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渡辺美里さんfanブログ。

■岡村靖幸 2014年5月5日(祝) Zepp Diver City TOKYO 感想文

2014-05-26 23:26:22 | 音楽、本、映画など
■以前にチラッと書きましたが、
美里祭りの翌日、5/5に20年近くぶりに岡村靖幸のライブを観に行ってきました~ !

岡村ちゃんを聴くようになったのはやはり美里がきっかけ。
一番最初に聴いた記憶は曖昧ですが・・・
きちんと聴いたのはたぶん1988年、TOKYO-FMでオンエアされた
日清パワーステーションのライブ音源だったような。
あとはアルバム『DATE』リリース前後に出演した、
奥居香さんがMCをしていた『ビデオジャム』を観て
美里への提供曲からは想像できない「変な人」という印象がまず強烈に(笑)。

初めてライブを観に行ったのは1988年の暮れ、MZA有明。
いま考えるとその頃はまだほとんどライブを観に行った経験がなく、
それであの岡村ちゃんのライブというのは相当に衝撃的だったんじゃないかと(笑)。
ステージ上にベッドはあるは、ベッドの上でイヤラシイ小芝居はするは(笑)。
スタンディングの会場もそういえばあれが初めて。
たしかクラスメートの女子3人で行ったように記憶していますが・・・
友達の1人が特に岡村ちゃんにハマリすぎてファンクラブまで入会しちゃったり(笑)。
その後、渋公や武道館ライブにも行き、映画も観に行き・・・と、
かなりファンだったはずなんですが・・・
アルバム『家庭教師』、とくにタイトル曲のあまりの卑猥さにドン引きしてしまい(笑)、
アルバムは聴かなくなり、ライブにも行かなくなり。。。
でも今改めて『家庭教師』を聴くとすっごくカッコいいし、
You Tubeで観たライブ映像ももう、とんでもなくカッコいい。
『家庭教師』のライブツアーに参加しなかったことを今更ながら激しく後悔。。。

少しブランクがあり、久しぶりに岡村ちゃんライブに行ったのは
1996年はじめ頃の武道館公演。
この頃の岡村ちゃんはかなり体格が良くなってしまい、
ライブを観てもココロ踊ることもなく、
それを機になんとなーく気持ちが離れていってしまいました。
過去のアルバムは大好きだけど、もうライブはいいかなー、というような。
その後、岡村ちゃん本人はだんだん表に出てくることがなくなり、事件もあったり。
復活したあとも、「でも実際どうなんだろうなあ・・・」というのが正直なところで。
本格的に復活してまずリリースされたのがセルフカバーというのも
自分の中ではちょっと抵抗があったり。

だからもう、ずいぶん長いこと岡村ちゃんに対しては
(過去の作品は別ですが)
結構冷めた目で見ている自分がいて、
ココロの隅では気になりつつも、ガッツリ聴くことはもうないかも・・・な存在でした。

それが変わったのは美里つながりでお知り合いになった、
美里ファンであり岡村ちゃんファンでもあるお友達がきっかけ。
彼女が熱~く語る岡村ちゃんのライブや作品についての話を聞く・読むにつけ、
だんだんと「新しい岡村ちゃんの音」に触れてみたいな、と気持ちが。

■で、(前ふりが長すぎましたが(笑))今年のはじめに
セルフカバーアルバム『エチケット』と最新シングル「ビバナミダ」を購入 !
そしてとうとうライブにも思い切って行くことに !

5月5日、Zepp Diver City TOKYO。

会場前には岡村ちゃんグッズを身につけた人がたくさん~。
(でも同じグッズを身につけていても美里ファンと違ってオシャレなのはなぜ(笑))
昔は圧倒的に女子ファンが多く、「ヤスユキ~~ !! 」という黄色い歓声が多かったですが、
20年近くぶりに行ってみたら男性ファンの方の方が多いくらいで驚き。
そして年齢層も幅広い。二十代とお見受けできる方も沢山。
岡村ちゃんを聴いている二十代にとっては
「周りとはちょっと違う」「でも古臭くなくて新しい」、という感じなんでしょうか。

今回は1人だったし、かな~り久しぶりだったので一番後ろの方で観てましたが・・・
オープニングから何というか、客席からもステージからもものすごいエネルギーが伝わってきて
それだけでもう圧倒されてしまい。
1曲目はいちばん新しい、まだ買っていなかったシングル、「愛はおしゃれじゃない」で
なんとこのシングルでコラボしている小出祐介さんがいきなりゲストとして登場 !
ライブに行くのにノーチェックだった自分を激しく反省~。
でも素晴らしくポップで楽しくて、
こういう可愛らしいポップソングを岡村ちゃんはやっぱり書くんだなあ、と感動したり。
(終演後に即、会場でCD購入 ! )

比較的前半の方で「カルアミルク」とか「イケナイコトカイ」のような王道ナンバーも
いきなり歌っちゃうのかー !! と驚いたり。
「イケナイコトカイ」はすっごく良かったんですが、
ところどころクスッとしちゃうあの歌い方が岡村ちゃんらしくて(笑)。

自分の中で相当興奮したのは「いじわる」。
オリジナルの、初期のライブのあのイヤラシイ~~感じも大好きなんですけど(笑)
なんですかっ、このダンサンブルでソリッドで激しくカッコいい「いじわる」はっ !!
その他「Co'mon」とか「Vegetable」~「聖書(バイブル)」のメドレーとか
「19(nineteen)」とか、過去の楽曲も全て新しく生まれ変わっているという。
そしてそれがまたカッコよすぎてシビレる。
昔のアレンジをかなり壊して、でもカッコいいって最高です。
けれど楽曲そのものは全く崩れないといえばいいのか、
それは楽曲自体がしっかり作り込まれているからなんだろうなー、と。
「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」は
ジャンプしちゃいたくなるようなポップさ、
「だいすき」は、オリジナルはスウィートすぎて実は苦手だったのですが、
この新しい「だいすき」のみずみずしさに、もう虜(笑)。
で、「愛はおしゃれじゃない」や「ビバナミダ」のような新しい曲もあり、
それがまたファンからすごく喜ばれている。
まさに「最新型のベッド」・・・ではなくて(笑)
これぞ「最新型の岡村靖幸」。

ライブはウワサには聞いていましたが、本当に岡村ちゃん本人のMCは一切なく
(その代わりマニピュレーターの白井さんが担当。2~3回MCコーナーはありました)
ほぼノンストップで歌とダンスのみの3時間。
この熱量、「圧倒的」以外の言葉がなかなか見つかりません。
歌とダンスのみ、なのに3時間飽きさせないエンターテインメントショウになっていることがすごい。
ダンサーのキメキメダンスはそれはもうカッコいいのですが、
でも岡村ちゃんのあの不可思議なデンス(笑)やロボットのような動きの方に目を奪われる。
「19(nineteen)」の動きは可笑しすぎて大笑い(笑)。
どこを取ってもやはり、カッコいい部分も笑っちゃう部分も、岡村靖幸は唯一無二の存在。

アンコール(と言っていいのでしょうか)では
昔と同じようにエレピの弾き語り。
超ふざけた(本人はいたって大真面目ですが(笑))即興の曲で盛り上げ、
そこから「友人のふり」へ。

最初の方にも書いたように、私はずっと離れず岡村ちゃんファンだったわけでもないですし、
正直、楽曲それぞれに対して深い思い入れや想い出というのもありません。
「大好きな曲」は沢山あるけれど、
「大好き」なのと「思い入れ」があるのとでは違うわけで。

なのに、思い入れなどないはずなのに
エレピ1本で歌われた「友人のふり」に涙が溢れて止まらず。
つづく「Lion Heart」でもまた涙。
ラストの「Out of Blue」も何だかもう本当にたまらない気持ちで、
自分でびっくりするくらい、また涙。
ホントに、特に感傷なんてものは無いのに何で涙が出てしまったんだろう・・・と
自分でも不思議だったのですが、何でしょうね・・・(笑)
理由などなく単純に、メロディーや言葉や歌声や、
「そこにある音楽」に、その時の自分のココロが動いてしまったのか。。。
いや、だけどやっぱり、岡村ちゃんの紡ぎだす音楽が大好きだからだろうなあ、とか、
あれこれライブが終了したあとも考えたり(笑)。

そんなこんなでかな~り「岡村あたり」しちゃいましたが(笑)、
1つキッパリ言えるのは
「20年近くぶりに岡村ちゃんライブに参加して良かったー !! 」ということです。
岡村靖幸という存在はまったくぶれないままま、
だけど今にフィットしたアレンジや進化し続けているステージングは本当に圧巻でした。
もう一度岡村ちゃんライブに呼び戻してくれたお友達に感謝。
秋にまたツアーがあるらしく、すでに行く気満々です(笑)。

※文中で紹介したお友達・絵理さんのブログはこちら。
岡村ちゃんや美里の記事の他にもいろいろ満載です。
ぜひご覧ください !
http://ameblo.jp/10694649/


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