2014年11月26日
小豆島三日目。
昨日、紅葉真っ盛りの「寒霞渓と星ヶ城山」をトレッキングする予定だったが、雨のため今日に順延。
雲は多いがマズマズの天気。
7:00 オーキドホテルのフロントで情報を収集し、チェックアウト。
向かいのコンビニで朝食や飲み物などを購入し、レンタカーで寒霞渓山頂広場を目指す。ホテルの話では、寒霞渓に車で行くには山頂の方が断然早い。
8:00 寒霞渓ロープウエイの山頂駐車場に到着。
さすがにこの時間は人影はマバラ、乗用車が数台。
先日の三連休(11月22、23、24日)は、駐車場に入れない車が路上に溢れたらしい。
自称一億円トイレ(写真左)で用を足し、トレッキングの準備。
≪裏八景登山口に立つ寒霞渓周辺案内図≫
今日の予定は、
1.寒霞渓山頂から「裏八景コース」を下り、石門洞、猪谷池を経て紅雲亭へ
2.紅雲亭から「表十二景コース」を登り、四望頂展望台、鷹鳥展望台を経て寒霞渓山頂へ
3.寒霞渓山頂から三笠山、西峰を経て東峰の星ヶ城山山頂までの往復
既に24日に、ロープウエイから往復で寒霞渓の絶景を堪能しているので、無理せず歩きたい。
8:15 寒霞渓山頂駐車場の登山口から「裏八景」を下る。
トレッキング開始で直ぐ下山というのも変だが、車を山頂駐車場に置いた方が何かと便利。下の駐車場はかなり狭く、ピーク時には遠くに路駐ということになるらしい。
小豆島は、土庄、池田、草壁、坂手、福田、大部とフェリー・ターミナルが沢山あるので、紅葉の時期には寒霞渓に車がワンサと集まってくるようだ。
裏八景のコースは、不規則な大きさの石畳コース。
苔むした石畳の上に落ち葉が積り、さらに昨日の雨で濡れているので、かなり滑りやすい。
少し歩いたところで、怖くなって念のためリュックに差し込んで来たストックを用意する。しばらくぶりのストックなので長さの調整が上手くいかず、15分ほど立ち止まって悪戦苦闘。
≪裏八景のひとつ松茸岩≫
滑りやすい石畳の下り坂を、小刻みに歩を進めて慎重に下る。
森の中から猿や鹿の鳴き声が聞こえてきて、チョット不気味な雰囲気。茂みの中には、獣の気配が濃厚・・・・。
≪石門≫
9:05 奇岩や紅葉の写真を撮りながら下り、やっとお目当ての石門が見えて来た。滑りやすい足元だけを見て歩くと、見逃しそう。
自然の造形に感嘆。石のアーチの向こうが紅葉に染まり、期待感が膨らむ。
石のアーチを潜ると、錦秋に染まった木々と地面の真っ赤な敷き紅葉の見事さに、シバシ呆然。
別世界に入り込んでしまった様な感覚。
≪小豆島八十八ヶ所巡り第十八番札所 石門洞≫
岩壁を仰ぎ見ると、洞窟を利用した大師洞と巨大な不動明王が鎮座している。
急な階段を上がると、脇には巨大な不動明王の顔が・・・。
本堂の中は、岩が突き出ていたりしてかなりワイルド。
山岳霊場の雰囲気が濃厚だ。
大師洞からの眺めは、奇岩と紅葉の絶景が180°広がる。
天気が良ければもっと美しいのだろうが、これでも充分に堪能できる。
やや終わりかけの、だから美しい紅葉にドップリ浸り、境内を散策したりイスに腰掛けたりしながら充分に癒された。
お寺の奥さんらしい方とひとこと言葉を交わしただけで、後はこの空間を全くのヒトリジメ。
気が付けば、ここに来て既に一時間以上経過。
行動計画では、石門洞ではお参りの時間を10分しか考えていなかったので、既に本日の予定はグチャグチャ。
10:20 後ろ髪(あまり無いけど)を引かれる思いで、石門洞を出発。
振り向けば、落っこちそうな奇岩が・・・・。
裏八景の奇岩を仰ぎ見ながら、石門洞からは車道を歩く。車道と言っても、極端に狭いが・・・・。
時折、紅葉の隙間から海も見えるようになった。
≪ソフトクリーム岩(螺貝岩)≫
≪小豆島八十八ヶ所巡り第二十番札所 仏ヶ滝の遠景≫
石門洞から15分ほど下ると、左側に「佛ヶ滝」の門柱が現れ、遠くにお寺の屋根らしいものが見える。
行ってみたいが大幅に予定を過ぎているので、今回は門柱の前で合掌・・・。
10:35 猪谷池(いのたにいけ)の分岐に到着。
池の前の一般車道を右に行くと寒霞渓ロープウエイの「こううんてい駅」、左に行くと草壁港。
左下の道がロープウエイ山頂駅へ、手前の道が今歩いて来た石門洞への遊歩道。
猪谷の分岐からは、右へ折れて一般車道を歩く。観光客を乗せた大型バスが引っ切り無しに通るので、歩行注意。
10:50 寒霞渓ロープウエイの下の駅(こううんてい駅)に到着。
この辺りは、紅葉が丁度良い感じ。「紅雲亭」の東屋に入って、小休止。
裏八景(下り)タイムチャート
寒霞渓山頂登山口-(45分)-石門洞-(15分)→猪谷-(13分)→紅雲亭
裏八景下り 計1時間13分
※登山口から石門洞までは、雨上りで滑りやすかったのでユックリ歩いてます。
※石門洞から紅雲亭までは、並み足です。
※時間の中には、休憩は含んでいませんが写真撮影の時間は含まれています。
・・・・・・・小豆島4 寒霞渓/星ヶ城山登山その2 表十二景篇につづく
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