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渡辺美里さんfanブログ。

■渡辺美里 M・Generation Tour 2017 10/29(日) 笠懸野文化ホール セットリスト&ライブレポ

2017-12-30 01:14:15 | ライブ 2016-
※今さらですが、最終日の熊本よりひと月前の群馬公演ライブレポートです。
ライブからだいぶ日にちが空いてしまったこともあり、
特に印象的だったシーンを中心にまとめてみました。

●渡辺美里 M・Generation Tour 2017
2017年10月29日(日) 群馬県 / 笠懸野文化ホール・パル

【セットリスト】
01. Lovin' you
02. スピリッツ
03. 虹をみたかい
04. 10 years
05. Boys Cried (あの時からかもしれない)
06. 点と線
07. あしたの空
08. Steppin' Now
09. 君はクロール
10. ココロ銀河
11. 恋するパンクス
12. ムーンライト ダンス
13. It's Tough
14. サマータイム ブルース
15. ここから
(アンコール)
01. My Revolution
02. ボクはここに
03. 恋したっていいじゃない
04. オーディナリー・ライフ

※「あしたの空」はツアーを通して群馬公演のみ。
その代わり(?)「ココロ銀河」の次の「今夜がチャンス」がカット。

【ライブレポ】

■季節外れの台風が近づく大雨のなか、群馬県みどり市・笠懸野(かさかけの)文化ホールへ。
一般であとからチケットを手配したため真ん中あたりの座席から観ていたのですが、
前回の加須の夢のような最前列ももちろん素晴らしかったけれど、
客席の熱もしっかり感じつつ、美里だけじゃなくステージ全体を見渡しながら噛みしめられるライブはやっぱりめちゃめちゃ楽しくて。

■群馬での美里ライブは30周年ツアー以来2年ぶり。
1曲め、1コーラス終わったところで"後方から"ワーッと拍手が沸き起こり、それがさざ波のように客席全体へ。
それだけで、地元の方たちの美里を待ってた気持ちが伝わってきたし、
それを受け止めるように胸に手をあてる美里の姿にも胸が熱くなったり。

今ツアーはもう何本めかの参加なのに、この日もまたこんなささいなことに感動したり、
演奏される1曲ずつに変わらずワクワクしたり、シビレたり、思わず涙が出たり。
美里の歌とバンドの演奏の素晴らしさの賜物であることは間違いないけれど、
それだけじゃないんだよなあ、と改めて。
技術だけじゃなくて想いの強さがちゃーんと伝わるライブだから、届く。ココロに響く。

例えば、歌と演奏そのもの以外にも、その土地、土地のためのMCも
美里にとってはきっと大事なことのひとつ。

今回は『 笠懸野(かさかけの)文化ホール』というホール名を
「笠懸の、文化ホールなのかと思ったら笠懸野文化ホールだった」
「私はまだまだ群馬を知らない !
私にもっともっと群馬のことを教えてくれー !
今日は本物のグンマーになって帰ります ! 」
と言って客席を沸かせたり、
昼間に会場前の広場で開催されていたちょっとしたお祭りについて触れてみたり
(ステージ上にはそこで買ってきたという地元産のブロッコリーまで ! )、
群馬公演ではもはや定番となっている『上毛(じょうもう)カルタ』の上の句と下の句のやり取りを今回もしてみたり(笑)。

■群馬はギター・設楽博巨さんの地元。
ということでライブ中盤、メンバーひとりをフィーチャーするトークコーナーの群馬でのゲストはたらちゃん。

ツアー中は書くのを控えていましたが、
このコーナーは『M Generation Bar』というネーミングで
バー・カウンターのセットが登場し美里がお客様(バンドメンバーの1人)を迎えてトークを繰り広げる・・・という趣向。
美里曰く「自分はママではなくオーナーだ」そうですが、
バンマスの奥野さんは「ママひさしぶりー」などと言ってみたり(笑)。
毎回美里がチョイスしたドリンクやお菓子なども用意されていました。

メンバーが公演ごとに交代で登場していたこのコーナー、
寡黙なことで知られているたらちゃんの登場はここまでなし(笑)。
満を持して(笑)地元・群馬で登場 !

客席前方の地元の方たちとローカルネタでちょこっと会話したり、
たらちゃんが美里の仕事を始めたころの話なども。
そんな話から、プロのギタリストとして仕事を始めたきっかけも。
美里をはじめとしたエピックのアーティストの数々の映像を手掛けた、
数年前に残念ながら亡くなってしまった坂西伊作さん。
彼がたらちゃんのギターを聴いて、
「きみ、結構いいからギター弾いちゃいなよ」(笑)と言って下さったことが、
それまでも少しずつ仕事はしていたものの、
坂西さんとのその出会いが大きなきっかけだった、と。
美里も坂西さんとは関わりが深いし、たらちゃんとの付き合いももう長いけれど
その話は初耳、と目をまるくしていました。

このコーナーは基本トークのみですが、
(私が知っている限り、この時点では、)
東京と埼玉・加須のみアコースティックで「跳べ模型ヒコーキ」が演奏され、
群馬ではたらちゃんのアコギ1本で、たらちゃんからのリクエスト、ということで「あしたの空」を。

「伊作の話からこの曲かー !! 」と冗談ぽく言ってはいたものの、
イントロが始まると、涙をおさえるように手を目に当ててしばらく上を見上げていた美里。
懸命にこらえて、声を震わせながら歌っていたけれど、

♪ 生まれ変わり もう一度出会えるなら
ぎゅっと ぎゅっと 抱きしめるから
あの日のぶんも ♪
の箇所ではこらえきれず声を詰まらせてしまいました。
それでもラストまで歌いきり、照れ隠しもあったのでしょう、ボソリと「泣いちゃったよ」と。

どんな時もプロフェッショナルを貫く美里としては悔しい気持ちもあったかもしれません。
でも、体調管理や喉のケアを怠って声が出なかった、とかではないですし、
美里の人間味やココロのひだが感じられる、そんな瞬間に立ち会えたことは、
ファンとしては嬉しくもあり、ますます胸にグッとくる部分でもあり。
加えてたらちゃんの温かなギターの音色がそんな美里のことを包み込むようようにも感じられて、
完璧ではなかったかもしれないけれどツアーの中でも忘れられない一曲になりました。

たらちゃんに、「何か1曲リクエストしてほしい」とお願いした時には
「何が来ても大丈夫」と先輩風を吹かせるつもりでいたんだけれど
見事にたらちゃんにやられてしまった、なんてことも(笑)。
ライブの最後、メンバー全員で並んで挨拶した後にはなぜか突然たらちゃんの肩を、
「こいつ~」みたいな感じで指でつんつんしていた美里の姿も微笑ましくて。
美里にとってはバンドの頼れるギタリストであり、可愛い弟のような存在でもあるのかもしれませんね。

■何だか今回は「たらちゃんスペシャル」のようなライブレポになってしまいましたが(笑)、
ツアー後半に来て、さらに美里も含めたバンド全体がギュッと結束していることも感じられた、
そしてひときわ温かい気持ちにもなれた、素晴らしいライブでした。

ステージを去り際、「気をつけて帰ってください。
おうちに帰ったら手洗いうがいしてビタミン摂って、CD聴いて(笑) ! 」と言うお茶目な美里、
「サンキュー、アリーナ~ !! サンキュー、ぐんま~ !!」と絶叫する美里、
みんな大好きです(笑)。

**追伸**
バーのコーナーで「お酒を飲まず、スウィーツ好きなたらちゃんに」と
美里が用意してきたのは神戸『一番舘』の「ポーム・ダムール」。
りんごにビターチョコレートがコーティングされているお菓子で私も大好きなのですが、
美里も大好きなんだと知って嬉しくなってしまいました。
興味のある方は一度ぜひ。

『一番舘』Webサイト
https://www.ichibankan.co.jp/


【バンドメンバー】
Keyboards:奥野真哉
Guitar:設楽博臣
Bass:井上富雄
Keyboards:真藤敬利
Drums:松永俊弥
Saxophone:庵原良司

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