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渡辺美里さんfanブログ。

■渡辺美里 M・Generation Tour 2017 11/25(土) 熊本B.9 V1 セットリスト&ライブレポ

2017-12-16 01:31:16 | ライブ 2016-
●渡辺美里 M・Generation Tour 2017
2017年11月25日(土) 熊本県 / 熊本B.9 V1

■7月からスタートしたツアーの最終日、熊本。
まずはセットリストから。
※今回はツアー全体を振り返りつつの最終日ざっくりレポという感じです。
解説的ではなく(音楽とか楽器とか本当に詳しくないので言葉で説明できず・・・(^^; )、
あくまでも私自身が感じた気持ちとか、特に感動&衝撃的だった曲など書ければ。

【セットリスト】
※本編はブロックごとに改行しています。
(MCの区切りではなく、私が勝手に「ここが1ブロックだろう」と考えている箇所で(笑))

01. Lovin' you
02. スピリッツ
03. 虹をみたかい

04. 10 years
05. Boys Cried (あの時からかもしれない)
06. 点と線

07. 跳べ模型ヒコーキ

08. Steppin' Now
09. 君はクロール
10. ココロ銀河

11. 今夜がチャンス
12. It's Tough
13. 恋するパンクス
14. サマータイム ブルース
15. ここから

(アンコール)
01. My Revolution
02. ボクはここに
03. 恋したっていいじゃない
04. オーディナリー・ライフ
05. 始まりの詩、あなたへ

【ライブレポ】
■数曲の入れ替えはあったもののツアーを通して大きな変更はなく。
※他の公演のライブレポにもそれぞれセットリストを後ほど追記しておきます。

メンバーそれぞれの産まれ年のヒット曲から選曲したという開演前のBGM
(ストーンズ、イーグルス、ラヴィン・スプーンフル等々)から、
明滅する照明とともにザ・フーの「My Generation」 が大音量で。
この「My Generation」から、一瞬の静けさのあと
暗闇のなか響く「Lovin' you」のピアノのイントロ、小さな灯りで浮かび上がる美里の姿。

ロックに勢いよくスタートすると思い込んでいたところに「Lovin' you」。
初日は衝撃、その後の公演でも、何度観てもそのたび息を飲んでしまうオープニング。
ほのかな灯りの中で歌われるからこそ歌声が会場全体に浸透していくような、そんな感じ。
美里ソングで好きな曲、大事な曲は本当に沢山あるけれど、
「どれか1曲」と問われたら、やはり「Lovin' you」と答えてしまう
そのくらい自分にとっては大好きな曲なので、
オープニングでいきなり号泣(ココロの中で(笑))。

どのアーティストのライブもオープニングというのは
挨拶がわりに取っつきやすいポップな曲から・・・が定番だったりしますが
今ツアーのこのオープニングは
「まずは今の私の歌声をじっくり聴いて ! 」という、美里の挨拶がわりでもあったのかも。

■「Lovin' you」から一転、グググッとアグレッシブに「スピリッツ」「虹をみたかい」へ !
もう、この冒頭3曲でシビレすぎて倒れそう(笑)。
熊本では、たしか10年前の熊本城美里祭りのオープニングは「スピリッツ」だったなあ・・・
とふと頭をよぎったり。(記憶違いでしたらスミマセン)

「虹をみたかい」はおそらくほぼ、ツアーのたびに歌われている、
ビルボードのような会場でも、以前はフルオーケストラのライブでも( ! )歌われて、
どんな編成のどんなアレンジでもパワーが失われないカッコいい曲のひとつだけれど
今回はまた、ディスコティックでダンサンブルで、めちゃファンク。
定型的にこぶしを振り上げるんじゃなく、この強烈なグルーヴに身を委ねないともったいないよね、
と早くも興奮度MAXな3曲め(笑)。

■3曲めを終えたところで簡単な挨拶を交えた短いMC。
熊本では、ツアー唯一のライブハウス公演ということもあり、
「もしも体調が優れないと感じたら、無理して最後まで観てくれなくても、途中で抜けてもいいからね」
と美里らしい心遣い。
そして「のっけからのこの熱気は、10年前のあの夏の暑さを思い出しますね !」と「10 years」。
私のように都内在住で一年に何本ものライブを観ることができる人間と、
熊本で美里をずっと待っていた方にとってはこういった曲の響きかたは違うのだろうなあ・・・
なんてことも考えたりしつつ。

つづく「Boys Cried」は、個人的に一番思い入れの深いシングル曲であり、大好きな曲でもあり、
まさか今回のツアーで聴けるだなんて予想もしていなかったので
初日・金沢で聴いた時には驚きと嬉しさで絶句、そして涙。
基本、オリジナルに近い、カントリーロック風味に変わりはないのだけれど
ツインキーボードだからなのか、ちょこっとキラキラした風も感じたり。
大きく変わらないのに新しい。
バンド全員(ドラムの松永さん以外だったかな ? )がバックコーラスをつけるエンディングは、
何度観ても・聴いても壮観 !

■「Boys Cried」「点と線」のあとは今ツアーの目玉(?)のひとつ、
メンバーひとりをゲストに招き地元のお菓子やお酒などを美里自ら(ですよね、きっと)
用意してのちょっとした対談コーナー『M・Generation Bar』。
それまでのホール公演ではバーカウンターのセットが登場していたけれど
ライブハウスではステージが狭いため小さなテーブルのみ。
ゲストは最終日ということもあってかバンマス・奥野さんとキーボードの真藤さん。
ともに関西出身のおふたりの、笑ってしまう掛け合いもありつつ深いお話も。

美里が差し出した熊本銘菓『陣太鼓』を手に取り真顔で「チーズケーキですか?」と尋ねる奥野さんに、
熊本の有名な和菓子だよ、と返す美里、
「めっちゃ漢字で書いてありますやん ! 」と突っ込む真藤さん・・・コンビネーション良すぎます(笑)。

バンマス・奥野さんは今回のツアーが美里バンド初参加。
これまで美里とは接点がなかったり、
奥野さんは奥野さんでご自身の音楽活動を懸命にされていたせいもあるのでしょう、
初日にもおっしゃっていましたが、これまであまり美里の楽曲をきちんと聴く機会がなかった。
けれど今回バンドに参加して、これほどまでに説得力のある歌声を持った人はそうそういないのでは、と感じたそう。

真藤さんは、ツアーを通して美里も話していたように、一から譜面を書いて
昨年までのバンドから今回のバンドへサウンドの橋渡し役をしてくれた、と。
真藤さんご自身はオリジナル音源を改めてじっくりと聴き、
再構築していくという面白くて貴重な体験をさせてもらった、とのこと。

そんなお二人とこのBarコーナーで1曲。
真藤さんのキーボードと奥野さんのアコーディオンによる「跳べ模型ヒコーキ」。
もともとはトークのみのコーナーでしたが
9月の東京公演から何ヵ所かでこのスペシャルセッション。
(10月末の群馬のみ設楽さんのアコギで「あしたの空」)
ここ熊本で歌われると路面電車の走る街の風景と重なって、まるで熊本のことを歌っているようにも聴こえたり。
「もう一度新しい元気を」というラインは今までに感じたことのない新たな響きを持って。

■Barコーナーから「Steppin' Now」。
初日はレコードと同じく足音のSEからスタートして、
三郷公演では竹野さんのサックスから足音のSE、
東京公演からは♪暑くもなく寒くもない♪という美里のヴォーカルにかぶせるような真藤さんのキーボーが加わり、
熊本ではまた、なんとな~く冒頭部分の印象が違っていた気も。
(↑きちんと説明できず申し訳ない・・・。
あくまでも私の聴いた感覚です・・・)

冒頭のキーボードは、最初は違和感がありすぎて「うーん・・・」と思ってしまいましたが、
3回めに聴いたあたりでこのキーボードの音色でもって街の雑踏感が増したなあ ! と、ハッとして、
あの違和感というのはそこを狙ったのかも・・・と勝手に納得(笑)。

前半はオリジナルに近いアレンジ、でもトミーのブンブン唸るベースが今までにはない「Steppin' Now」。
後半は1992年から何度か演奏しているレゲエチックなアレンジになだれ込んで
美里がシャカシャカと振る真っ赤なエッグシェイカーの音もカッコよく。
※ここで使用していたエッグシェイカーはツアー前、
ニューヨークでミュージカルを観劇した際に観客に配られたものだそうで、
色々比べてみたけれどこれが一番音が良かった、と
他の公演(加須あたりだったかな?))で話していました。
淡々と始まりものすごいグルーヴで攻めてきて、
静けさに戻っていくこのアレンジは本当に圧巻で、何度観てもシビレまくり。
(熊本の時には、歌いながら先ほどまでBarで使用していたテーブルをおしぼりで拭き拭きして(笑)、
その手をパッパッ!と払ってみたり、美里さん、ちょこっと女優入ってました(笑)!)

「Steppin' Now」エンディングの静寂から「君はクロール」へ。
この2曲が個人的には今回のツアーのハイライトのひとつ。

まだ19才だった美里がリリースした2枚組アルバム『Lovin' you』の中では
かなり異色な、地味というのとは違う何とも言えない不思議な空気をまとった楽曲で、
つかみどころが無く単純な中学生の私には(笑)正直よく分からない楽曲だったのですが、
自分が年齢を重ねるにつれていつの間にかひたひたと染み込んできていたような曲。
おそらくライブでは一度くらい聴いたことがあったような気がしますが、
初日・金沢で、あのイントロが始まった瞬間の衝撃と言ったら !
美里の歌声だけで、水しぶきや水面に映るキラキラした光が見えたり
独特のたゆたうような空気感だったり、
今の美里が歌ったからこそ美しく、その完成形を観れた・聴けた、と思える、
M・Generation Tourの中でも最もココロが震えた1曲。
途中から一転、ギュインギュイン駆り立ててくるバンドの迫力もまたたまらなくて !

そしてレゲエVer.の「ココロ銀河」。
この曲の詞の内容も、今の美里が伝えたいことのひとつなのかなあ、と感じますが、
もしもオリジナルVer.で演奏していたらライブ全体からは浮いてしまったように思うので
このグルーヴ感溢れた力強いレゲエVer.という選択が大正解。(←偉そうにすみません・・・)
数年前に初めて聴いた時このレゲエVer.は好きになれませんでしたが
今回カチッとハマッた気がしました !

■後半。メンバー紹介、ギター・たらちゃん紹介からの「今夜がチャンス」 !
ここから怒涛のロックでパンクな美里 !
私自身、何度観ても興奮しすぎて細かい記憶があまりなく・・・(笑)。
でもこんな流れで冷静でいられるわけがありませんから ! 記憶喪失でもいいんです(笑)。
初日からほとんどの箇所では「今夜がチャンス」と「It's Tough」の間に
「ムーンライト ダンス」が入っていましたが熊本ではカット。
「ムーンライト ダンス」も何というか、キリッとカッコいいアレンジで好きだったのですが
ライブハウスでは「今夜がチャンス」「It's Tough」「恋するパンクス」という卒倒しそうな3曲連続が最高でした !
「It's Tough」はいつだったかの(記憶が曖昧ですみません・・・)アレンジを少し踏襲したような、
オリジナルやSKIP TOURの頃のようなUPテンポではなく少しだけスローテンポ。
エンディングの♪It's Tough !!! ♪と畳み掛ける美里と真藤さんのシャウトにまた興奮。
(私、興奮ばかりしてますね・・・(笑))
「恋するパンクス」は狭いライブハウスのステージでもイントロで水吹き(笑) !
巻き舌気味でギラギラ、パンクでとんがった美里と、スカのパートでサックスの庵原さん、
定位置から飛び出してきた真藤さんと「恋パン」行進をするハチャメチャに楽し気な美里に
観ているこちら側も何も考えずにテンション上がりっぱなし !

会場が一気に熱くなってきたところで「サマータイム ブルース」。
この大団円で終了・・・なのかと思いきや、さらに1曲。

本編ラスト、ツアー前半は「すき」でしたが、後半は「ここから」に変更。
どちらもとても好きな曲ではありますが、
個人的な印象としては今ツアーでは「ここから」のほうがしっくり来た、というか、グッと来る瞬間がたびたび。
特に熊本公演では、ひとつひとつの言葉により強く美里の想いが詰まっているように感じられて胸が熱くなりました。
初めて「ここから」を聴いた時、
美里の30周年をお祝いする大江千里さんの気持ちが溢れたファンファーレのような曲だと感じたけれど、
それが今ではライブを通して、美里からみんなへの、そっと背中を押すような歌に深化していっていることを実感。


■アンコールはやはり「My Revolution」から !
いつのライブのどの会場でも、イントロが鳴った瞬間に大歓声。
それを全身で受け止めるように手を広げて、客席ひとりひとりの顔を覗きこむように歌う美里。
その光景だけでも毎回胸がいっぱいになります。
地方のライブでは特に、この曲を待ってました ! という客席の熱がじわじわと。
別にヒット曲だからとかそんなことじゃなく、
いつだって未来を感じさせてくれる、そんな歌だからこそみんなが待っていて、
そして美里も変わらず歌い続けるのだろうなー、と。

「My Revolution」に続いて歌われたのは7月にリリースされた最新シングル「ボクはここに」。
怒られそうなのを承知で正直に言うと、
初めて耳にした時は自分にとってはパッとせず・・・でした。
決して悪くはないし良い曲なのかもしれないけど「パッとしない」。(←あくまでも私個人の感想です)
けれど、M・Generationバンドでの「ボクはここに」は圧倒的に素晴らしくて。
松永さんのタイトなドラムで楽曲が強力に引き締まって、
美里の歌声と本来のメロディーの良さも「しっかり」届いて
自分のなかのこの曲に対しての「ボンヤリ感」が全くなくなりました。
特に ♪今年も汗かきのソーダ はじけ飛んで・・・ ♪
のBメロのワクワク感が増して、
だからよりサビの切なさが際立って、
歌のストーリーも胸に迫ってきて。
ツアーで聴いていくうちに大好きな歌になってしまった嬉しさ。

アンコール3曲目、ツアー前半までは「夏が来た ! 」、後半からは「恋したっていいじゃない」にチェンジ。
ホールツアーで「夏が来た ! 」を聴くのはずいぶんと久しぶりで(←たぶん)
「ボクはここに」からの流れもとっても素晴らしくて胸アツでウルッときちゃったりしましたが、
「恋したっていいじゃない」は、こちらはこちらでラスト前にもう1回、みんなでアッパーになれて(笑)
何だかやっぱりめちゃめちゃ楽しい !
ポップなだけでなく、もちろんギラッとロックな美里も。

■ラストは「オーディナリー・ライフ」。
この曲の前だったか後だったか・・・
キャンペーン等で前回熊本を訪れてからしばらく間が空いたけれど離れていても熊本のことを思っている。
そして熊本だけでなく日本中に傷ついている町が沢山あって、
そういった場所にメッセージを届けるためにライブをやっていると言ってもいい、という美里の言葉が印象的で。
「全国ツアー」に対する美里の強い想いや決意というのが、言葉からも、
「オーディナリー・ライフ」の歌声ひとつひとつからも伝わってきて。

(私が知る限り)今回のツアーはどの会場もラストは「オーディナリー・ライフ」でしたが、
ファイナル熊本だけはさらにもう1曲、
「残る気持ちはあると思うけれど、でも、未来を作っていきましょう」と、
「始まりの詩、あなたへ」。
「オーディナリー・ライフ」とともに、この歌もまた熊本で最も伝えたい歌のひとつだったのでしょうね。
目を潤ませながら、優しく、力強く歌う美里の姿・歌声は真っ直ぐで美しく。

■全てのセットを終え、メンバーと一列に並んで挨拶。
そのあとにメンバーからのサプライズで美里へ真っ赤なバラの花束が。
「もしかして歳の数だけあるの !? 」などとすかさず冗談で切り返すところはさすがです(笑)。

このM・Generation Tourでますます音楽が好きになった。
最強のメンバーとスタッフと一緒に、自分史上最高 ! と思えるツアーができたことを誇らしく思う。
ツアーとしては今日が最終日だけれど新たなスタートのような気もしている、そんな話もしていた美里。

ツアー最終日というと、観ていて寂しい気持ちになってしまうこともあるのですが、
この日は全くそんな気持ちにはならなくて。
素晴らしいライブに参加できた嬉しさと、「次の美里」へのワクワク。
出来ることなら・・・超多忙なメンバー揃いなのでなかなか厳しいでしょうけれど、
この最強・最高のバンドでのツアーをぜひいつかまた !

【バンドメンバー】
Keyboards:奥野真哉
Guitar:設楽博臣
Bass:井上富雄
Keyboards:真藤敬利
Drums:松永俊弥
Saxophone:庵原良司

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2 コメント

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ありがとう (Hiropapa)
2017-12-17 02:50:50
先ずは涙😭
熊本liveは色んな思いがあって待ってたliveでした。熊本と他の会場との比較もあり、行った気分にヾ(´︶`*)ノ♬
あの日あの場所に居たからこそわかる件も...
長女は熊本お城祭以来...美里さん歌上手いよねの一言。また一緒にlive行こう‼️
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>Hiropapaさん、 (Maki)
2018-01-01 17:21:58
こんにちは。お返事遅くなりすみません。
熊本のライブレポ、私のつたない文章ですが
ライブを思い返して頂けたなら嬉しいです。
また次回熊本で、娘さんとライブを観られると良いですね(^^)
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