本日1月31日は、児童文学『クマのプーさん』の作者であるA・A・ミルンさんが亡くなった日です。
ミルンさんは1882年(明治15年)、イギリスはロンドン生まれのスコットランド人。私立男子校の校長であったJ・V・ミルン氏の末息子として生まれ、父親の教育方針により自然と多く触れ合いながら成長しました。
A・Aはアラン・アレクサンダーの略で、ミルンさんの正式な名前はアラン・アレクサンダー・ミルンとなります。
ミルンさんはケンブリッジ大学に進学後、英国のユーモア雑誌「パンチ」に投稿するなど執筆に勤しんでいました。その「パンチ」で編集助手を勤めたのち、作家として独立して活躍したのです。
『プーさん』シリーズは、息子のクリストファー・ロビンのために書かれた児童文学で、物語には息子と同名の人物が主人公として登場しています。ぬいぐるみのクマのプーも、クリストファー・ロビンが実際に持っていた玩具だったそうです。
児童文学『クマのプーさん』が書かれたのは1926年(大正15年)と、すでに90年以上も前の本なのですね。
私はかつてイギリス旅行をしたとき、物語の舞台となった「プーさんの森」を訪ねたことがあります。森は今でも当時の風情を残しており、物語に登場する「プーの棒投げ橋」やミルンさん一家が住んでいた住宅の変わらぬ姿も見ることができました。
今ではなつかしい旅の思い出です。
(※画像はミルン作『クマのプーさん』岩波少年文庫)
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