ちたかったです。旦那のお母さんは早くに亡くなっているので。。。義理の妹は精神病だし、、、義理のお父さんは年を取っていることを認めない頑固親父に変わって来てしまって、、、 ”



” 精神病患者は、、、大変ね。。。。それにそのお父さんも難しそうね。。。。大変そうだわ、、、あなたの状況、、、、 ”



誰にも変えられない自分の周りの環境ではあるのだが、、、このような一言はとてもありがたい。。。。共感してもらえる嬉しさ、、、、
元お医者さんだから??? 話を聞くのもとてもお上手、、、、

” ジョイおばさんを通じてこのボランティアを知ったのですが、働く事になって本当によかったです。アリソンやオードリーやみなさん、いい方ばかりで、、、 ”

” 新しい人に会うというのはとてもいいと思うわ。英語の勉強にもなるわよね! ”

来たーーーー そういうアングルかあ、、、、英語の勉強とは、、、、、
パムおばあさんはそういって、あたしの英語を直してくれた。
おばあさんと話している気がまったくしない。パムおばあさんをすぐそこに感じる。ものすごくしっかりしている。
元お医者さんだから???


” どこに住んでいるのですか? ”
” お子さんは何人? お子さんはどちらに住んでいるのですか? ”
” ここのボランティア以外、毎日、何をしているんですか? ”
” もともとはどこの出身の人ですか? ”
” 何の専門のお医者さんだったのですか? ”


お茶を飲みながら、どんどん質問してみた。







しかし、、、、その外科医だった旦那様と現在まだ一緒かどうかは、、、、聞けなかった。。。。



89歳、、、現役ドライバー、、、、、今度は駐車テクニックを伝授願おうか、、、、
今度はどんなおばあさんと一緒に仕事をすることになるのだろう、、、、

ハーブショップでのボランティア、、、、天気がよい限り、、、、なんだかすごく面白いーーーーーー!! 



















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2 コメント

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澄子ちゃん (ままみあ)
2014-06-12 08:25:19
家族は選べないから余計、納得いかないことって多いよね。。。
パムさんは他人だから、、、何を話してくれても許せるわ。。。
ボランティアをしているような女性は、生活に余裕があるとしか思えないよ。。。

しかし、本当、いい人に出会えてよかったです。
英語がもっと上手だったらもっといいのにって、、、最近、また自己嫌悪ですが。。。
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Unknown (澄子)
2014-06-05 03:53:42
元お医者さんでも『私は医者よ!フフン!』って言う鼻持ちならないタイプと、パムおばあさんの様な方、二タイプに別れると思います。
幸いな事にGママもパムおばあさんと同じ様なタイプなので本当に色んな事が話しやすいし、勉強は勿論の事、頭も良い人なので理解力が早いですよね!
私は自分の祖母が憎くて憎くて仕方ないのですが、それを人に言うと、『おばあちゃんなんだから大事にしなきゃ』『おばあちゃんが居たから今の澄子が居るんだよ』と良く言われます。
そんな事は分かっているんです。そんな陳腐な言葉じゃ覆いきれない程嫌いなのです。
そんな状況を、Gよりもママの方が理解をしてくれます。
頭の良い義母で本当に良かった。
良い人に沢山会えて良いですね!
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