まほまほろば

まほろばのように日々の思いを書き綴った日記

本の整理

2018-11-12 20:51:40 | 本(漫画、小説)
近いうちに引っ越しをすることが決まったため、今月に入ってからは毎日のように引っ越し準備をしています。

まず手を付けたのが本の整理です。

今ある本を全て持っていくつもりはなく、ある程度は絞る予定です。

そのための基準がいくつかあります。

その中で一番重要なのが、再読したいと思うかどうかです。

この基準に照らしたとき、真っ先に捨てようと思ったのがビジネス書、自己啓発書です。

整理していると案外これらのジャンルは出てくるのですが、内容が薄くて、内面矯正世界にのめりこんでいるものばかりであるため、再読する気はありません。


また、奥行きも感じられないものも捨てることにしました。

読みやすくて、読んだときは楽しかった、感動したと思えるものも多いですが、しばらくすると記憶から抜け落ちてしまうのです。

正直時間と金の無駄だったと思います。

やはり、ショーペンハウアーの言うように良書を読むべきであると深く思います。良書とはつまり、私にとっては思考を刺激するものです。

読む本は厳選し、流行り物は基本読まず、後で捨てたくないような物にしなければなりません。

整理しながら深く反省しました。



のーべる

2018-10-09 21:34:02 | デューン
先週からノーベル賞の発表が続いている。

これを巷ではノーベルウィークと呼ぶのだそうだ。

ノーベル賞を受賞するということは大変名誉なことであり、知名度やインパクトに関してはあらゆる賞の中でもトップクラスだと思われる。



毎年思うのだが、なぜニュースでは日本人が受賞したかどうかに異常なまでにこだわっているのだろうか。

ひどいニュースの記事になると、日本人は受賞していないと書かれているだけであって、受賞の内容については全くふれていないものがある。
また、現在は日本国籍がなく、日本で暮らしていたことがある人まで日本人の受賞者リストに加えられていたりする。

あきれるばかりである。

ノーベル賞とは世界中の人類に対して多大な貢献をした礎を表彰するものである。

ならば誰が受賞したかではなく、なぜ、どのような内容で受賞したかの方がはるかに大事なことのはずである。

それを置き去りにして、日本人が受賞したと喜んでいるのはどうなのだろうか。

数十年前のまだ日本の国力があった時代の過去の遺産、つまり、過去の栄光に浸っているように思われるのである。

頭の中がお花畑状態であるのをそろそろ脱した方がいいのではないだろうか。

公開することについて

2018-10-02 21:50:50 | デューン
昨日から再びブログを再開することにしたが、正直なところ今後ブログを続けていこうか迷っています。

かれこれ12年ほど細々と続けてきたので今更やめるのはなんとももったいないという思いがある一方で、なぜ不特定多数の人に公開しないといけないのかという思いがあり、迷走しています。

もちろん、続けようと思えば続けることは可能でしょう。しかし、それに対するモチベーションの低下は甚だしいところがあります。


迷いが生じているからにはそれを解消していくべきなのでしょう。

このブログを始めた頃は私はまだ学生でして、あまり周囲のことを気にせず、思った通りのことを赤裸々につらつらと書いていましたが、働きだすようになってから徐々に周囲のことを気にするようになり、書きづらい内容が増えていきました。

また、この歳になってまだこんなことを書いているのかと後ろ指を刺されるような指摘を受けることに対して怖さや恥を感じるようになりました。

振り返ると、しがらみが増えました。昔に比べると行動もだいぶ慎重に行うようになりました。



いっそのこと開き直ることが必要なのかもしれません。

書きたいと思ったから書いたのだ、そして子供じみた内容かもしれないがそれでも構うものかと堂々としていればいいのです。

果たして今の私にそれほど堂々としていられるだけの根気があるのかどうかは不明ですが、解決策の一つにはなりそうです。

そうはいっても書いてはいけない内容はもちろんあると思います。いくら言論の自由があるとはいっても線引きはあるはずです。その線がどこにあるのかはもう少し考察する必要がありますが、少なくとも誹謗中傷は私は書きたくありません。自分にいずれ返ってくるからです。

時の権威や権力に対しては自由に書きます。難しいのが、利害関係に対してです。なまじ近しいところにいるということもありまして、下手なことを言いすぎると痛い目に遭い、孤立する恐れがあります。




思考を止めるな

2018-10-01 22:02:39 | デューン
だいぶ更新が止まってしまっていました^^;

安心してください、生きています。

言い訳になるかもしれませんが、ブログではなく、直にノートに手書きでは割と頻繁に日記にようなものは書き続けていました。

ただ、このブログに載せられる内容ではないものもなかには含まれているため、時間があったら過去の日記という形で編集をして載せたいなと考えています。

半年ぶりにこのブログに書いているわけですが、正直なところいつまでブログというものを続けようかと迷っています。

不特定多数の人に公開するということに違和感のようなものを感じ始めていまして、それだったら人には公開しない日記の方がいいのではないのかと考えたりもしました。

要は自分が日々考えたこと、感じたことを書き残しておければいいわけであって、方法は二の次なのです。


どちらの方がやりやすいか、いや、もっとやりやすい方法があるのだろうか。

とにかく私は考える時間を大切にし、それをなるべく書き残していこうと思います。

考えずに言われたままに行動する方が楽なのですが、なんだかそういう生き方もむなしくなりまして。

特に私は昔から素直すぎるのか、相手の言ったことを鵜呑みにしてしまう傾向があります。人にだまされやすい性格なんでしょうか。

だからこそ考えるのです。「カメラ」を止めるなならぬ「思考」を止めるなということで考える時間を増やしていこうと思います。


シーズンオフになりつつ

2018-03-12 20:23:50 | マラソン
マラソンを趣味にしてからかれこれ7年半が経過していますが、大会に参加するのはもちろんのこと、大会を見たりする機会が増えました。

今年は東京マラソンを生観戦し、トップランナー達の速さを目の当たりにしました。マラソンの生観戦は一瞬で終わってしまうのが残念なところではありますが、周りの雰囲気を味わえる貴重な場であります。

一方、トップランナーをずっと見続けるにはやはりテレビ観戦に限ります。
解説者の人が各選手の状況を逐一リポートしてくれるので、選手によっては親近感が湧きます。

去年からは東京オリンピックに向けてMGCという代表選考レースへの出場資格を得るための試みが始まりました。
実際のレースの1年前に行われるらしく、出場資格を満たしたエリートランナーがしのぎを削る一発勝負の大会です。

今までは代表選考の基準があいまいなところがあって、時々話題になったりすることもありましたが、今度からは全員が一斉に走って、その順位で代表選手が決まるためわかりやすいです。

個人的には3位までの選手が代表選手とするのではなく、3位以内かつタイムが2時間〇分以内とし、そのタイムを満たしていなければ選ばれないとした方がより速いタイムで皆がしのぎを削る走りをするのではないかと期待してしまいます。

今年度は男子・女子ともにMGC選考レースは終わりましたので、次は8月の北海道マラソンです。

見るだけでなく、私自身も5月に大会がありますので花粉の時期が終わり次第練習を積んで臨んでいこうかと思います。



B型

2018-02-19 21:51:20 | デューン
2月初めのことです。

1月後半に体調を崩して、その後回復したと思っていましたが、再度体調不良に陥りました。

今回は前回とは症状が異なっており、ありえないくらいの寒気と咳、そして頭痛でした。熱は微熱であり、風邪だろうと思っていたのですが、数日後深夜2時ごろに頭が激しく痛み、寒気が止まらなくなりました。

これはおかしいなと思って体温を測ってみたら38℃を超えており、あぁインフルだと確信しました(-_-;)

とりあえずこの状態だと寝るのもきついので、頭痛薬を飲んでその場をしのぎ、朝起きて医者に行ってみたところインフルエンザB型陽性でした。

インフルに罹ったのは公式記録ではこれが初めてになります(もしかしたら今まで気づいていないで実は罹ったことがあるのかもしれませんが)。

胃腸炎も併発していたので、抗インフル薬と胃腸薬を飲んで回復を待つことになりました。

結局熱が下がったのは2日後でしたが、5日間は外出禁止とのことでしたので家でずっとのんびりしていました。

寝疲れというのでしょうか、あまり長時間寝ると体のあちこちが痛くなってしまい、それだけで寝れなくなってしまいます。なので昼間に寝るのは数時間程度にし、あとはyoutubeなどで時間を潰すことにしました。

本当は読書をしたかったのですが、頭があまり働かなかったので諦めました。

ゆっくり休んだおかげで、今ではすっかり体調も良くなり、ジョギングもできるくらいに回復しました。

元々周りからウイルスをもらいやすい体質であるので気を付けてはいたのですが、流行には勝てなかったようです(;´Д`)

インフルならまだしも、よく風邪を引くのは自己責任で体調管理がなっていないと言われがちですが、それは間違っています。

体調管理をしっかりしていても風邪は引くときは引きます。

昔ながらの精神論なのでしょうが、私は断固としてその論理に抵抗します。

菜の花畑の中を駆け抜ける  その2

2018-01-29 21:48:42 | マラソン
先週は風邪を引いたのか、とにかく体調がすぐれない1週間でした。

熱はなかったのでおそらくインフルではなかったとは思いますが、熱が出ないタイプもあるようなので詳細は定かではありません。

食欲不振、のどの痛みが続いていましたが、病院でもらった薬を飲んだら効果抜群でわりとすぐに治りました。

おそらくお腹の風邪(急性胃腸炎)だったのでしょう。

それにしても私は胃腸があまり強くはないですね(-_-;)

昔は大丈夫だったのですが、ちょっと腐り気味のものを食べるとすぐにお腹をくだしやすくなりました。

例えば作って2~3日後のカレーなど。

なので、もったいないですが、なるべく食べ物は新鮮なうちに食べきるようにしています。それでも中るときは中るものです。


前置きが長くなりましたが、前回の続きで鹿児島のマラソン大会(指宿菜の花マラソン)を振り返ります。

前日は鹿児島市に泊まったのですが、会場がある指宿市までは電車で1時間ちょっと離れていました。

なので、朝は5時台の電車で会場に向かい、バスに乗ったりして結局会場に着いたのは7時前でした。




荷物置き場はすでに結構埋まっていまして、たまたま空きがいくつかあったのでなんとか席をゲットして着替え、スタートまで準備運動などして備えました。








このマラソン大会はフルマラソンの中ではかなりアップダウンがきつい大会として有名でして、基本平坦な道はあまりなく、常に上ったり下ったりしている状態でした。

前半はまだましなのですが、疲れが出てくる後半になるとこの連続するアップダウンが体に響いてきまして、心が折れそうになるのですが、そこは今までのマラソン経験から踏ん張りました。

また、この大会はコースはきついのですが、景色は最高でした。

菜の花畑をわき目に走ったり、開聞岳を眺めたり、海を見たりと変化に富んでいて飽きることはありませんでした。

意外だったのが「オクラの里」らしく、初めてオクラがどうやって実っているのかを見ることができました。














さらにこの大会の特徴的なのは私設エイドステーションの数が多いということです。

地元の住民が飴やチョコなどのお菓子や飲み物を配っていましたし、また、豚汁、カツオの炙り、マンゴー、ブロッコリー、サツマイモ、もちなどお腹いっぱいになるくらい食べることができるので、フルマラソンを走り終えたはずなのになぜか太ってしまうという面白さがありました。

本当に感謝です。皆さんのおかげで疲れはあまり出ずに走り切ることができました。

結局5時間40分もかかってしまいましたが、完走できてよかったです。普通のフルマラソンの3割増しくらいにきついコースでしたので、いい練習になりました。

ゴール後は名物の砂蒸し温泉に入って疲れを癒して、無事に帰宅することができました。


これでしばらくはマラソン大会はおあずけです。次は5月の侍マラソンにエントリーする予定です。
前回の仮装アイディア賞を超える賞を取ることができるかどうか、とりあえず狙えるように工作に励んでみます。

菜の花畑の中を駆け抜ける

2018-01-18 21:18:57 | マラソン
先週末に鹿児島にマラソンを走りに行ってきました。

マラソン大会は日曜日に開催されることが多いため、基本前日の土曜日は観光をし、そして日曜日に本番を迎えるというパターンで過ごすことが多いです。

鹿児島に行くのは何年ぶりでしょうか、しかも前行ったときは鹿児島市内を全く通っていなかったので市内観光は初めてでした。

せっかく行くなら次の日のマラソン大会に響かないようにのんびり過ごせる場所がいいなと思って、仙巌園という庭園に行ってきました。

鹿児島シティビューという市内観光バスに乗って30分。バス代は190円均一でしたので安かったです。




仙巌園の見どころは何といっても桜島が見渡せる丘でしょう。ベンチがあったのでずいぶんのんびりと過ごしました。
天気も良かったので、頂上付近に雪が被った桜島の全景を見渡すことができました。
登ることができたらいい景色が望めそうです。










手作りの木製風見鶏




ここにも反射炉が。
静岡にもありましたが、鹿児島にもあったんですね~。



尚古集成館。
幕末のころに藩主が近代化のために建てさせた博物館です。




薩摩切子の工場見学もできました。
間近で作っている工程を見ることができるので、作り手たちの熱気が伝わってきます。
完全に職人技のオンパレードだと思いました。
江戸切子に似ているなと思いましたが、どうやら江戸から職人を薩摩に呼んで作らせたのが始まりのようです。
買って帰ろうかとも思いましたが、額がびっくりするくらい高いものばかりでしたので諦めました(-_-;)








お洒落なスタバもありました。




次の日は4時30分起きでしたので、この日は早めに宿にチェックインし、かなり早めに寝ることにしました。

<続く>


新調

2018-01-08 20:14:21 | デューン
先日パソコンを新しく買い替えました。

8年前に買って以来ずっと使い続けていたパソコンでしたが、OSがvistaであり、色んなソフトなどをダウンロードしたりするときに不都合が生じることが多かったので思い切って買うことにしました。

基本物は長く使い続ける人間なので、本当はもっと使い続けたかったのですが、古いのはサポートしないから早く買い替えなさいというパソコン業界の見えない圧力により、外堀を埋められ、内堀まで埋められてしまい泣く泣く降参することにしたのです。

新しいのを買うにあたって重視したのは、処理速度と価格でした。

遅いのは精神衛生上よくないので、COREi3以上であり、なおかつ5,6万円くらいの手頃な値段なものはないかと探した結果、一応ありました。

海外メーカーのものでしたが、別に車のように国産にこだわっているわけではありませんし、そもそもパソコンは調べ物をしたり、こういったブログを書いたりするのを主目的にしているので特段問題はありませんでした。

ネットで買うこともできたのですが、実際に自分で足を運んで、現物に触れて確かめてから買うほうが基本的には好きなので面倒ですがこちらを選択しました。

店員さんが色々と説明してくれて、私自身もこれにしようとほぼ決定していた時のことです。

一応ネット価格ではどうだろうかと調べていると、店員さんがお店の裏側に行きました。

数分後戻ってくると値段を安くすることも可能だと教えてくれました。

別に値引き交渉をしたわけではないのですが、踏ん切りがつかずスマホをいじっていたのが暗にそのようにとられたのかもしれません。

元々表示されていた値段でも十分安かったので、この値段だったら買ってもいいやと思っていたところに値引きでしたので、これは買おうと思って買いました。

買って数週間経ちますが、今のところ不具合なく、いい買い物をしたなと思いながら日々パソコンを使っています。


2018年 新年の抱負

2018-01-04 20:50:30 | デューン
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

毎年新年になると、新年の抱負ということでその年のテーマを決めてやることを宣言していまして、今年も同様に行いたいと思います。

まず、今年のテーマは「まったりのんびり」と「思考を止めるな」です。

前者については、字のごとくそのままです。
去年はなんだか時間に追われた日々が多かったような気がするのです。
家に〇時に着いて、〇時に寝るから△時間自分の時間があると考えると、その△時間がものすごく短く感じてしまい、あれもこれもやらなければと焦って結果的にどれも中途半端になったり、変にプレッシャーを感じてしまったりとする日々が続きました。
でも、旅をすると普段の時間をいかにもったいないように使っているかを感じます。
どういうことかといいますと、大事なのは絶対的な時間ではなく、時間に対する精神的なゆとりなのです。
たとえ1時間であったとしても心にゆとりがあれば長く感じ、有意義に使うこともできますが、逆にゆとりがないと何時間あっても何かに追われてしまい、結果として無駄に過ごしてしまいます。
だからこそ、今年は時間を大切に過ごすためにいつも以上にまったりのんびりというスタンスで生活していきたいと思います。

また、後者についてですが、去年プラトンやハンナ・アレントといった哲学者の本をいくつか読んだことで思考停止に陥ることがいかに危険なことかということを学びました。
人間はどういうときに思考停止に陥りやすいかといいますと、権威あるものに直面した時です。これはミルグラム実験という有名な実験で証明されています(詳しくは「服従の心理」という本を読んでみてください)。
この権威あるものとは例えば、有名な肩書、組織のトップや上司であったり、はたまた法律といったものなど様々です。
私自身もそうですが、〇〇大学卒だとか△△(難関な資格)といった肩書を持った人たちに接するとなるとビビることが多いです。しかし、よくよくその人たちが言っていることなどを詳しく調べてみるとでたらめなことを言っているなと気づいたりすることもありますが、第一印象としては強烈です。
また、民主主義や人権といった言葉は生まれながらにして当たり前のように信じられてきて育ってきましたが、本当に正しいものだろうかと疑ってみると実は欠点があったりすることもしばしばあります。
思考をやめるとこういった欠点なりに気づかずにただただ鵜呑みにしてしまい、気づいた時にはいつの間にかひどい状況まで落ち込んでいたりすることがあります。
正直なところ、考えないでいることは楽です。しかし、哲学者のキルケゴールは「死に至る病」で一番最悪な絶望は自分が絶望していることに気づいていないことであると言っていました。考えないことは最も最悪な絶望状態(非本来的な絶望)なのです。
だからこそ、私は今年は考えることをやめません。権威に屈せずに疑ってみます。
ただ、一人で考えているだけでは行き詰ります。なので、そこは古典に力を借りようと思います。哲学書や小説はそういったことに関しては宝の山だと思うのです。
私は正直そんなに友達は多くはありません。だから、死んだ人と友達になるような感覚で読んでいきたいと思います。