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渡辺美里さんfanブログ。

■2017/7/29(土) 海フェスタ神戸 セットリスト&ライブレポート

2018-01-14 14:42:56 | ライブ 2016-
こんにちは。半年ほど経ってしまいましたが
美里が7月に出演した神戸での野外ライブのレポートをUPします。


●海フェスタ神戸 FM COCOLO SPECIAL LIVE
2017年7月29日(土) 兵庫県神戸市・メリケンパーク特設ステージ

■FM COCOLO主催のライブ『海フェスタ神戸』。
神戸港開港150周年を記念したイベントで、会場は海に面したメリケンパーク。
ステージ前のエリアはFM COCOLOリスナーとファンクラブ会員の中から抽選で選ばれた計600名、
それ以外のエリアも全て観覧フリーでした。
※最終的には2万人くらい(!)集まったようです。

【メンバー】
ギター:佐橋佳幸
パーカッション:三沢またろう
ピアノ:塩谷哲

ゲスト:杉山清貴

【セットリスト】
01. 10 years
02. センチメンタル カンガルー
03. ボクはここに
04. MR. MADONNA (塩谷さんの楽曲、バンドのみのインスト)
05. 虹をみたかい
06. My Revolution (with 杉山清貴さん)

[杉山清貴さんソロ]
07. さよならのオーシャン 
08. 君のハートはマリンブルー
09. あの夏の君と
10. 僕の腕の中で

11. ふたりの夏物語 (杉山さんの楽曲 with 美里)
12. 恋したっていいじゃない
13. My Love Your Love (たったひとりしかいない あなたへ)

(アンコール)
01. サマータイム ブルース
02. シーサイド・バウンド (ザ・タイガースのカバー曲、杉山さんも含めた全員で)
03. 星の夜 (塩谷さんの楽曲 / 塩谷さん+美里で)


【ライブレポ】

■『海フェスタ神戸』は昼間の時間帯にも別のアーティストのライブが開催されていましたが、美里は夕方からのステージ。
と言っても入場したのは16:30、スタートは17:00ということで太陽がギラギラと照りつけまだまだ暑い !!
それでも周りにいる友達と「暑いねー! 顔の右半分だけ焼けるう~ !!」
なんて言いながらの待ち時間はちょっとした楽しさもあったり(笑)。

ライブそのものが無料とはいえ旅費はかかるわけで発表になった時点では迷いましたが
美里と佐橋くん、またろうさん、ソルトさんというこの超スペシャルなメンツ、
もう二度とないかも・・・と参加することに。
結果、「参加して良かった !! 」とココロの底から思える素晴らしいライブでした。

■FM局主催のイベントのため、まずはパーソナリティーの方が司会として登場、
美里だけでなくきちんとメンバー全員を紹介してステージに呼び込みライブがスタート !

1曲めはいきなりの「10 years」。
もともとパーカッションの印象が強い曲ですが、
またろうさんのパーカッションでより強力に。
開港150年記念ということだけだなく、
神戸だからこその想いが込められた「10 years」だったような。

夏ライブで佐橋くんがいればやっぱり ! の「センチメンタル カンガルー」。
この編成でも歌の持つカラーと言えばいいのか、そういったものは変わらず、
でも間奏はピアノとパーカッションが印象的だったり、
キャラクターは同じなのに普段と表情を変えたカンガルーにワクワク。

2曲歌い終えたところで短いMC。
会場のメリケンパークには阪神淡路大震災の被災状況を伝える「神戸港震災メモリアルパーク」がある、ということもあるのでしょう、
「それぞれに色々な想いを持って集まってくれていると思うけれど
ここでこういう風に開港150周年をみんなでお祝いできるのが嬉しい」と。

3曲目は「ここで歌うために作ったと言っても過言ではない」と、リリースされたばかりの新曲「ボクはここに」。
シンプルな編成だからこそ楽曲の良さが。
と同時に夕暮れ時の野外だからこそ、この歌の持つ夏の切なさがじわり。
オリジナルよりも少~しだけゆったりめに演奏されたのもまた良かったなあ。

■美里は一度はけてメンバー3人によるインストゥルメンタルナンバー、
塩谷さんの楽曲「MR. MADONNA」を軽快にゴキゲンに !

続いて再び美里登場。
何と! いくらなんでも今回は歌わないだろうなあ、と勝手に予想していた「虹をみたかい」。
佐橋くんのアコースティック・ギターで始まり
そこにピアノとパーカッションが合わさってくるスリリングさ。
小編成なうえにサックスもいないのに、フルバンドとは全く違うグルーヴと力強さ。
この歌はどれだけの表情とどれだけのカッコよさを持ってるんだよ ! と、
興奮してココロの中で突っ込みまくり(笑)。

■ここでゲストの杉山清貴さんがステージに。
過去にイベントでご一緒したことはあるものの
しっかりジョイントというのは初めてとのことで、「やっと会えたね !」と(笑)。
もちろん会場には杉山さんファンの方も沢山いらしていたので、
「「KT」と書かれたうちわを持ってるかた、お待たせしました ! 」と、
自分のファンじゃない方たちへの心遣いも忘れず、しっかりと客席をあおるところはさすが美里。
イベントライブは美里のこういった部分を見られるのも嬉しいことだったりします。

杉山さんを迎えて歌われたのは「My Revolution」。
美里がメインを、杉山さんがハーモニーという、
贅沢すぎるというか、不思議すぎる光景にも見える(笑)超スペシャルヴァージョン。
♪ウーウー ウーウー♪の高音の二人のハモりも素晴らしくて !
終わったとたん「杉山さんいい声 ! 」と言う美里に「あなたに言われたくない(笑) ! 」と返す杉山さん。
微笑ましいです(笑)。

ここからは美里とメンバーがステージを降り、杉山清貴さんのソロコーナー4曲。
生で杉山さんの歌声を聴いたのは初めてですが、夏の野外に映える、素敵な歌声でした。

■バンドと美里がステージに戻りもう1曲ジョイント。
今度は杉山さんの80年代のヒットソング「ふたりの夏物語」を、もちろん杉山さんがメインでコーラスに美里。
「My Revolution」に続いてこちらもスペシャルすぎる共演 !
ふたりの歌声がぶつからずに溶け合う心地よさ。

杉山さんがステージを降り、佐橋くんのギターのあのイントロ、 「恋したっていいじゃない」 !
イベントで、フルバンドではないこともあり立ってもいいのかよく分からず実はここまで全員着席状態でしたが
もうガマンできず、わさわさっとスタンディング(笑) !
この曲も、この編成では普通なかなかやらないタイプでは・・・と思いますが、
それを可能にしてしまうこのメンバー !

本編ラストは「My Love Your Love (たったひとりしかいない あなたへ」。
曲に入る前の曲紹介、「大事に歌ってきた、優しい歌です」と美里。
♪ 傷ついたこの地球(ほし)で 小さな幸せ 気づかずに
涙 かれる程 悪くもなく 平凡に生きてきたよ ♪
のラインでは瞳をうるませて、でも力強く。
そんな美里の歌に、バンドの演奏は寄り添うように。

■アンコール1曲めは「サマータイム ブルース」。
この編成でこの曲というのもまた新鮮 !
だけどサックスソロの箇所だけはどうなっちゃうんだろうなあ・・・なんてうっすら頭をよぎりましたが、
サックスの代わりに塩谷さんの強力なピアノソロ、そこに美里もハミングで加わって新しいかたちの「サマータイム ブルース」。
ハミングは美里の即興だったのかもしれませんが、このアレンジは本当に素晴らしかったのでまたいつか聴きたい !

そして再び杉山清貴さんを呼び込み、全員で「シーサイド・バウンド」。
♪シーサイ バーン ゴー バーン!! ♪(笑)って、
なんか昭和っぽくて聴いたことある気もするけど何だっけ ? と考えていたら
ライブ後に友人がザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」だよ、と教えてくれました。
どうりで昭和(笑) !
こういった選曲は夏のイベント、ジョイントライブならでは。
客席も巻き込んで楽しげに、観ているこちらももちろんめちゃめちゃ楽しくてゴキゲンに♪ゴー バーン(笑) !!

杉山さん、またろうさん、佐橋くんはここでステージを降り、
アンコール最後は塩谷さんのピアノと美里のヴォーカルで「星の夜」。
「星の夜」は塩谷さんの楽曲。
美里がとても大好きな1曲のようで、塩谷さんとのジョイントライブではほぼ必ず歌っているのではないでしょうか。
陽は落ちきっていないものの、野外で聴く「星の夜」はまた格別でした。
ふたりの歌とピアノで、実際には見えなくても、降ってくる星が見えてしまうような。

■ライブを観てからかなりの日数が経ってしまいましたが
改めて思い返しても、この日・このシチュエーションにぴったりなアレンジがどれも素晴らしく。

今回わたしはちょうど佐橋くん側で観ていましたが、
全ての曲を笑顔で、ゆるーい雰囲気なのにギタープレイは超絶素晴らしくて、
「美里の曲なら何でも来い!」的な余裕はさすが佐橋くん。

三沢またろうさんはイベントでは何度か拝見したことはありますが
ここまでパーカッションが前面に押し出されたライブで聴くのは初めてで、キレがあって力強くてシビレたし、
塩谷さんのピアノは優しい音色とパーカッシブな響きと両面あり、
美里ヴォーカルもそれに呼応していくという、贅沢すぎるライブ。

途中、塩谷さんの曲をメンバーのみで演奏する場面があったり、
ラストも美里ソングではなく塩谷さんの「星の夜」を歌ったり、
口に出しては言わないけれど、そういった心遣いが美里らしい。
「美里とバックの人たち」じゃなく、メンバー全員とのコラボライブという思いが伝わってきました。

美里の歌声はライブハウスやホールでも素晴らしいけれど、やはり夏の野外の広い空間にぴったりで。
青空にスコーンと突き抜けていくように伸びやかな歌声は本当に心地よく、
前方で観ている幸運を嬉しく思いつつも
メリケンパークの遥か遠い場所でそこまで届くあの歌声を感じてみたいとも思ったり。

でも、スコーンと抜けていくのに、ただ"通りのいい声"なのではなくて、
こまやかな情景や感情を伝えてくれるのが渡辺美里の歌声なんですよね。
何となく通りすがりで観た人にも届いているといいなあ。
そして私にとっては、美里との、素敵な夏の想い出がまたひとつ。


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