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Biscuits Sec~ビスキュイセック~

ふ~みんのお菓子なスイーツ日記☆

藤生シェフ講習会

2010年06月08日 | お菓子講習会
「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」の藤生シェフの講習会に参加。
今回は、コンフィズリーがメインの講習会。“コンフィズリー”は、ヌガー、ギモーブやキャラメル、パート・ド・フリュイやキャンディーなどの、いわゆる“糖菓”華やかな生菓子に比べると地味だけれど、魅力的なお菓子の数々。
これが出来るシェフは少ないだろうし、きっとイヤがるシェフも多いだろうな。地味でコツコツと作る、結構な力仕事だったりするのです。
でも、さすが藤生シェフです。“コンフィズリー”が5品の他にも、シェフの代表するお菓子2品と、あっと言う間に7品もの魅力的なお菓子達が出来上がっていきました


「ガトーバスク」(左)と「ソーシソン オ パン ヴリュ」(右)

しっかり焼き込んだ「ガトーバスク」は、厚めのサブレ生地にカスタードクリームが入った定番の美味しさ。シェフは生地に、ザラメ糖も入れて食感にも楽しいアクセントを。
「ソーシソン」は、通常とは違うケーク生地の作り方で、柔らかな食感を表現。レモンの香り、レーズン、ラムのグラスに側面のグラニュー糖のジャリジャリ感と絶妙のバランスが素晴らしい逸品。


試食タイム♪

さて、楽しいコンフィズリーへ。


これは・・・?

そう、キャンディーやボンボンを仕込む為に、大量のコンスターチに型取りした跡。シェフは、こういう武器?!をご持参でした。


シェフお手製、石膏で作った型


コーンスターチの上に、これで跡を付けて・・・


「青リンゴのゼリー」 デポジッターで流し込んでいく。楽しそう♪


こちらは、「バナナ型キャンディー」

大量に仕込むので、手間が掛かります。それにしても、この手作りの石膏型は、ちょっと感動


「苺のギモーヴ」

苺の風味がフワッと香る、ふんわり優しい食感のギモーヴ。


「ヌガー モンテリマール」

出来たての柔らかなヌガーって、こんなに美味しいのかと思える。良くグリルしたナッツ類がまた香ばしくて、たまらない美味しさ。


「アーモンドのキャンディー」

これは、ただのキャンディーでは無い。飴にジャンドゥージャを包んで折り込んで、手早く層にした高度なテクニック。香ばしくてサクサクの食感。とっても美味しい逸品で、後をひく美味しさ


試食いっぱいで幸せ♪


素敵なお菓子達が、完成


藤生シェフ

藤生シェフは、お菓子業界でも大ベテランのシェフ。今回も、理論的かつ大変分かり易い説明もして下さりながら、テキパキとお菓子を作っていきます。シェフのお菓子への愛情が伝わってきました。道具の扱い方、生地を全く無駄にしない様な一つ一つの動作が、とても気持ちよく、尊敬出来ます。
近年は、コンフィズリー作りや古典菓子に力を注いでいらっしゃるとか。地味な古典菓子が大好きな私には、かなり嬉しい♪
ちなみ、藤生シェフのお店では、素敵なイラスト入りのお手軽なコンフィズリーのセットも販売されていますので、お勧めです☆
講習後は、こんなに素敵なお土産を頂きました~。


パッケージも素敵


焼き菓子がこんなに、いっぱい♪

これでもかなり嬉しいのに、まだお土産が!


バニラ・ビーンズのさやが入ってました

とっても美味しくて勉強になった講習会、藤生シェフ、企画して下さった皆様、ありがとうございました☆

「シュセット」

2010年05月30日 | お菓子講習会
「シュセット」は、“ロリポップ・キャンディー”を表すフランス語。日本語では、赤ちゃんの“おしゃぶり”と言ったところ。
「ジャン ポール・エヴァン」さんや「アンリ・ル・ルー」さんのお店でも、かわいいパッケージの“シュセット”を目にしますね。
その可愛らしいフォルムに、大人になっても何だかとても魅力的に感じて、“おしゃぶり”したい衝動に駆られるのは私だけ?!
先日、そんなキュートな“シュセット”を作る講習会に参加♪


「シュセット」

球形のホワイトチョコレートの中身は、ウォッカが香るガナッシュ・シトロンと、青リンゴとコーヒー風味のガナッシュクリームの2種類。チョコレート細工のお花、ピストレもして、食べるのが勿体無い程、キュートな仕上がりにと、自画自賛(笑)
チョコレートは繊細で扱うのに気を遣うけれど、温度やタイミングさえ守れば、美味しくて、とっても楽しい素材。今回は、繊細なチョコレート細工も作ったので、結構疲れたけれど
でもこれ、かわいいだけでは無くて、すっごく美味しかったのです
さて私の課題は、このキュートな“シュセット”を家庭でも気軽に作れる様に練り直しう~ん、来年のバレンタインくらい迄を目標にしとこうかな~。

大森先生お菓子教室

2010年03月10日 | お菓子講習会
久しぶりの、大森由紀子先生のお菓子教室。先生のお菓子教室は、ただお菓子を作るだけでは無くて、お菓子のストーリーや歴史背景も学べるので非常に興味深いのです。
今月のお菓子は、チョコレートのタルトとマカロン。両方とも大好きなお菓子です♪

 
「ショコラとバナナのタルト」

パートシュクレの中は、キャラメルとバナナ、ガナッシュクリーム。永遠に美味しい組み合わせ



試食時は、まだ完全にガナッシュクリームが固まっていなかったのだけど、トロッとしていて、それがたまらない食べ頃


「マカロン・パリジャン」 生地がアーモンドの香り高く、バニラ・クリームも美味しい♪

日本で流行りのマカロンは、クリームを挟んだ「マカロン・パリジャン」でもフランスには地方によって、実に様々なマカロンがみられます。“マカロン”は、伝統菓子でも有り、地方菓子でも有るのです。形状も色々で、その殆どが焼きっぱなしの固いクッキーの様なお菓子。私は素朴な焼きっ放しのマカロンも結構好き♪「マカロン・パリジャン」はその中でも、一番洗練されていて、作り方が難しいとされています。ただし、全てのマカロン生地の材料は同じ。アーモンドパウダー、粉糖、卵白の3種類。これらを泡立てたり、熱を加えたりと、製法の違いで全く違うマカロンが出来上がるのです。同じ材料なのに、本当にお菓子作りって面白いと思えるお菓子。
「マカロン・パリジャン」のマカロン生地は大きく分けて、熱を加えて作る「イタリアン・メレンゲ」か熱を加えない「メレンゲ・フランセーズ」を加える二つの製法が有ります。
今回は、「イタリアン・メレンゲ」を加えて作る、しっかりとした食感のマカロン生地です。「マカロン・フランセーズ」で作るマカロンは、割とはかない食感に仕上がります。

マカロンを食べると、フランスで大量のマカロンを日々仕込んでいたのを思い出す。そのお店のマカロンも「イタリアン・メレンゲ」で作る製法で、アーモンド生地に熱々の「イタリアン・メレンゲ」を加えて、カード1枚で混ぜていた。勿論、素手で手早く混ぜなければいけないのだけど、これがもの凄く熱い!!1回に仕込む量も半端な量では無いので、初めは手が真っ赤に腫れる程だったけど、その内にコツを覚えて何とか熱くならなくなってきた。そんな思い出がマカロンを食べたり、作る度に頭をよぎるのでした。

そして、今回は「チョコレートの歴史」の特別講座も。エクアドルのカカオ豆などに関する、貴重なビデオを見せて頂きました。貧しかった地方の方々が、カカオ豆生産のお陰で豊かになっていき、子供達も学校に通える様な環境になっていく様子は、結構感動的でした。何だか1口1口、感謝しながらチョコレートを食べなければ!という気持ちになりました。


大森先生宅の「カカオの木」 本物です!!

この日本で、10年以上も枯れずに育っているとは☆何とベネズエラから、持って来て頂いたそうです。
今回も、大変勉強になりました☆

「上村 究」氏 ヴァレンタイン講習会2010

2010年02月02日 | お菓子講習会
カカオバリー×ドゥマールのコラボ、上村氏のヴァレンタイン講習会。フレキシパンを活用した、チョコレートづくしの楽しい講習会でした。
フレキシパンは、シリコンとグラスファイバーから作られた柔軟な型。-40℃から+250℃で使用が可能なので、冷凍から焼成まで幅広く使える非常に便利な型なのです。


まずは、色々なショコラのティスティングから♪

上村氏は、自分はパティシェでは無いから。。。とご謙遜されてましたが、次々とお菓子が出来上がっていきます。さすが、語学も堪能でトップパティシェの技を真近でご覧になってサポートされている方。その知識は奥深いです。
特に今回はチョコレートの事について詳しくご説明。基本配合や、成分、ショコラの%によってルセットを変えていく計算方法などなど。。。非常に勉強になりました。んー、やっぱりお菓子は科学的。数字に強くないといけないな
温度管理は勿論、結晶や分子レベルのお話しになっていくと理数系に弱い私はピンチ。。。でも今日は、とっても分かり易く説明して下さったので、科学的だったけど、私でも納得出来ました☆


あっと言う間に3品


試食もこんなにたっぷり

手前の小さなショコラは、アオキシェフ(サダハル・アオキ・パリ)からの差し入れ。ユズが効いている、とっても爽やかなチョコレートでした♪さすが上村さん、トップパティシェとの交友が広いです。


「OROCHI」~オロチ~

このケーキは、リッツカールトン六本木のシェフパティシェ、ニコ氏の4年前の世界大会時のルセット。サブレ・クルスティヤン、ビスキュイ・ショコラ・モワルー、ガナッシュ・ショコラ、シャンティ・ショコラ、薄い板チョコの組み合わせ。さすが、デザインも食感も洗練されています。


「Petit Antoine」~プティ・アントワーヌ~

仏語発音だと、「プティ・タントワン」どうやら、小さい男の子の名前らしいです。
こちらは、2000年に出版された「ステファン・グラシエ」氏の本の中からのルセット。クルスチャン・プラリネ、ダコワーズ・ノワゼット、クレーム・ショコラ、シャンティ・ショコラ・オ・レ、薄い板チョコと、こちらも盛り沢山の構成。お子さん向けに考案されたケーキだからか、クレーム・ショコラがしっかり甘めと濃厚でした。でも、大人でも充分に美味しく食べれるケーキ。ノワゼットが香ばしくて美味しい~。逆に、あまり小さい子には、勿体ない贅沢なケーキかも?!

今回のメインはこの2品。1つ1つのパーツは、基本の物だけど、その組み合わせ、バリエーションは無限。やっぱり何でも基本は大事だなー。1番難しいのは、この薄ーい板チョコを作る事かもしれないと、密かに思ったのは私だけか?
そして、おまけにもう1品☆


「ビスキュイ・スフレ・ショコラ」

こちらは、アオキ氏のルセット。パータ・シュー風の生地で作る、堂島ロール風ビスキュイ生地。しっとり軽いけど食感も有る、万人受けする美味しい生地。


ちなみにアオキ氏からは、こんなに可愛いショコラも差し入れ

そして何と、今回の講習会でのお土産が、こんなに立派なフレキシパン!


すぐに活用出来そうな、1㎝厚さの長方形の生地用

これ頂いちゃって、いいのですか?!(喜)そう、フレキシパンの型って、とっても便利だけど結構高価なのです。。。今回頂いたのは、このお講習会代がチャラになってしまうくらい?かものお品。あぁ~、何て太っ腹な上村氏!
今回の講習会は、東名食品㈱さんの主催で、後援が日仏商事㈱さんとドゥマールさん。材料や器具など、とても優れた物が揃います。

今日は少人数制のこじんまりとした講習会でしたが、皆様とってもいい方々で楽しく受講出来ました♪遠方からご参加の方々も☆ご一緒して下さった皆様、上村シェフ、皆様ありがとうございました

大森由紀子先生お菓子教室

2010年01月10日 | お菓子講習会
今年初の、大森先生の教室。
今回は、シンプルで美味しいお菓子を紹介して頂きました。
でもの前に、ショコラのティスティングが有って、ミニレクチャーが♪
今回は、BIO(オーガニック)の「カオカ」のショコラと、「ジャン・ポール・エヴァン」のショコラを3種類。エヴァンのショコラは全てカカオ70%の物で、カカオの品種や産地別。非常に面白く興味深かった。やっぱり、チョコレートの世界は奥深い。まるで、ワインのティスティングの様な表現が沢山。単純な私は、美味しければ納得なのだけど
そう言えば、もうじき「サロン・ド・ショコラ」の季節だな~。

と、窓辺に目を向けると、貴重な物が!

これは、カカオの木。何と15年もの。先生は、「15年でこれしか育っていないの~。」と笑っていらしたけど、日本の気候でそれだけ生き延びているって、奇跡的です

さて、本日の主役のお菓子はこちら。


「ヴァニラ・ロール」



しっとり別立てビスキュイには、ヴァニラ・ビーンズがたっぷり入った全卵のバタークリーム。ブルボン・ヴァニラの優しい香りが口いっぱいに広がり、何て幸せ♪バタークリームが口の中でとろける。そしてアクセントは、ロールの側面にまぶして有るグラニュー糖。このジャリッと感が、ビスキュイとなめらかなクリームとマッチして、何ともいい食感。シンプルだけど、計算されつくした逸品。
やっぱり、バタークリームって美味しいな~~


「シバの女王」



旧約聖書に出てくる、シバ国の黒人の女王をイメージしたお菓子。一見、クラシックな「ガトー・ショコラ」に見えるけれども、アーモンドパウダーも入るので、「ガトー・ショコラ」よりも、もっと骨太でしっかりしたお菓子。チョコレートの美味しさを堪能しました


このお菓子にたっぷり使った「KAOKA」のオーガニックチョコレート

さて講習会後は、季節柄「フェーブ」の話題に。先生の貴重なフェーブを見せて頂きました♪


これは、1874年に初めて陶器で作られたと言われている、貴重なフェーブ。





ケースの中に、きちんと整理された沢山のフェーブ達。歴史を感じます。それぞれに、ストーリーが有るんだろうな。
あぁ、ウチに有るフェーブ達は、缶の中にゴチャッと入っているので、こういう風にきちんとケースに入れて整理しなくちゃ

CUPID!~クピド!~「シュトーレン」

2009年12月20日 | お菓子講習会
先日、世田谷・奥沢に有る大好きなパン屋さん「CUPID!」~クピド!~の講習会に参加。今回はパンでは無く、シュトーレンの講習会。


生地の網目。

今回は、天然酵母で作るシュトーレンのデモ。


フルーツたっぷりの生地は、焼き上がる前から、美味しそう♪


焼き上がりは、澄ましバターをたっぷりからめ、グラニュー糖をまぶします。

揚げパンでは、無いでーす


「クピド」の美味しいパンがこんなに沢山


試食では、天然酵母で作ったタイプとイーストで作ったタイプの2種のシュトーレン♪どちらも美味しいけど、やっぱり天然酵母のタイプは、深い味わいが感じられます。


東川シェフ  ※掲載許可を頂いております。

今回もとっても分かり易く丁寧に、教えて頂きました。「クピド!」のパンは、美味しくて大好き東川シェフは本当にパンを愛していて、こだわりの職人さんだなと、しみじみ思いました。お店ではパンによって、何と小麦粉を15~18種類、バターも5種類程使い分けたり、発酵方法も変えているそう。うーん、やっぱりパンの世界は奥深いな、私は食べる方に徹した方がいいみたい

さて、帰りは表参道へ寄り道、チェックしたいお店や、展示会などが盛り沢山で、駆け足でまわりました~


表参道のイルミネーション

久しぶりに見たけど、やっぱりキレイだな☆と、この時期ならではの、お店のディスプレイも素敵でした。


「ベネトン」では、小さくてカラフルなセーターがツリーに沢山飾って有りました。


「TOD’S」では、ツリーに見立てたシルバーのリングの中に、バッグやシューズがディスプレイ。


「ルイ・ヴィトン」のカラフルな店頭は、ひときわ目を惹いた。バッグのイルミネーションがツリーの形に積み上げられていて、圧巻☆

やっぱり、表参道は楽しいな♪そして来る度に、懐かしさもこみ上げる街。暫く勤務した場所でも有ったし、ティーンの頃は良く遊びに行った界隈。今は、竹下通りに行く勇気無いけどまわりのお店も、随分変わりました。あの頃から有ったのは、「ラフォーレ原宿」や「生活の木」、「コロンバン」、「キディランド」くらいかな?そうそう、「プラザ」の原宿店が12月25日で閉店と書いて有って、ちょっと残念でした。結構、好きだったのだけどな。

大森先生お菓子教室

2009年12月07日 | お菓子講習会
フランス菓子研究家の大森由紀子先生のお菓子教室。今月のメニューはこれ☆


「ローマ風ショートケーキ」

帽子を模したデザイン。時には、こんな風なおしゃれな形のショートケーキも素敵


白いドーム型の中からは、真っ赤なイチゴが♪

このカラフルなドレンチェリーやアンジェリカが、いかにもイタリアのケーキっぽい☆


「ショコラのビュッシュ・ド・ノエル」


ガナッシュクリームに香ばしいクルミがサンド

何と今回アンビベに使ったシロップは、日本酒のカカオ風味。ビスキュイ生地はとっても柔らかく、ガナッシュもなめらか。くるみのローストが香ばしくて、シンプルだけど美味しい~♪


これは・・・?

先生宅でのクリスマスプレゼント?くじ引きをひいたら、これが当たった。何かと思ったら「コーンカッター」その名の通り、コーンの実が簡単に取れる物。キッチングッズおたく?!の私としては、おしゃれなハンカチや化粧品よりも嬉しい一品。大森先生、ありがとうございました!


今回の講習中、先生の愛犬「プチちゃん」がずっと見守ってました。このリラックスぶりったら。。。癒されますすっかり、皆のアイドル♪ウチのベルと仲良くなれそう☆

大森先生の講習会は、素敵なご自宅でのデモンストレーション形式。お菓子は勿論美味しいのだけど、先生のお話しがまた、とっても興味深くて楽しい!先生は、お菓子の歴史や地方菓子など、本当に博識。素敵なお人柄も魅力的です

さて、その夜は映画館へ。土曜日から公開された「カールじいさんの空飛ぶ家」以前に、映画の予告を見た時から絶対に見たいと思っていた映画でした。


舞浜「イクスピアリ」内の映画館の入り口には、こんなに素敵な入り口が☆

奥さんに先立たれたカールじいさんが、彼女といつかは行ってみたかった憧れの地へ、家ごと風船を付けて旅立って行く。予告編を見た時は、切ない感じのストーリー仕立てで、それだけで泣きそうになってた。ところが。。。本編は、意外にハラハラドキドキのシーンや笑える場面も多かった。時々、とっても切なくなるシーンは有るものの、子供でも充分に楽しめる内容。単なる旅物語では無く、色々な事を考えさせる内容。テーマは結構、奥深いです。改めてもっと、毎日を大事に生きなきゃと、気付かせてくれた素敵な作品でした。

安食シェフ講習会

2009年11月29日 | お菓子講習会
元「デフェール」のスーパーパティシェ、安食(あじき)シェフのお菓子講習会。クリスマスがテーマだったので、どんな華やかなお菓子を作るのかと思ったら、シェフが選んだのは王道「いちごのショートケーキ」さすが安食シェフ、誤魔化しの利かないケーキを選んで下さいました。
まずは、型に敷く型紙の取り方から、ワザ有りでびっくり!


にこやかに、かつ丁寧に講習は進んでいきます


ジェノワーズ生地の仕上がり。何てなめらかなのでしょう。もうこれを見ただけで、焼き上がりは絶対に美味しいと思えます。


想像以上の焼き上がり。焼き上がりの生地は本当にキメ細やか


シンプルな仕上げですが、お上品でセンスが光ります


安食シェフといえば、ハート形の苺♪


3段重ねの「いちごのショートケーキ」

このケーキ、本当に美味しかった!何と言っても、ジェノワーズ生地(スポンジ生地)が美味しい
来月はショートケーキを作る機会が多いので、とっても参考になりました。本当に貴重だった今回の講習会。もう一度、ルセットを見直してみようっと!
実は、とっても奥が深くて難しい「いちごのショートケーキ」シンプルなだけに、材料の選別から温度、生地の合わせ方などによって仕上がりにすぐ影響します。
安食シェフは、科学的に、そしてとても丁寧に教えて下さいました。正直、目から鱗☆とっても科学的に卵の泡の状態や温度、混ぜ時間や回数など、ストップウォッチを手元に、細かく指導。焼成についても詳しく説明。こんなに丁寧にジェワーズ生地を教えて下さるシェフは、数少ないかも。改めてジェノワーズの奥深さを実感。基本は本当に大事です。
シェフのデモ後は、実際に実習☆すぐ作れると更に分かり易いので、嬉しい!


安食シェフ  ※掲載許可を頂いております

相変わらず、いい色に焼けています前日に、宮崎の2日間講習会から帰ってきたばかりの多忙なシェフ。でもしっかりと趣味のサーフィンも楽しんできたのが、シェフらしい☆
さて、ご自分のお店オープンの準備も、着々と進んでいる様です。来年が、楽しみ♪

「カカオエット・パリ」講習会

2009年11月24日 | お菓子講習会
中目黒「カカオエット・パリ」の講習会に参加。今回はクリスマス向けの講習会です。ジェロームシェフのノエルのイメージはショコラだそうで、美味しそうなショコラのお菓子が盛り沢山です☆


こんなに素敵なお菓子、4種類を紹介して下さいました


「タルトショコラ・フランボワーズ」

表面のグラッサージュ・ショコラの輝きが本当に美しい。まさに、ミロワール~miroir~(鏡)の様フランボワーズを逆さにして、その窪みにコンフィチュールを入れて飾る、おしゃれな演出。装飾と味のバランスを考慮した素敵なアイデア。



サクサクのタルト生地、フィヤンティーヌ入りのプラリネ、ショコラのクレムー、フランボワーズのババロワ、グラッサージュショコラノワール。全ての甘みと酸味のバランス、食感が見事なハーモニーです。なめらかさとサクサクの食感が堪らない美味しさ♪


「ヴェリンヌ・ポンム」

少し前に同店で食べたこのお菓子を、教えて貰えるとは嬉しい☆これは下から、りんごのピュレ、リンゴのキャラメリゼ、キャラメル風味のヨーグルトクリーム、りんごのムースの4層構造。まずはストローで、一番下のりんごピュレを飲んでから食べる。この、りんごピュレがとっても美味しい♪りんごの爽やかさと、りんごのキャラメリゼ、ヨーグルト風味がとっても合う爽やかなヴェリンヌ。このりんごは、何と2時間もオーブンに入っていた物。初めてこれをお店で食べた時、まるでメレンゲの様に見えるトップのりんごのムースがしぼまずに、ずっと持続していられるのが謎だったけど、今日はその謎が解けてすっきり!
ジェロームシェフは、ヴェリンヌ(グラスに入ったデザート)がお得意。同店では、斬新なデザインのヴェリンヌが色々と楽しめます。


「ケーク・オ・コワントロー」



ケーク・ショコラをコワントローのシロップを掛け、ガナッシュショコラを絞り、グラサージュオペラでコーティング。おしゃれな焼き菓子。ショコラとコワントロー、オレンジの風味が口の中で見事な一体感
さて、本当は3品の予定だったのに、シェフのご好意でもう一品、作って頂きました。


「カシスのギモーブ」(マシュマロ)


鮮やかなカシスの色が、目を惹きます。

ギモーブも、こんな風にシュセット風にするとかわいい今回は、卵白を使わない手法を紹介して下さいました。美味しい~♪


ジェロームシェフと奥様の椛澤さん ※掲載許可を頂いております

とっても仲良しで素敵なご夫婦です。普段お店では、奥様も一緒に作っていますが、今回はジェロームシェフがデモンストレーション、奥様が通訳兼アシスタントの役割。「あ、うん」の呼吸でテキパキと進んでいきます。どんな質問にも丁寧に答えて下さり、材料の事や技法の事なども、とても科学的な説明で分かり易かった。こんなに若いシェフなのに、お菓子への博識・情熱は素晴らしいです。
ジェロームシェフ、ご馳走様でした♪また、お店に行きたいなと思います。
そして講習後は、焼き菓子セットのプレゼントまで頂いて嬉しい☆しかも何と「フレキシパン」を1枚!と、かわいいフェーブの5個セットまで頂いてしまい、とってもお得な講習会でした

「ズコット」+「マルスラン」

2009年11月17日 | お菓子講習会
先日、「ズコット」と「マルスラン」というお菓子を習いました。


「ズコット」

「ズコット」はイタリア・トスカーナ地方の伝統菓子の一つ。聖職者が被る小さな半円球の帽子(ズケット)に似ている事に由来しているそう。白とココアのスポンジを三角形に交互に組み合わせて半球状にし、リコッタチーズの中に、チョコレートやナッツを加えたフィリングがオリジナル。
「最初のセミフレッド」(アイスまで凍っていない状態の冷菓)としても有名なお菓子。また、メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシスがお興し入りの際、フランスへも伝わった。でも、フランスでは見た事無かったなぁ。。。


今回は、生クリームを加えてたルセット。

こんなにたっぷりとクリームが入っているのに、意外に軽くてペロッと食べれてしまいました。多分、リコッタチーズだけでは、重くて食べれないかも。現在は、生クリームを使うルセットが多い。ちなみにリコッタとは、ri(再び)cotta(煮る)の意味。チーズの製造過程で出来る、乳清(ホエー)に再びミルクを入れて加熱し、凝固させて作ったチーズ。濃厚な訳だ。


「マルスラン」こちらは、フランス伝統菓子



「マルスラン」はタルト生地に、フランボワーズジャムを塗り、アーモンドのスポンジ生地の様な生地を流し、粉糖をふって焼いたシンプルお菓子。
こういう素朴なお菓子、大好き。そう言えば、最近このお菓子を置いているお店をあまり見ない。どこかに売ってるお店有るかな?