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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

【温泉】新潟旅行 DAY.1

2012年10月18日 00時48分59秒 | 旅――国内・出張・地方
少し前、GWに続いて新潟は阿賀野の五頭温泉へと旅行に行ってきた。
新潟と言えば、美味い米に美味い海山の幸、そして旨い酒(下戸ですが)。
さらに言うなれば空気も水も雪(その昔、ハイクアップの途中で食った雪は旨かった)も旨いし、
へぎそばを筆頭に旨い蕎麦の宝庫だし、三条のカレーラーメン&背脂ラーメン、“イタリアン”、タレカツなどB級グルメも豊富。
わたくしのような「色気より食い気」派にとっては、天国のような土地なのである。
もちろん、今回の旅行でも、観光はそっちのけで「食い」に徹するつもりであることは言うまでもない。
それではアルビレックスのJ1残留を心から願いつつ、旅の記録の始まりです。



関越自動車道を越後川口インターで降り、山道を走って阿賀野市へ向かう。この美しい棚田の風景は山古志村のもの。
ちなみに現在は「山古志村」ではなく、長岡市に編入されて「新潟県長岡市山古志」というのが正しい名称。
そして山古志村と言えば、新潟県中越地震で小千谷村とともに甚大な被害を被った地域。
この素朴で平和な風景を目前にしていると、過去の忌むべき震災の光景が嘘のように思えてくる。



いくつかの峠を超えてやってきました、燕三条。
そして燕三条と言えば「カレーラーメン」。
前回は、カレーラーメンの代名詞的存在の『はらや』にて、三条カレーラーメンを初体験したが、
今回は『はらや』と双璧をなすカレーラーメンの代名詞的存在、『正広』で食べることにした。



さて、カレーラーメンを頼むことにしよう、と思ったが、メニュー上のライスカレーの写真があまりに美味そうであり、
なおかつ『カレーライスと半ラーメンのセット』なる、誠にもってわたくし向きのセットメニューを発見してしまったことで
予定変更。当初の志どこへやらで、気が付けばそちらをオーダーしていた。

カレーだが、素朴ながらカレー粉の風味をストレートに感じる、思ったよりもキリリとした味。
辛さも思った以上に効いており、なかなかにパンチがある。見た目以上に大人が好む味でかなり美味い。
そして『はらや』のライスカレーも同様だが、こちらのライスカレーも塩分が控えめ。
推測だが、ラーメンなどと組み合わせることを考慮しているのだろう。なるほど、これならば他のメニューと合わせてみたくなる。
久々に心底から「美味い」と思えるライスカレーと出会った。



ラーメンだが、こちらもあっさりと淡麗テイスト。
そしてこれも『はらや』の麺同様、モッチリ・シコシコとした力強い歯応えがある。
よって、最初から最後まで麺が伸びることなく、シコシコとした食感を愉しむことができた。
この麺ならば、きっとカレーラーメンも美味いことだろう。
しかし、カレー野郎の悲しい性。次回訪店しても、ライスカレーの魔力に抗えるとは思えない。
気がつけば、今回と同じライスカレーが主役のセットメニューを頼んでしまうのであろう。



そしてやってきました『弓月』さん。
相変わらず「ホッ」とさせられる門構えです。
ご主人、女将さんの温かな人柄と相まり、「ただいま~」とでも言いたくなるような雰囲気がある。



前回は1階の部屋だったが、今回は2階。
2階の場合はフロアすべてが貸切り。寝室は和室と洋間の2つが用意され、食事をいただく専用の間もある。





まずは一風呂浴びて旅の疲れを洗い流すことにしよう(運転していないのでさほど疲労はないが)。
湯船の檜の香りに加え、周囲の杉木立が放つ芳香――フィトンチッドが実に清々しい。
そうした木々の香りに包まれながら浴する源泉かけ流しの湯…いや~最高!

ほどなくして夕食の時間。
2階だけに付く専用の間に移動し、さぁ飯だ。



前菜の小鉢。
見てよし、味わってよしの逸品たち。
迷い箸が楽しくなる。



陶板焼きで食べる牛肉。さっぱりとポン酢でいただく。最高!



前菜アップ。
たらのこ旨煮、菊花まんじゅう、鯛の身の蓬莱巻き、海老の黄卵寿司ほか。
意外性と創作性に富む、オリジナリティ溢れる料理たち。



こちらはマスカットを酢味噌で和えたものだったっけか。旬のものと地元の食材、



ベニズワイガニが3パイも。ちなみに二日目の夜は本ズワイが出てくる予定。
こちらはジャブといったところ。



お造り。
モミジダイという小ぶりで美しい鯛を筆頭に、カンパチ、ホウボウなど。
いずれも甘味があってとろけるような味。最高!



つみれの吸い物。魚は確か「ギス」という名前だったような…。



炙ったカマスを阿賀野市が誇る「ヤスダヨーグルト」を用いたソースで。
蛋白なカマスとヤスダヨーグルトの濃厚なコクがマッチしておりなかなかに美味い。
ほのかな酸味も良いアクセント。「なるほどね~」と唸らされてしまった。



弓月名物の「揚げ餅饅頭」だったかな。
詳細は失念。もちろん美味ったことは言うまでもない。



エビのしんじょう。
南蛮エビのプリプリとした食感がたまらないぜ。
文句なしの絶品!



鮑の蒸し焼き。
味が濃厚で蒸し鮑ならではの柔らかさ。これまた絶品。



焼きおにぎり(みそ味)と止椀のギスの吸い物。ああ、美味しかった。



いや~、弓月さんならではの地の物をふんだんに採り入れ、独創性に富んだ料理を堪能させてもらいました。
「幸せ!」の一言。



部屋に戻ると『ヤスダヨーグルトドリンク』やフルーツ、ワッフル、お茶などのサービスが。
これは嬉しい。
『アイアムアヒーロー』を読みながらいただくことにするぜ。




そして就眠前の一風呂。至福のひと時。
鈴木光司の『エス』を友に長風呂を愉しむ。

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