Dear My Songs Tour 2009/6/5(金) 仙台市青年文化センター ライブレポ

★渡辺美里コンサートツアー2009『Dear My Songs ～輝くとき～』
2009/6/5(金) 仙台市青年文化センター　ライブレポ

★渡辺美里コンサートツアー2009『Dear My Songs ～輝くとき～』
2009/6/5(金) 仙台市青年文化センター　ライブレポ

■今回、ライブがスタートするまでもうひとつ気持ちが盛り上がらなかった私ですが・・・
終わってみると「仙台まで来て良かった・・・ !! 」としみじみ思えたライブでした。
自分の真ん中にあって、やはり最後に戻ってくるのは美里の歌声だなあ・・・なんて
3曲目の「世界で一番遠い場所」を聴いている時点で考えたりして。

■さて、ライブそのものはというと、
まず越谷と座間では聴くことのできなかった「光る風」を聴けたのが嬉しかった。
TV-CMで流れているサビの数秒を聴いた限りでは、
正直「ちょっと地味かもしれない・・・」なんて失礼な感想を持っていたのですが、
曲の冒頭から「これは・・・!」と思えるメロディーラインと歌詞で、
サビに向かってそれがあったかく広がっていくような。
「地味かも・・・」なんてとんだ間違いでした(笑)、すみません、美里さん。
これはぜひとも早いうちにCD化してほしい作品。


■ツアーの中で歌われる新曲が「あしたの空」と「始まりの詩、あなたへ」だけでなく
(厳密には「始まりの詩」はカバー曲ですが)、
さらに「光る風」が加わったことによって、
「渡辺美里の現在進行形としてのツアー」を色濃く感じられるようになりました。
単純に「CD化未定の曲をいち早く聴けたから」とか
「いい曲だったから」良かった、わけではなく、
「美里の今を感じられたから」良かった、と。

■セットリストのところで書いたように、
「Long Night」は「ムーンライト ダンス」に変更。
私個人の好みとしては、ダンゼン「Long Night」派なので(笑)ちょっぴり残念でしたが、
でも「ムーンライト ダンス」のタイトなアレンジはカッコよく、
「ココロ銀河」からの流れはむしろ「ムーンライト ダンス」の方がしっくりくるような。

少しがっくりだったのは「ジャングル チャイルド」がカットされてしまったこと。
美里のツアーは途中から1～2曲カットされてしまうことが多いですが、
曲をカットするならMCを5分減らしていただきたい・・・。
今回はラストのラストに「サンキュ」が追加されたので、曲数的には一緒になるけれど。
それでもMCを5分減らせば、「サンキュ」を追加しても
「ジャングル チャイルド」は演奏できるのになあ・・・と思ったり。
※MC多めに・・・というのは地方だからこその美里の心遣いではあるのかもしれませんが。

そう、今回はラストに「サンキュ」が加わりました。
「My Revolution」はもちろん大事で大好きな曲ではありますが、
ラストに歌われると盛り上がって更にそのあとに数曲続くような気がしてしまうので(笑)。
「サンキュ」のような曲だと「ああ、もうホントに終わりなんだなあ・・・」という気持ちになれるし、
今回も目をウルウルさせながら歌う美里にこちらも涙。

■MCは例のコーナーはありつつも(笑)、美里本人の話や仙台の話題も交えながら、
なおかつ笑いも取ったりして、さほど長くは感じずいい感じ(笑)。(←上からですみません・・・)。

仙台には2日前から滞在していたということ。
クリネックス・スタジアムで行われていた楽天対阪神の試合を観戦に行きたかったけれど
間に合わなかったということ。
楽天のエース「マーくん」の話題になり、
「名字は何だっけ・・・？もういいや(笑)」なんて発言も(笑)。
そのあときちんと「田中投手ですよねっ」とフォローしてましたが(笑)。

美里は仙台に来たら必ず「わさびチーズ入り」の笹かまを買って帰る、
とも言ってましたが、私は残念ながら買って帰ることができず、これだけが心残り(涙)。

「あしたカード」のコーナーでは、
「娘を抱き締めているときが自分の輝くとき」だという男性に、
「もう少しすると娘さんにも、他に好きな男の人ができちゃうからねー」と言ってみたり、
やはり娘さんが3人(だったかな？)いるというパーカッションのスパムさんにも、
「そのうちお嫁に行っちゃうからねー」と言ってみたり(笑)。
「まあでも私みたいにお嫁に行かない子もいるからね・・・」
なんてこともボソッと言っちゃうお茶目な(？)美里さん(笑)。

また、楽天イーグルスは今年5年目らしく
「スタジアムの先輩である私から言わせればまだまだだな・・・」と(笑)。
みんなが今日のライブを良かったよ、って広めてくれれば、
いつかクリネックス・スタジアムでもライブができるかも・・・と振ったあとに、
「オレだけは分かってる・・・って思っててもダメなんだよ ! 広めてくれないと !」
と軽くプレッシャー(笑)。

それはまあ冗談だとしても、
今は悪い話はあっという間に広がっていくけれど、
いい話っていうのはなかなか伝わらない。
良かったとか嬉しかったという気持ちを周りの人たちに伝えてほしい、ということ。
そして、こうやって直に会うっていうのが、
一番アナログだけれど一番贅沢なことだと。
改めて考えることはなかなかないけれど、たしかにそうですよね。
こういう想いで美里はツアーを回ってくれているんだなあ、と考えたら嬉しくなったし、
やっぱりもっと美里に会いたくなっちゃいました。

最後は「舛添さんみたいにキーキー言う必要はないけれど、
ウイルスはどこに入り込んでいるか分からないから、
お家に帰ったらよく手洗い・うがいをしてください!」
とちょっぴりブラック美里も顔を出したりしつつ(笑)、
本当に大満足なライブとなりました。


■追伸■
仙台ライブは、実は1列目ど真ん中でした。
久しぶりに目もあったりして(これは気のせいではない(笑))ドキドキ(笑)。
美里からほのかに漂ってくるアロマ(香水?)も良い香りで癒され・・・(←変態的ですみません)、
目の前で聴いた「♪ココロにシャーウト!」のシャウトにもめちゃめちゃシビレました。

ただ1つだけ気になったのが、右足首から甲にかけてしていたテーピング。
かなり肌色に近い、薄いタイプのようで、
最初は「えっ?ストッキング!?」と思いましたが、テーピングでした。
ま、普通に動き回ったりダンスしていたので「念のため・・・」程度だったのかなー。
どうぞ美里さん、お大事に。