季節のブログ『ほっとひといき・四季の便り』

日本の美しい四季の移り変わりのなかで、季節の風景や食べ物など何気ない日常を綴る日記です

『3月(弥生)の終わりも近く』

2019年03月30日 | 四季のことのは

本日は3月30日、今年度も明日で終わりとなります。

あと1か月後の4月30日には今上天皇のご退位があり、長らく親しんできた「平成」という時代が終わりを告げます。

その翌月5月1日には皇太子さまのご即位、同時に「平成」の次の元号の時代が始まることになるのですね。

現在の天皇陛下は「上皇」に、皇后さまは「上皇后」と呼び名が変わり、新しい世代による皇室がスタートすることになります。

昭和生まれの私にとっては「昭和」「平成」そして「新元号」と3つの元号の時代を経験することになるでしょう。

私の父は大正生まれですので、今も存命であれば4つの元号の時代を生きることになったわけです。

今の日本にもご長命で4つの元号の時代を経験される方がいらっしゃると思います。

はたして「平成」とはどんな時代だったのか、それは終わってみなければ分からないように気がします。

新元号の発表は明後日4月1日です。どのような元号になるのか今から楽しみです。

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『春の味覚・あさりとハマグリ』

2019年03月28日 | 季節の美味しいもの

春の季節の味覚といえば『あさり』や『ハマグリ』が外せません。

雛祭りに『あさり』や『ハマグリ』の「お吸い物」をしつらえるのも、季節の旬の味覚だからなのでしょう。

私も貝類が大好きで何かというと食卓に出したくなるタイプです。

ところが残念なことに、私の住む地域ではあまり県産の『あさり』や『ハマグリ』を見かけません。

地元の商店街ではすでに魚屋さんも閉業しており、買い物に行くとしたら大きな商業施設ということになります。

そこでは遠い地方の『あさり』や『ハマグリ』が売られているばかりで、「こんなに遠くから運ばれてくるのか…」と感慨深い思いもします。

もうひとつ残念なのは、地元の商業施設では「あさりの剥き身」が売られていないこと。

前に住んでいた東京の地域では、スーパーマーケットに当たり前のように「剥き身」が売られていたのを思い出すと寂しい気持ちでいっぱいです。

そういわれてみれば、母は「剥き身を使った料理」などは作っていなかったな…と思い出されます。

昨今は殻付きの『あさり』や『ハマグリ』もだいぶ高価になりましたが、ぷりぷりとした春の味覚を食べずには季節を終わることはできません。

今夜あたりは『あさり』の味噌汁かお吸い物でも作ってみたい気分です。

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『思い出いっぱい・春は卒業式の季節』

2019年03月26日 | 四季折々の風景

春になると各地で『卒業式』が行なわれますね。小学校・中学校・高校、そして専門学校や大学など、さまざまな学校でお別れの儀式を経験された方も多いかと思います。

『卒業式』という習慣があるのはアメリカやアジアが中心で、ヨーロッパなど諸外国ではあまり盛んではないのだとか。

アメリカでは儀式の終わりに帽子を空に向かって投げ上げる海軍兵学校の『卒業式』が有名ですね。

同じくアメリカの高校や大学でも、日本と似たような『卒業式』が行なわれています。

一方、ヨーロッパではどうでしょうか。

イギリスやドイツでは簡単な『卒業式』があったりするものの、イタリアやフランスでは特に日本のような式は行なわれないということです。

我が国のような「講堂や体育館に集まる」「卒業証書を手渡しする」「校長先生などの挨拶がある」といった式はほぼないとか。

私たちが映画やドラマで見る「外国の大学の卒業式風景」は主にアメリカのもののようです。

アメリカでは日本以上に『卒業式』が盛り上がるもので、本人のほか両親や家族・親族までが会場に押しかけての大騒ぎも。会場もマーチングパレードあり、音楽演奏あり、屋台の出店ありと華やかなものだといいます。

日本式の厳かで涙を流す生徒もいる『卒業式』もいいですが、アメリカ式の派手な式も楽しそうですね。

さて、思い出いっぱいの『卒業式』。もう私にとっては40年以上も昔のこととなってしまいました。

恩師のみなさん、同級生のみなさんのご健康とご多幸を祈るばかりです。

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『今年で10周年・世界気象デー』

2019年03月23日 | 季節のきねんび

本日は『世界気象デー』です。

1950年(昭和25年)3月23日に「世界気象機関条約」が発効されたことを記念し、1960年(昭和30年)に世界気象機関により『世界気象デー』が定められました。

「世界気象機関」とは国連の専門機関のひとつ。

気象事業の国際的な標準化・改善・調整、世界各国の気象情報や資料などの交感を行なう機関です。

同機関では気象に関する科学技術プログラム事業を運営するほか、航空気象の情報交換や洪水の防止と被害軽減、台風・竜巻・豪雨・豪雪など災害につながる情報の提供も行っています。

ちょっと専門性の高い機関ですので、一般的には馴染みがないようですが、それだけに『世界気象デー』を定めて気象事業に関する理解を促すキャンペーンなどもしているとのことです。

最近の世界的な異常気象や自然災害の多発を考えると、「世界気象機関」の活動はとても重要なものに感じられますね。

日本の気象庁の公式サイトにも「世界気象機関」に関するページがあります。

興味のある方は、ぜひいちどチェックしてみてはいかがでしょうか。

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『春彼岸・先祖にお菓子を供えて』

2019年03月21日 | 日本の四季の風習

お彼岸の時期になると近所のスーパーマーケットでも、お仏壇の供物用に落雁や干菓子などが並ぶようになります。

代表的なものは「牡丹餅」ですが、色とりどりの落雁や砂糖菓子も目に美しく心惹かれるものですね。

我が家では仏壇の前に母が使っていた「お仏膳セット」を置き、さらにお供物のお菓子とフルーツを並べるのが毎年の習慣です。

「お仏膳セット」とは小ぶりの塗りのお膳に、同じく塗りのお椀やお皿などがしつらえられたもの。

その小さな食器に白飯や季節の野菜などを盛って、お彼岸のあいだは毎日お仏前に供えるという仕来たりです。

その「お仏膳セット」の箱の蓋には、母の字で「季節のもの、珍しいものを供へます」などの注意書きが記されています。

食器は全部で5つですが、毎日となると5種類の食材を用意するのもなかなかたいへん。何気なくやっていた母を「えらいなぁ」「たいへんだったろうなぁ」などと思ってしまう私です。

母が亡くなってから10年以上が経ちますが、今年も私が母を真似て季節の食材をご先祖様にお供えしたいと思います。

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