ボリビア カミナンド記

大統領選挙 1

この12月18日はボリビアの大統領選挙の日だ。

今の大統領は選挙で選ばれたのではなく、前大統領が天然ガスに関する法律運用のごたごたや、地方へ自治権の委譲をすることにうまく舵取りができなかったことで辞任に追い込まれての、代行大統領なのだ。今年の6月からなんと約半年だけの大統領。

これはまれな例ではなく、何かが起こるとすぐ大統領が代わる。ボリビアの大統領の平均在任期間は3年弱と短い。

政党同士がぶつかり合い、どちらも一歩も引こうとはせず、大統領は自滅・・・というのがこの6月の大統領交代劇。どうも、国民は政権がつぶれても仕方ないと思っているように見える。

もっとも前前大統領は横領という方法で自分の財産を増やすのにキュウキュウとして国民の方を見てこなかったらしいので(今、裁判になっている)、国民が政府を信用してないのも事実。そんなものが尾をひているのかどうかわからないが、今回の大統領選挙は前回の市長選挙に比べてずいぶん低調な選挙戦だ。国民はあきらめているのかもしれない。

写真はそれでも少しは選挙らしくなってきた街中。雇われているのかボランティアなのか、若い人たちが大統領候補者のポスターを電柱に糊付けして行った。ちょっと!競争相手のポスターの上にまで貼る?人としてのモラルはないの?
ちなみにポスターはどこへでもお構いなしに貼っている。信号にも、自分の車の窓にも、街路樹にも! 官も民も鷹揚なのか大雑把なのかわからない。
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