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ピエール瀧主演 映画「水平線」十三4月13日公開

2024-04-10 22:20:36 | 2024年関西公開作

(C)2023 STUDIO NAYURA

 

十三シアターセブン

4月13日(土)公開

2024年
4/13(土)
15:40(~17:44)
4/14(日) 10:35(~12:39)
4/15(月)~19(金) 15:20(~17:24)



ピエール瀧主演
映画「水平線」

(HP)

 

【公式】映画『水平線』オフィシャルサイト

 



(予告編)

 

映画『水平線』予告編

 



<あらすじ>
ある遺骨をめぐる父と娘の物語
震災で妻を失った井口真吾(ピエール瀧)は
福島の港町で娘の奈生(栗林藍希)と二人暮らし。
酒好きでだらしない一面もあるが、
生活困窮者や高齢者を相手に
格安で請け負う散骨業を営んでいる。
一方、水産加工場で働く奈生は
遺骨の見つからない母の死を未だ消化できないでいた。
そんな日々の中、松山(遊屋慎太郎)という若い男が
亡くなった兄の散骨の手続きにやってくる。
何か複雑な事情を抱えた様子を察する真吾だったが、
その遺骨を預かる。
ある日、ジャーナリストの江田(足立智充)が
真吾の元を訪れ、先日持ち込まれた遺骨が
世間を一時震撼させた殺人犯のものであると告げる。
震災で多くの人が眠るこの海に
殺人犯の骨を撒くのかと言う江田に対し、
無関係な人間が口を出すことじゃないと相手にしない真吾。
しかしその後も被害者家族と
真吾のやりとりをSNSで拡散するなど、
江田の執拗な取材は続く。
拡散された動画を目にした奈生は言葉を失う。
奈生から強く散骨を反対された真吾は、
遺骨の見つからない妻への思いも相まって、
「骨に価値なんかない」とはぐらかすが、
奈生は「ほんの一欠片だけでもお母さんの骨が欲しい」
と呟き、家を出て行ってしまう。

葛藤の末、真吾は江田の誘いに乗り遺骨を返しに行くが、
除染現場で懸命に働く松山の姿を目の当たりにし、踵を返す。
船を借り、一人沖へと出た真吾は
朝焼けの海へ遺灰を散骨する。
そして、散骨を巡って真吾と奈生は
積年の思いをぶつけ合うが。

<高橋裕之のシネマ感>
福島県の港町が舞台の
今年の3・11映画のうちの
1本である。

これも一筋縄ではいかない
色んなテーマが絡んでいる作品。

震災、散骨、殺人犯、放射能、
火葬証明書、取材、拡散、など。

人々の”想い”の心でのぶつかり合い。

こう言うことが「散骨問題」になるんだ。
被害者と加害者じゃないのに・・・

殺人犯の人格は、やはりないのかな?
両極端の考え方があるね。

難しい問題だけど
向き合わなくてはならない。

報道の在り方も
少し描かれている。

個人的にシネスコサイズだと
”THE邦画”と思ってしまう。

ピエール瀧は
やはり良い役者さんだと思う。

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