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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

湾岸NOBODY

2008年07月08日 05時53分05秒 | 橋梁・河川・港湾



GX100

カレー喰って、散歩して、興が乗って東京駅丸ノ内発のバスに飛び乗ってやってきたぜ晴海埠頭。

しかしだ、
到着したはいいものの、折り返しのバスの最終があと5分。交通の途絶えた湾岸は無法地帯。これを逃せば無事にこのエリアから出られない、ってなことで急ぎ足で埠頭まで出て2枚だけ写真撮って、2、3深呼吸してほのかな潮風を取り込みダッシュでバスターミナルへ戻る。

時間にして約5分の湾岸見物。
東京駅、有楽町、銀座、歌舞伎座、築地、勝ちどき、晴海と風景がめまぐるしく変わっていく帝都の路線バスの楽しさと相まってなかなかに極上のひととき。願わくば、あと30分時間があれば――

こういうのを夢の時間、またはキリングタイムと言うのだろう。

欄干景(28)~湊橋(茅場町・日本橋川)

2008年06月06日 04時08分05秒 | 橋梁・河川・港湾

GX100

日本橋から下流に4つ目、大好きな江戸橋からは3つ目となる流域に位置する湊橋からの眺め。

東京オリンピック開催に際して、土地取得の困難から流域に沿うように首都高速の高架が架けられ、その上空を無機質なストラクチャで覆い尽くされてしまった日本橋川。ゆえにこの川に架かる橋の多くが、暗渠のような薄暗さの下、交通の要としての機能を粛々と果たすことを強いられている。

そういった上方からの圧迫から解放され、川面に天日を受けて日本橋川本来の姿を見せ始めるのが、ここ湊橋付近からなのである。そのせいか、この橋近辺は飲食店を中心とした商店が多く、日本橋地区本来の庶民的な下町感を色濃く漂わせている。橋の構造自体も日本橋川ではめずらしい典雅なアーチ橋。絵になる。

とはいうものの、隅田川・永代橋袂に位置する河口まではあと一つ、前方に見える「豊海橋」を残すのみ。たった2区間だけの陽の目(※)。愛すべき日本橋川が活き活きしてやがる、と思ってあらためて写真を見れば、側面からビルが覆い被さろうとしていることに気付く。らしさはもはや川床だけか。


※神田川との分岐点にある新三崎橋付近はここらと同様のオープンエア。よって正確には「川の基点と終わり近辺で陽の目を浴びる」が正しいのだが、まぁいいじゃねえか。箱崎側の袂にはバルチックカレーもあるしな。関係ねえけどよ