まほまほろば

まほろばのように日々の思いを書き綴った日記

小笠原旅行記11~最終日~

2011-06-29 21:35:52 | 旅行
<11日目>

この日は朝日を見る最後のチャンスでしたので朝4時に起きて山を登って見晴らし台まで行きました。

途中まで真っ暗でしたので非常に怖かったですが、星が輝いていたこともあり少しは気分が和らぎました。







雲で部分的に隠れてしまっていますが、朝日を拝むことができました。朝早く起きた甲斐がありました











下山後、母島へ向かう船の見送りをしました。




そして、船が動き出すと同時に1km先にある灯台のところまで全速力でダッシュし、手を振りながら「いってらっしゃ~い!」と叫んできました。青春というやつですか、まだまだ私も若いですね~


船の出港までは時間がまだあり(2時出港)、最後はこの島で好きになった釣りで終わりにしようと思い、いつもの堤防(青灯台)に行きました。

なんと3匹も釣れました(食べられるのは最後の一匹のみ)








お昼を食べ、ユースホステルに戻り、時間になるまでこの旅で知り合った人たちとまったりと過ごしました。



毎日通っていた小笠原諸島のメインストリートを通るのもこれが最後です。







船には大勢の人達が船に乗り込んでいました。







見送りの人達も多かったです。




ユースホステルの皆さんも見送ってくれました。




飛び込みをして見送ってくれた人もいました。




船が出港し、多くの人達が船で追っかける形で見送ってくれました。









さらば、小笠原諸島





船の出港から1時間後、東日本大震災が発生しました。
その頃すでに船は沖に出ていたので特に被害はありませんでしたが、小笠原諸島の人達は高台に避難して津波を回避したそうです。
船の中のテレビでは地震関連のニュースがやっており、公衆電話を使って(携帯がつながらないので)安否確認をする人たちで船の中がごった返していました。




無事に東京まで帰ってこれた時はほっとしましたが、そこからさらに家に帰るまでは交通機関が完全に麻痺していて結局家に着いたのは真夜中でした。水道が止まっていて、食器類が滅茶苦茶に崩れていたのにはびっくりしましたが被災地の中ではマシな地域でしたので助かりました。




約2週間の非常にのんびりした旅でしたが、行って良かったと思います。週に一便しかない・行くまでに船で25時間かかるという行程はなかなかできるものではないですし。

人によっては小さくて何もない島だと感じるかもしれませんが、私はそうは思いませんでした。
基本的に歩くか釣りをするかしかしていませんでしたが、まだまだ遊び足りない感じがしました。楽しもうと思えばいくらでも楽しめる、そんな島でした。
また、この島は本来はマリンスポーツ(ホエールウォッチング、ダイビング、カヤックなど)がメインではありますが、私はカナヅチなので一切やりませんでした。ですから、もし今後泳げるようになったとしたらさらに楽しみが増えるということです。

私はこの島のことを自信を持ってお勧めします。もし1週間の連続した休みがあったら(できれば2週間はいた方がより楽しめます)行ってみてはいかかでしょうか。
世界遺産になったので観光客は多いかと思いますが、のんびりできますよ

小笠原旅行記10

2011-06-26 20:32:09 | 旅行
<10日目>

この日はこの小笠原諸島で自由に行動ができる最後の日でした。
何をしようかと迷いましたが、午前中は再び旭山に登ることにしました。そして、頂上ではベンチの上に仰向けに寝そべり、1時間ほどのんびりと寝ました。

この山の頂上からの景色はきっと忘れることはないでしょう。









小笠原ユースホステルは帰りの便の前日に毎回パーティーを行うのですが、そのパーティーで必ず出る料理が島寿司です。島寿司とは小笠原諸島の郷土料理であり、醤油とみりんでづけたサワラをネタとしてワサビの代わりに辛子を使います。

午後は特にやることがなく、人出が足りないということでしたのでこの島寿司を握るのを手伝うことになりました。
本来はサワラですが、入荷がなかったことからバチマグロの赤みを代わりに使いました。






寿司を握り終えた後、ウェザーステーションから夕日を見るのもこれが最後だと思い、天気が微妙でしたが行くことにしました。

結局雲が多く、グリーンフラッシュ現象は見ることができませんでした。













夕飯になり、パーティーが始まりました。




パーティーでは昨日私たちが釣った魚のから揚げが出ていました。




誕生日の方もいて、手作りケーキがふるまわれました。




ウクレレ演奏




ヘルパーさんによるギター演奏




地元民による南洋踊り




最後はオーナーさんがお客さんの名前を一人一人歌に乗せて読み上げて行きました。自分の順番がきたら立ちあがり、皆から拍手を受けるので少し恥ずかしかったですが、同時に嬉しくもありました。





パーティー終了後は宴会が行われ、宿で知り合った人たちと連絡を交換したり夜遅くまで旅の思い出などを語り合いました。


小笠原旅行記9

2011-06-26 19:54:06 | 旅行
<9日目>


この日は朝早く起きて釣りに行きました。なんと一匹釣れました。しかし、これもまた食べられる魚ではないそうです。




朝ごはんを食べた後、バスに乗ってジョンビーチという砂浜に行きました。この砂浜に行くためには小さい山をいくつか越えていく必要があり、軽いハイキングコースとなっています。
バス停でたまたま知り合った二人組もジョンビーチに行くということでしたので一緒に行動することになりました。













アップダウンが激しい道が続き、2時間ほど歩き続けようやくたどり着けました。




海でたそがれるMさん




しばらく休憩した後、次は高山という山に登ることになりました。距離は短かったのですが傾斜が急でしたので何度も休みながら登り続けました。














下山し、元の場所に戻ってこれました。ここで私はバス停で知り合った人たちと別れ、磯に釣りをしに行きました。




磯に着くと、なんとSさんが釣りをしており、一緒に釣りをすることにしました。波が荒れていて何度も岩場に根がかりを連発しました。




しかし、ヒット性があるポイントを見つけ、なんと2匹釣ることができました。

キチヌ




ロクセンスズメダイ




結局二人で合計6匹釣ることができました。




夕飯はこの釣った魚をさばいて食べたかったのですが、生では食べられずから揚げにする必要があるということから次の日に持ち越しになりました。ですから、夕飯はSさんと一緒に小笠原名物カメ料理を食べに行きました。


カメの刺身




カメのから揚げ




予想以上に癖がなくおいしくて満足できるものでした


宿に戻り、みんなで酒を飲みながら過ごしていると、突然私に電話がかかってきました。
今日一緒にジョンビーチに行ったMさん達からでした。

「今、ジョンビーチで知り合った人たちと一緒に食事をしているんだけど、良かったら来ない?」

という誘いでした。


せっかくだから行こうと思い、レストランに行くことにしました。ここでも再びカメ刺し、さらにカメの白子を食べることになりました。




偶然知り合ったことを記念してお酒は”ジョンビーチ”という名前のカクテルを頼むことにしました。




最後は記念撮影。またどこかで会えるといいですね~









小笠原旅行記8

2011-06-26 19:41:04 | 旅行
だいぶ間が開いてしまいましたが思い出しながら書いていきます(過去の記事はこちらを参照)。

つい最近小笠原諸島が世界自然遺産になりましたね。今までのままでいてほしかったという寂しさはありますが、島が発展していくためには必要なことなのかもしれません。
これから制限区域などが設定されるでしょうから本当に私は世界遺産になる前に行くことができてよかったと思います。



<8日目>

この日は朝から雨が降っており、山登りや釣りをすることができなかったためYHで知り合った人と一緒にあすか工房という場所にタコノハ細工を作りに行きました。




小笠原諸島にはタコノキという固有の木があるのですが、この木の葉(タコノハ)を水に浸して乾燥させたものを使ってアクセサリーを作りました。




私はカードケースを作りました。

まずは定規を使って寸法を合わせます。




交互に重ねていくことで網目状にします。




斜めにおり、長方形になるようにさらに織り込んでいきます。





上1cmほどをハサミで切断します。




切った部分をタコノハで針を使ってぐるぐる巻きにしていくことで固定します。




最後に飾りを織り込んでいくことで完成です。虹色にしてみました。







午後からは天気が良くなってきたので釣りをしに行きました。




なんと一匹釣れました。ただ、残念ながら食べられる魚ではないそうです。





この日はあまり動くことが少なく、まったりと過ごせた一日でした

夢に出てきた~オーストリア~

2011-06-22 22:12:07 | Weblog
今日オーストリアを旅した時の情景を夢で見ました。


ヨーロッパを一人旅してから早4年が経とうとしています。気に入った場所、気に入らなかった場所と様々ありましたが、その中でもオーストリアは気に入った場所の上位に入ります。

西側の方しか廻りませんでしたが、特にザルツブルグは楽しかったです。




ユースホステルに泊まったのですが、そこで知り合ったメキシコ人や日本人とは酒を飲みながら旅話で語り合いました。





また、サウンドオブミュージックの舞台となっているシャーフベルクschrfbergという山を登ることができたのも今ではいい思い出です。














写真を見ながら振り返っているとまた行ってみたくなりますね~