今月2月は一年でいちばん寒く、かつ日数が短い月でもあります。といっても2月が最も寒いというのは主に北半球の国や地域のことですね。
南半球に位置するオーストラリアやブラジルなどでは、2月はむしろ暑い時期で平均気温が30度を超すことも珍しくありません。
つまり北半球の国や地域では2月は冬、南半球では夏という位置づけになるわけです。
私たちの意識のなかでは「冬=12月~2月」ですが、冬の定義は「寒い季節」というのが正解なのだそう。そのためオーストラリアやブラジルでは12月~2月を冬とは呼びません。
オーストラリアでは「夏=12月~2月・冬=6月~8月」、ブラジルでは「夏=11月~4月・冬=5月~7月」になります。
こうなるとクリスマスは夏の時期に当たるわけで、まさに「真夏のクリスマス」が実現してしまうのです。
「世界は広い」ということなのか、それとも「私たちの常識は世界の非常識」ということなのか。
ここのところは「所変われば品変わる」とでも言っておきたいと思います。
(※画像はオーストラリアの街並みと海の風景)
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