明日5月1日より元号が「平成」から「令和」に変わって新しい時代がスタートします。
『令和(れいわ)』は万葉集・巻五の「梅花の歌の序」にある一文から採られたものと発表されました。その一文とは…
時に初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡 前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す
(時は初春の令月で、空気は美しく風は和やかで、梅は鏡の前の美女が白粉で装うように花開き、蘭の花は衣に纏うお香のように薫っている)
というものだそうです。
まさしく美しく気品があり、新しい時代にピッタリの元号ではないでしょうか。
『令和』の「令」には「命じる」「掟」「おさ(長官)」のほかに「立派な」や「良い」という意味があります。
私たちが一般的に使う「令息」「令嬢」「令夫人」「令名」など、人を誉めるときにも使われている漢字です。
「令月」は陰暦2月の異称で、「何をするにも良い月」「めでたい月」という意味を持ちます。
良き月に梅の花が開き、風が優しく吹いて蘭の花が薫っている…と心和む風景が目に浮かびますね。
新しい世『令和』もそういう時代になってほしいと願っております。
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