季節のブログ『ほっとひといき・四季の便り』

日本の美しい四季の移り変わりのなかで、季節の風景や食べ物など何気ない日常を綴る日記です

『ご愛読ありがとうございました』

2019年05月01日 | 四季のことのは

当ブログをいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。

先にお知らせ申し上げましたように、当ブログは4月末を持ちましていったんお休みをいただいております。

これまでご愛読いただきましたみなさまには心から感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げております。


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『新しい世・元号は「令和」に』

2019年04月30日 | 四季のことのは

明日5月1日より元号が「平成」から「令和」に変わって新しい時代がスタートします。

『令和(れいわ)』は万葉集・巻五の「梅花の歌の序」にある一文から採られたものと発表されました。その一文とは…

時に初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡 前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す

(時は初春の令月で、空気は美しく風は和やかで、梅は鏡の前の美女が白粉で装うように花開き、蘭の花は衣に纏うお香のように薫っている)

というものだそうです。

まさしく美しく気品があり、新しい時代にピッタリの元号ではないでしょうか。

『令和』の「令」には「命じる」「掟」「おさ(長官)」のほかに「立派な」や「良い」という意味があります。

私たちが一般的に使う「令息」「令嬢」「令夫人」「令名」など、人を誉めるときにも使われている漢字です。

「令月」は陰暦2月の異称で、「何をするにも良い月」「めでたい月」という意味を持ちます。

良き月に梅の花が開き、風が優しく吹いて蘭の花が薫っている…と心和む風景が目に浮かびますね。

新しい世『令和』もそういう時代になってほしいと願っております。

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『名曲エリーゼのために・その秘密』

2019年04月27日 | 季節のきねんび

本日は名曲『エリーゼのために』が作曲された日です。

ピアノ曲として親しまれているベートーヴェンの『エリーゼのために』。

甘く優しいメロディーは心に沁みるようで、多くの方に愛されている名曲中の名曲ともいえるのではないでしょうか。

『エリーゼのために』はベートーヴェンが40歳のころ(1810年)に作曲されました。

そこで気になるのが「エリーゼとは誰?」という問題ですね。

これまでの研究では「エリーゼ(Elise)」は間違いで、実は「テレーゼ(Therese)」というのが正解だという説が有力でした。

ベートーヴェンは「テレーゼ」と書いたつもりだったのが、生来の悪筆のために「エリーゼ」と読めてしまったのだとか。

その「テレーゼ」とはベートーヴェンの親しい友人で、ドロスディック伯爵夫人のテレーゼさんだといいます。

テレーゼ夫人に当てて書いたといわれているベートーヴェンの恋文も残っていることから、『エリーゼのために』は「テレーゼのために」だったという説なのです。

ところが最近、新しい説が出てきました。

「エリーゼ」はベートーヴェンの友人のオペラ歌手レッケルの妹で、ソプラノ歌手の伯爵令嬢エリザベート・レッケルだというものです。

エリザベートの愛称は「エリーゼ」で、ベートーヴェンは彼女が一時期ウィーンを離れたときの別れに際して曲を作ったのだといいます。

テレーゼ伯爵夫人もエリザベート伯爵令嬢もともに美女として名高い女性です。

どちらが曲のモデルなのかは分かりませんが、天才作曲家にインスピレーションを与えたのは美女だったということになるのですね。

(※画像左はテレーゼ伯爵夫人、右がエリザベート伯爵令嬢)

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『花より団子・秀吉も食べた花見団子』

2019年04月25日 | 季節のきねんび

「咲き誇る桜などの花を眺める風流より、美味しくてお腹が満たされるお団子のほうを選ぶ!」という人も少なくないかもしれません。

辞典で調べると『花より団子』とは「風流より実利を選ぶ」という意味だそうです。

風流を取るか、実利を取るかは難しい問題ですね。

できれば「団子より花!」といいたいところですが、浮世の現実が風流を許さない場合もあるのがツライところでございます。

さて、お花見に欠かせないのが『花見団子』。

風流を楽しみながら美味しいお団子を満喫できるのですから言うことありません。

『花見団子』の起源は、何と豊臣秀吉の「醍醐の花見」だという説があります。

秀吉は晩年、淀君という側室と秀頼という跡継ぎを得て、この世の名残りともいえる「醍醐の花見」を催しました。

花見には徳川家康や前田利家などの諸大名やその奥方たち、女房女中衆など1300人が参加したといいます。

この花見で供されたのが「三色団子」で、のちの『花見団子』の元になったといわれているのです。

『花見団子』は桃色・白色・緑色の三色で作るのが一般的で、桜・雪・植物の緑を表わす縁起をかついだ意味合いもあるものとのこと。

「花より団子」の言葉も秀吉の花見が開催されたころから、人々の口にのぼるようになったというから「関白殿下」の花見の影響力の大きさが伺えますね。

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『春は成長の季節・幼児の宇宙語って?』

2019年04月23日 | 四季折々の風景

みなさんは幼児が喋る『宇宙語』を知っていますか?

「おや、SFのお話しかな?」「それとも前世の記憶の話?」と思った方もいるかもしれませんね。

『宇宙語』とは1歳半から3歳くらいまでの幼児が話す「まったく意味の分からない言葉」のことです。

といっても、よく赤ちゃんや幼児が発する「喃語(アーアー、ウーウーなど)」とは少し違っています。

幼児の『宇宙語』は喃語のような舌足らずな話し方ではなく、まるで少年少女や大人のように流ちょうに喋る意味のない言葉なのです。

一般的な幼児の言葉は「わんわん」「にゃーたん」など、あどけない感じのものが多いですね。

しかし『宇宙語』はそれとはまったく異なり、本当にしっかり長々と話し続けることができるものです。

たとえば小学生の子供がお母さんに「あのね、今日学校で友達とサッカーをしたの。とても楽しかったから明日もサッカーをするんだよ」といった話をしているのと口調は似ています。

ところが、『宇宙語』の場合はしっかり話しているにも関わらず「意味はまったく分からない」というのが特徴です。

たとえていえば、私たちがまったく知識のない「フィンランド語」や「スワヒリ語」の会話を聞いているような感じといえばいいでしょうか。

幼児の『宇宙語』とは何なのか?は、まだ解明されていないといいます。ただ今のところ分かっているのは「成長段階のひとつ」であるということです。

私も2歳ころの姪が『宇宙語』でぺらぺら喋るのを聞き、「エッ、まさか前世に住んでいた地域の言葉?」などとビックリしたのを覚えています。

その後、姪は自分が『宇宙語』を喋ったことなど忘れたように普通の日本語を話すようになり、『宇宙語』の時代は終わりを告げてしまったのが何となく残念にも感じます。

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