●渡辺美里30thアニバーサリー 『オーディナリー・ライフ祭り』
2016年1月9日(土) 横浜アリーナ
【セットリスト】
01. 10 years
02. サマータイム ブルース
03. 恋したっていいじゃない
04. センチメンタル カンガルー
05. 鼓動
06. 夢ってどんな色してるの (ゲスト:WEAVER)
07. いつかきっと
08. Groly (ゲスト:Caravan)
09. ムーンライト ダンス
10. 点と線
11. 虹をみたかい
12. 今夜がチャンス
13. 涙を信じない女
14. My Revolution
15. オーディナリー・ライフ (ゲスト:ゴスペラーズ)
(アンコール)
01. すき
02. ジャングル チャイルド
03. 恋するパンクス
04. JUMP
05. ここから (ゲスト:WEAVER、Caravan、ゴスペラーズ)
06. Lovin' you
【バンドメンバー】
Sound Direction / Percussion & Synthesizer Programmer:Spam Kasugai
Guitar:設楽博臣、Bass:澤田浩史、Keyboards:真藤敬利、
Drums:松永俊弥、Saxophone:竹野昌邦
【ゲストミュージシャン】
Guitar:佐橋佳幸、Bass:有賀啓雄、Keyboards:Dr.kyOn、
Saxophone:山本拓夫、Trampet:西村浩二
【スペシャルゲスト】
ゴスペラーズ、Caravan、WEAVER
【ライブレポート】
■2015年元日からスタートした30周年イヤー。
日本全国を駆け抜けて丸1年たったこの横浜アリーナ公演は
集大成でありながら美里の新たな幕開けになるんだろうなあ、と予感していたので
ひたすらワクワクしながら横浜へ !
■開演時間を10分ほど過ぎたところで会場に流れてきたのは
サラ・ブライトマンの「Time To Say Goodbye」。
1年前、元日ライブの時に流れたのはザ・ドアーズの「Break On Through(To The Other Side)」。
これからスタートする全県ツアーを前に「突き抜けていくんだ ! 」
という美里の覚悟を感じてものすごくシビレ、興奮したことを覚えていますが、
横浜アリーナのこの開演を告げるBGMにも
ツアーを終えて新しいスタートを切る美里の気持ちが表れている気がしてここだけでいきなり感動。
それに続きオープニングSEと30年間の美里を映し出す映像が。
■1曲目はいきなりの「10 years」。
これまでの時間を大事にしながらこれから先もまだまだ進んでいくよ、という美里の決意表明のような。
2曲目以降も「サマータイム ブルース」「恋したっていいじゃない」・・・
早くもクライマックスを迎えたかのようなセットリストに一体このあとどうなるんだ~ ! と、軽くめまい(笑)。
「恋したっていいじゃない」の途中、ステージ袖でスタッフが佐橋くんっぽい赤いギターを用意していたので
「もしや !? 」と思ったら、設楽くんから佐橋くんに入れ替わり「センチメンタル カンガルー」へ !
ツアーファイナルの大阪フェスにつづいて横浜公演もホーンは3管。
「サマータイム ブルース」ではステージ両翼に竹野さん、拓夫くんが分かれて
ツインサックスソロ~ ! (←こんな言い方で良いのかギモンですが(笑))
その他「点と線」「恋するパンクス」「センチメンタル カンガルー」等々
美里の楽曲、歌声にはやはり3管が映えるなあ、と !
ゴッッキゲンで、意識しなくても勝手に踊らされます、これは(笑) !
バンドは全県ツアーを支えた現在の美里バンドに加えて佐橋佳幸、有賀啓雄、Dr.kyOnが
曲により入れ替わるという、贅沢すぎて倒れそうな布陣。
過去の美里バンドのバンマス・佐橋くんと有賀くん、
現在のバンマス・スパムさんがステージ上に並ぶ光景は
ずっと観てきたファンにとっては感慨深くグッとくる場面のひとつでもありました。
■横浜アリーナ公演、見どころは何と言っても
アルバム『Ordinary Life』に参加したゲストミュージシャンとのコラボレーション。
まずライブ初披露となる「鼓動」は三ツ星団(美里+佐橋+Dr.kyOn)の3人で。
アコースティックギターとアコーディオンとヴォーカル、という
超シンプル編成で大きな会場であるにも関わらず自分のすぐそばで歌ってくれているような、そんな感覚。
ああいった会場で、聴き手に手渡しするように歌を届けられるのが渡辺美里。
「鼓動」に入ったところでステージ後方のスクリーンがパッとオフになったのも正解。
より集中して美里の歌に、佐橋くんとkyOnさんの演奏に、耳を傾けることができました。
「夢ってどんな色してるの」では楽曲提供をした3ピースバンド・WEAVERがステージに。
アルバムの中で一番、と言っても良いくらい美里らしさが詰まっていて、
メロディーも歌詞もライブで聴けば聴くほど好きになっていった楽曲だったので
今回この共演をもっとも楽しみにしていました !
杉本さんの優しいピアノの音色で始まり、美里バンドとWEAVERの演奏でクレッシェンドしていく様は
まさに夢のような、楽曲にとっても幸せなコラボレーション。
イベント出演時、ご飯を食べるような場所でWEAVERと初対面した時のエピソードを
同級生同士の男女のドキドキになぞらえて話す美里に
佐橋くんが「今なんつった !? 」とツッコミを入れれば
美里は「佐橋くんはちょっと黙ってて ! 」と切り返したり(笑)。
けれど「美里さんは同級生と言ってくださいましたが
僕たちにとっては2つ上の学校のマドンナのような存在です」
と素敵なことを言ってのけちゃうWEAVER・杉本さんが1枚上手でした(笑) !
美里はテレながら「若いのに上手いこと言うんだよね~。姉さんは騙されないよ ! 」と言いつつ、
「でも音楽の才能は信じてる ! 」とひとこと。
何とも微笑ましいひとコマです。
「いつかきっと」を挟み、「Hello Again」のイントロが流れてきたので
「おお、このまま『Hello Again』に入っていくのか・・・・! 」と思ったらそれはCaravan登場のBGMで、
そこだけがちょっと残念な部分でした。
せっかくCaravanがゲスト出演するのだから提供曲を2曲とも、
「Hello Again」→MC→「Glory」という流れでやってほしかったなあ、と。
ですが共演した「Glory」は素晴らしく。
Caravanのちょっぴりセクシーで厚みのある歌声と美里の歌声は相性抜群 !
いかにも旅人という風貌のCaravanと、日本全国を旅してきた美里が2人で歌うことによって
この歌の世界がより大きく目の前に広がりました。
ここでだけ被ったCaravanとお揃い風の帽子もカッコよかった~。
こういうちょっとした、粋な計らいも美里らしさ。
■美里としっかりと握手を交わしてCaravanがステージを去り、ゲストコーナーは終了。
翌日が新月だから、ということで「ムーンライト ダンス」。
少し神秘的で宇宙的なこの曲はライブハウスよりもやはり広い会場がよく似合います。
この「ムーンライト ダンス」までは
人の入れ替わりと頻繁に入るMCでライブの流れが細切れ、細切れ、になってしまいましたが
「点と線」からはいよいよツアーの流れを汲んだ怒濤の後半戦 !
「虹をみたかい」「今夜がチャンス」「涙を信じない女」の3曲は
すべてタイプの異なる楽曲だけれど、どれも"美里ロック"そのもの。
30th RevolutionTour セットリスト中盤の要の3曲でもあったように思いますが、
何度ライブで聴いても美里のパフォーマンス全てにゾクゾク、興奮する3曲 !
その興奮から「My Revolution」、そして「オーディナリー・ライフ」へ・・・というドラマティックな展開。
バンドとホーンセクション、
曲の途中でステージ後方にとつぜん静かに浮かび上がったゴスペラーズが紡ぎだす美しくて力強いハーモニー。
余分なMCもゲスト紹介もないこの演出がまた素晴らしく、間違いなくこの日のハイライトの1つ。
■アンコール。
今日集まってくれたみんなへの私の想いをこの曲に託します、というようなMCに続いて始まったのは「すき」。
スクリーンには1989年からの「すき」のライブ映像の数々。
"いま"歌っている美里の歌声にきちんと映像が重なり、特に「嵐の西武」の映像が効果的に挿入され、
「ああ、映像スタッフもこういった演出で美里の30年をお祝いしているんだなあ」とココロ震えました。
「すき」のあとは一転、ハチャメチャにぎやかで楽しい「ジャングル チャイルド」「恋するパンクス」 !
予想していなかった展開に「うっひゃ~~っ !! 」(笑)。
ドラマティックさもココロ震える瞬間もカッコよさにシビレる瞬間も全てたまらない瞬間ですが、
ただ単純に「うあぁ~、楽しい~~っ !! 」という瞬間があるのもやっぱり美里ライブ。
「恋するパンクス」ではかなり久しぶりにホーンセクション3人 + バンドメンバー数人も一緒に引き連れて大行進 !
ホント、楽しかったー(笑) !!
つづく「JUMP」ではイントロが鳴った瞬間に会場が大きくうねり、大歓声。
キャリアを重ねた美里が歌うからこそ改めて深く届いてくる言葉たち。
エンディング、横浜アリーナという大きな空間に響き渡ったマイクを通さない美里の歌声にはもう、
感動という言葉しかありませんでした。
衰えるどころか力を増していくあの歌声は、
美里が30年間ヴォーカリスト人生を全うした紛れもない証ですね。
「ここから」で再びゲストが登場。
ツアーの中で毎回毎回あたたかい気持ちになり、美里と一緒に歌いながらウルウルしていた曲。
横浜アリーナでは残念ながら大江千里さんのゲスト出演は叶いませんでしたが、
「ここから」を聴きながら改めて千里さんの美里への目線というものを感じてまた涙。
30周年イヤー集大成ライブのエンディングで、
過去ではなくてさらに未来を予感させてくれるこういった曲をみんなで歌えたことがとても嬉しく。
そして沢山のバンドメンバー、ゲストミュージシャン達に囲まれながら楽しそうに歌う美里の姿は
客席から観ているこちらまで幸せすぎて胸がジーンと。
そうそう、ゴスペラーズの村上さんに曲を締めさせようとした美里でしたが、
村上さんは恐れ多い・・・といった様子で「いやいや、そんな・・・」という身振りで後ずさり、
美里と村上さんの譲り合いがしばらく続いて結局美里が曲締め(笑)。
曲が終わった途端 村上さんに「何よもう~ !! 」みたいな素振りをする美里が可笑しかったり(笑)。
■この横浜アリーナ公演のタイトルは『オーディナリー・ライフ祭り』。
タイトルが発表されたとき、1人であれこれ予想していました。
きっとゲストミュージシャン多数でアルバム『Ordinary Life』全曲再現祭りなのかな、と。
最初の4~5曲はこれまでの代表曲、そのあと『Ordinary Life』全曲コーナーで本編終了、
アンコールは「My Revolution」「恋いしたっていいじゃない」等々・・・まあ一般ファンらしい、単純な予想でした。
けれど「Glory」あたりまで観た時点で、どうやら全曲はやらなそうだぞ、と。
しかも『オーディナリー・ライフ』の楽曲を固めるのではなくセットリストに散りばめられていて。
そう、単に「最新アルバムを全曲やっちゃいます」的な祭りではなかったんですよね。
歌うたい渡辺美里にとってのオーディナリー・ライフ。
つまり、歌がずーっとそばにあった美里の30年間全てを目の前に広げて見せてくれる祭りであり、
それは美里の歌がつねに傍らにあった私たちにとってのオーディナリー・ライフ祭りでもあり。
その美里と私たちにとっての大事な祭りのラストは「Lovin' you」。
これほど愛おしい瞬間はありません。
これまで蒔いてきた歌の種に、お日様を当てたりお水をやったりして大事に育てていきたい。
自分の声をさらに掘り下げて見つめる、そんな年にもしたい、と美里。
美里と私たちのオーディナリー・ライフは、まだまだ続いていきます。
2016年1月9日(土) 横浜アリーナ
【セットリスト】
01. 10 years
02. サマータイム ブルース
03. 恋したっていいじゃない
04. センチメンタル カンガルー
05. 鼓動
06. 夢ってどんな色してるの (ゲスト:WEAVER)
07. いつかきっと
08. Groly (ゲスト:Caravan)
09. ムーンライト ダンス
10. 点と線
11. 虹をみたかい
12. 今夜がチャンス
13. 涙を信じない女
14. My Revolution
15. オーディナリー・ライフ (ゲスト:ゴスペラーズ)
(アンコール)
01. すき
02. ジャングル チャイルド
03. 恋するパンクス
04. JUMP
05. ここから (ゲスト:WEAVER、Caravan、ゴスペラーズ)
06. Lovin' you
【バンドメンバー】
Sound Direction / Percussion & Synthesizer Programmer:Spam Kasugai
Guitar:設楽博臣、Bass:澤田浩史、Keyboards:真藤敬利、
Drums:松永俊弥、Saxophone:竹野昌邦
【ゲストミュージシャン】
Guitar:佐橋佳幸、Bass:有賀啓雄、Keyboards:Dr.kyOn、
Saxophone:山本拓夫、Trampet:西村浩二
【スペシャルゲスト】
ゴスペラーズ、Caravan、WEAVER
【ライブレポート】
■2015年元日からスタートした30周年イヤー。
日本全国を駆け抜けて丸1年たったこの横浜アリーナ公演は
集大成でありながら美里の新たな幕開けになるんだろうなあ、と予感していたので
ひたすらワクワクしながら横浜へ !
■開演時間を10分ほど過ぎたところで会場に流れてきたのは
サラ・ブライトマンの「Time To Say Goodbye」。
1年前、元日ライブの時に流れたのはザ・ドアーズの「Break On Through(To The Other Side)」。
これからスタートする全県ツアーを前に「突き抜けていくんだ ! 」
という美里の覚悟を感じてものすごくシビレ、興奮したことを覚えていますが、
横浜アリーナのこの開演を告げるBGMにも
ツアーを終えて新しいスタートを切る美里の気持ちが表れている気がしてここだけでいきなり感動。
それに続きオープニングSEと30年間の美里を映し出す映像が。
■1曲目はいきなりの「10 years」。
これまでの時間を大事にしながらこれから先もまだまだ進んでいくよ、という美里の決意表明のような。
2曲目以降も「サマータイム ブルース」「恋したっていいじゃない」・・・
早くもクライマックスを迎えたかのようなセットリストに一体このあとどうなるんだ~ ! と、軽くめまい(笑)。
「恋したっていいじゃない」の途中、ステージ袖でスタッフが佐橋くんっぽい赤いギターを用意していたので
「もしや !? 」と思ったら、設楽くんから佐橋くんに入れ替わり「センチメンタル カンガルー」へ !
ツアーファイナルの大阪フェスにつづいて横浜公演もホーンは3管。
「サマータイム ブルース」ではステージ両翼に竹野さん、拓夫くんが分かれて
ツインサックスソロ~ ! (←こんな言い方で良いのかギモンですが(笑))
その他「点と線」「恋するパンクス」「センチメンタル カンガルー」等々
美里の楽曲、歌声にはやはり3管が映えるなあ、と !
ゴッッキゲンで、意識しなくても勝手に踊らされます、これは(笑) !
バンドは全県ツアーを支えた現在の美里バンドに加えて佐橋佳幸、有賀啓雄、Dr.kyOnが
曲により入れ替わるという、贅沢すぎて倒れそうな布陣。
過去の美里バンドのバンマス・佐橋くんと有賀くん、
現在のバンマス・スパムさんがステージ上に並ぶ光景は
ずっと観てきたファンにとっては感慨深くグッとくる場面のひとつでもありました。
■横浜アリーナ公演、見どころは何と言っても
アルバム『Ordinary Life』に参加したゲストミュージシャンとのコラボレーション。
まずライブ初披露となる「鼓動」は三ツ星団(美里+佐橋+Dr.kyOn)の3人で。
アコースティックギターとアコーディオンとヴォーカル、という
超シンプル編成で大きな会場であるにも関わらず自分のすぐそばで歌ってくれているような、そんな感覚。
ああいった会場で、聴き手に手渡しするように歌を届けられるのが渡辺美里。
「鼓動」に入ったところでステージ後方のスクリーンがパッとオフになったのも正解。
より集中して美里の歌に、佐橋くんとkyOnさんの演奏に、耳を傾けることができました。
「夢ってどんな色してるの」では楽曲提供をした3ピースバンド・WEAVERがステージに。
アルバムの中で一番、と言っても良いくらい美里らしさが詰まっていて、
メロディーも歌詞もライブで聴けば聴くほど好きになっていった楽曲だったので
今回この共演をもっとも楽しみにしていました !
杉本さんの優しいピアノの音色で始まり、美里バンドとWEAVERの演奏でクレッシェンドしていく様は
まさに夢のような、楽曲にとっても幸せなコラボレーション。
イベント出演時、ご飯を食べるような場所でWEAVERと初対面した時のエピソードを
同級生同士の男女のドキドキになぞらえて話す美里に
佐橋くんが「今なんつった !? 」とツッコミを入れれば
美里は「佐橋くんはちょっと黙ってて ! 」と切り返したり(笑)。
けれど「美里さんは同級生と言ってくださいましたが
僕たちにとっては2つ上の学校のマドンナのような存在です」
と素敵なことを言ってのけちゃうWEAVER・杉本さんが1枚上手でした(笑) !
美里はテレながら「若いのに上手いこと言うんだよね~。姉さんは騙されないよ ! 」と言いつつ、
「でも音楽の才能は信じてる ! 」とひとこと。
何とも微笑ましいひとコマです。
「いつかきっと」を挟み、「Hello Again」のイントロが流れてきたので
「おお、このまま『Hello Again』に入っていくのか・・・・! 」と思ったらそれはCaravan登場のBGMで、
そこだけがちょっと残念な部分でした。
せっかくCaravanがゲスト出演するのだから提供曲を2曲とも、
「Hello Again」→MC→「Glory」という流れでやってほしかったなあ、と。
ですが共演した「Glory」は素晴らしく。
Caravanのちょっぴりセクシーで厚みのある歌声と美里の歌声は相性抜群 !
いかにも旅人という風貌のCaravanと、日本全国を旅してきた美里が2人で歌うことによって
この歌の世界がより大きく目の前に広がりました。
ここでだけ被ったCaravanとお揃い風の帽子もカッコよかった~。
こういうちょっとした、粋な計らいも美里らしさ。
■美里としっかりと握手を交わしてCaravanがステージを去り、ゲストコーナーは終了。
翌日が新月だから、ということで「ムーンライト ダンス」。
少し神秘的で宇宙的なこの曲はライブハウスよりもやはり広い会場がよく似合います。
この「ムーンライト ダンス」までは
人の入れ替わりと頻繁に入るMCでライブの流れが細切れ、細切れ、になってしまいましたが
「点と線」からはいよいよツアーの流れを汲んだ怒濤の後半戦 !
「虹をみたかい」「今夜がチャンス」「涙を信じない女」の3曲は
すべてタイプの異なる楽曲だけれど、どれも"美里ロック"そのもの。
30th RevolutionTour セットリスト中盤の要の3曲でもあったように思いますが、
何度ライブで聴いても美里のパフォーマンス全てにゾクゾク、興奮する3曲 !
その興奮から「My Revolution」、そして「オーディナリー・ライフ」へ・・・というドラマティックな展開。
バンドとホーンセクション、
曲の途中でステージ後方にとつぜん静かに浮かび上がったゴスペラーズが紡ぎだす美しくて力強いハーモニー。
余分なMCもゲスト紹介もないこの演出がまた素晴らしく、間違いなくこの日のハイライトの1つ。
■アンコール。
今日集まってくれたみんなへの私の想いをこの曲に託します、というようなMCに続いて始まったのは「すき」。
スクリーンには1989年からの「すき」のライブ映像の数々。
"いま"歌っている美里の歌声にきちんと映像が重なり、特に「嵐の西武」の映像が効果的に挿入され、
「ああ、映像スタッフもこういった演出で美里の30年をお祝いしているんだなあ」とココロ震えました。
「すき」のあとは一転、ハチャメチャにぎやかで楽しい「ジャングル チャイルド」「恋するパンクス」 !
予想していなかった展開に「うっひゃ~~っ !! 」(笑)。
ドラマティックさもココロ震える瞬間もカッコよさにシビレる瞬間も全てたまらない瞬間ですが、
ただ単純に「うあぁ~、楽しい~~っ !! 」という瞬間があるのもやっぱり美里ライブ。
「恋するパンクス」ではかなり久しぶりにホーンセクション3人 + バンドメンバー数人も一緒に引き連れて大行進 !
ホント、楽しかったー(笑) !!
つづく「JUMP」ではイントロが鳴った瞬間に会場が大きくうねり、大歓声。
キャリアを重ねた美里が歌うからこそ改めて深く届いてくる言葉たち。
エンディング、横浜アリーナという大きな空間に響き渡ったマイクを通さない美里の歌声にはもう、
感動という言葉しかありませんでした。
衰えるどころか力を増していくあの歌声は、
美里が30年間ヴォーカリスト人生を全うした紛れもない証ですね。
「ここから」で再びゲストが登場。
ツアーの中で毎回毎回あたたかい気持ちになり、美里と一緒に歌いながらウルウルしていた曲。
横浜アリーナでは残念ながら大江千里さんのゲスト出演は叶いませんでしたが、
「ここから」を聴きながら改めて千里さんの美里への目線というものを感じてまた涙。
30周年イヤー集大成ライブのエンディングで、
過去ではなくてさらに未来を予感させてくれるこういった曲をみんなで歌えたことがとても嬉しく。
そして沢山のバンドメンバー、ゲストミュージシャン達に囲まれながら楽しそうに歌う美里の姿は
客席から観ているこちらまで幸せすぎて胸がジーンと。
そうそう、ゴスペラーズの村上さんに曲を締めさせようとした美里でしたが、
村上さんは恐れ多い・・・といった様子で「いやいや、そんな・・・」という身振りで後ずさり、
美里と村上さんの譲り合いがしばらく続いて結局美里が曲締め(笑)。
曲が終わった途端 村上さんに「何よもう~ !! 」みたいな素振りをする美里が可笑しかったり(笑)。
■この横浜アリーナ公演のタイトルは『オーディナリー・ライフ祭り』。
タイトルが発表されたとき、1人であれこれ予想していました。
きっとゲストミュージシャン多数でアルバム『Ordinary Life』全曲再現祭りなのかな、と。
最初の4~5曲はこれまでの代表曲、そのあと『Ordinary Life』全曲コーナーで本編終了、
アンコールは「My Revolution」「恋いしたっていいじゃない」等々・・・まあ一般ファンらしい、単純な予想でした。
けれど「Glory」あたりまで観た時点で、どうやら全曲はやらなそうだぞ、と。
しかも『オーディナリー・ライフ』の楽曲を固めるのではなくセットリストに散りばめられていて。
そう、単に「最新アルバムを全曲やっちゃいます」的な祭りではなかったんですよね。
歌うたい渡辺美里にとってのオーディナリー・ライフ。
つまり、歌がずーっとそばにあった美里の30年間全てを目の前に広げて見せてくれる祭りであり、
それは美里の歌がつねに傍らにあった私たちにとってのオーディナリー・ライフ祭りでもあり。
その美里と私たちにとっての大事な祭りのラストは「Lovin' you」。
これほど愛おしい瞬間はありません。
これまで蒔いてきた歌の種に、お日様を当てたりお水をやったりして大事に育てていきたい。
自分の声をさらに掘り下げて見つめる、そんな年にもしたい、と美里。
美里と私たちのオーディナリー・ライフは、まだまだ続いていきます。
まさに30周年を締めくくる、明日への第一歩のライブでしたよね。
「Hello Again」私もついに! と思ったのに残念でした。
美里の横にコーラスではなくボーカルとして男性が立っているのが新鮮で
何かで音楽フェスをやってみたいと言ってたのも
あながち夢ではないかも…なんてあのとき思いました。
「JUMP」が始まった瞬間からあの場所はスタジアムでしたね。
未だにそこばかり取り上げられるのはファンとして心外だけれど
西武を表現してくれた演出には胸が熱くなりました。
マイクなしパフォーマンスもスケールアップしてましたね。
きっとあの会場にいたゲストミュージシャンのファンの方達にも
美里のボーカルの威力を印象づけたのではないでしょうか。
(余談ですが、少し前に後輩から連絡があって話しました。舞台好きの後輩はアリスを見てくれたらしく、初めて生で見た美里のボーカル力を絶賛してくれていました。ファンとして鼻高々で(笑))
ゴスペラーズのコーラスに徹する姿にシビレました。
カッコ良かったですね。
5人全員揃った姿での「オーディナリー・ライフ」もいつか見たいです。
私にとっては久しぶりの遠征で楽しくて、楽しくて。
思い出してしまいました、遠征の楽しさ、美里の住む首都圏でのライブの高揚感。
まずいです。勢いづいてる自分が怖いです(笑)
長々と失礼しました。
たぶんツイートもしますので返信はなくていいですよ。
ではでは。
1月9日のライブレポート読みました。
行かなかったので、どんなんだろうと、気になっていました。
素晴らしい、1事、1事のライブの様子がとても良く分かりました。
行かなくてもそこにいるような、
美里さんのコンサートに参加しているような。
素晴らしいセットリストや、レポート有難う御座いました。
DVD化になったらあなたの文章を読んで、DVDを見ようと思います。
何を書いていいのか分かりませんが、とにかく有難う御座いました。
これからも宜しくお願いします。
お返事遅くなりスミマセン~。
今さらですが、横浜アリーナは本当に集大成と新たなスタートを見せてくれたライブでしたね!
ゲストが多いためライブの流れが途切れ途切れになってしまうのは少し残念でしたが、
その辺りはまあ仕方ないですし、それでも音楽に関係のないゲストじゃないというだけでノーストレスで(笑)。
横浜はライブそのものの記憶はもちろんですが、
全国ツアーを通してTwitterや感想日記などでファン同士繋がれたことや普段行かない場所を旅できたことなども
全部あわさってそれも含めて自分の中で集大成のような気持ちでした。
ジャムさんにも今回の30周年イヤーにはいつも以上にお会いできましたし感謝です。
と言いつつすでに次々と新しいライブの予定など決まっていたり、
まだまだこの先も美里を追いかけていきましょー!
ではでは。
長文お読み頂きありがとうございます。
そうそう、ライブの中身はもちろん、照明など演出も素晴らしかったですね。
マイク無しで歌声を聴かせてくれた時には涙が出そうでした。
ゲストも豪華でしたが、でも真ん中に圧倒的な存在感がやはり美里で。
もう一度WOWOWで観れるかと思うと今から楽しみです!
お読み頂きありがとうございます。
ライブに参加されていない桜草さんにもほんの少しでもライブの様子が伝わったのでしたら
これほど嬉しいことはありません(^^)
この横浜アリーナは集大成であり、新たな始まりもあり、
美里のことをずっと好きでいて良かったなあ・・・と思える本当に素晴らしいライブでした。
ツアーと合わせてぜひDVD化してもらいたいですが・・・
とりあえず春のWOWOWオンエア、ご覧になれるようでしたらぜひ。
ではでは。
今回の横浜アリーナ、運良く参加できて、あの感動を味わう事が出来ました。
実は、twitterをしばらく離れてたのは…
ツアーやイベントには参加出来ても、美里祭りは特別なわけで。それなのに、いつも行けずにモヤモヤしてしまって…。そのうち皆さんの楽しんでるtwitterを見るのが辛くなり、また、同じファンなのに、その感動を素直に喜べなくなってる自分がどうにも嫌になりました。
決して、美里熱が冷めたのではなく、美里さんの事は大好きで、だからこそモヤモヤするわけです。
twitterまた見てみようと思ったのは、今回のライブに参加出来た事が大きかったと思います。根は単純なので、これでしばらくはモヤモヤしないかと(笑)
Makiさんのブログも改めて少しずつ読ませて頂いてます。(私にとって過去を知る貴重な資料でもありますので)
またこれからも色々教えて頂けたらと思います。
最後に…ライブと関係ないコメントで失礼しました^^;
しばらくツイートも無かったですし、
もしかするとファンやめちゃったのかなあ、とか御病気かな、とか色々心配していました。
でもまずはお元気そうで良かったです !
お気持ち、すごく分かります。
私ももしも自分が都心部に住んでいなくて仕事の都合なども関係してなかなかライブに行けなければ
行った人たちの感想等読むのもツライと思いますし。
ライブに参加できるタイミングなどは人それぞれですし、
今後もライブ参加やTwitterなどは福ふくさんのタイミングでぜひ☆
最近あまり更新できていないブログでもそんな風に言って頂けるととても嬉しく、
また頑張ろうと思えてきます。
こちらこそ今後ともよろしくお願いしますね(^^)。