今度うちのバンドで、僕が鍵盤楽器をレコーディングすることになったので、
練習用のキーボードを買った。
いわゆる「カシオトーン」というやつだ。
ミニ鍵盤ではハッキリ言って練習にならないので、普通サイズの鍵盤で、
49鍵のタイプにした。
4オクターブあれば、たいていの練習には間に合う。
しかし、鍵盤楽器を弾くのは学生時代以来だ。
もともと習っていたわけではないので、単純なコード弾きにも苦労する。
気がついたら、かなりの時間が経過している。
ついつい、本業のギターよりも真剣に練習してしまったようだ。
僕はピアノの音が好きだ。
ピアノというと、なんだかお嬢様っぽくて、気高くて、
なかなか近寄りがたい雰囲気を持っているイメージがある。
ピアノを弾くのは、一筋縄ではいかない。
仲良くなりたいのに、なかなか近づけない。
ピアノという楽器は、憧れの的なのだ。
中学時代、ピアノが上手な女の子を好きになったことがある。
背が高くて、髪も長くて、成績もトップクラスで、
笑顔が素敵な女の子だった。
でも想いを伝えることなく、別々の高校に進んだ。
今、彼女は何をしているんだろう……!?
彼女は、僕の思い出の中だけに生きている。
何年経っても、あのときのままで……。
だから、逢わないほうがいいのかもしれない。
たとえもし逢う機会があったとしても……。
ピアノという楽器に、今でも彼女の姿を重ね合わせる。
僕にとって、ピアノという楽器は手の届かない存在なのだ。
……おそらく、永遠に。
練習用のキーボードを買った。
いわゆる「カシオトーン」というやつだ。
ミニ鍵盤ではハッキリ言って練習にならないので、普通サイズの鍵盤で、
49鍵のタイプにした。
4オクターブあれば、たいていの練習には間に合う。
しかし、鍵盤楽器を弾くのは学生時代以来だ。
もともと習っていたわけではないので、単純なコード弾きにも苦労する。
気がついたら、かなりの時間が経過している。
ついつい、本業のギターよりも真剣に練習してしまったようだ。
僕はピアノの音が好きだ。
ピアノというと、なんだかお嬢様っぽくて、気高くて、
なかなか近寄りがたい雰囲気を持っているイメージがある。
ピアノを弾くのは、一筋縄ではいかない。
仲良くなりたいのに、なかなか近づけない。
ピアノという楽器は、憧れの的なのだ。
中学時代、ピアノが上手な女の子を好きになったことがある。
背が高くて、髪も長くて、成績もトップクラスで、
笑顔が素敵な女の子だった。
でも想いを伝えることなく、別々の高校に進んだ。
今、彼女は何をしているんだろう……!?
彼女は、僕の思い出の中だけに生きている。
何年経っても、あのときのままで……。
だから、逢わないほうがいいのかもしれない。
たとえもし逢う機会があったとしても……。
ピアノという楽器に、今でも彼女の姿を重ね合わせる。
僕にとって、ピアノという楽器は手の届かない存在なのだ。
……おそらく、永遠に。