59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

退院後

2006-09-27 18:26:52 | Weblog

9月26日(月曜日)

退院してからはたいした変化もなく、自宅にて療養生活を続けている。
変化といえば、小学校の同級生に民主党の菅直人代表代行がいるが、彼の奥さんが見舞いに寄ってくれた。突然でびっくり。
住まいは武蔵野市の方で、このあたりは彼の選挙区ではないが、神奈川県から立候補する民主党の新人の応援に近所を回っているようだ。ついでとはいえ忙しいなか、わざわざ立ち寄って「いつも皆で心配しているんですよ、早くよくなって同窓会にも顔を出してくださいね」と言われるととても嬉しい。TVで拝見する印象と同じでとても気さくで感じの良い奥さんだ。お見舞い本当にありがとう!

放射線照射の治療があるので、毎日妻に車で病院まで送り迎えしてもらっている。

午後2時前に家を出て2時半過ぎには病院着、15分くらいの放射線照射が終って帰る。
帰りに買い物による事もあるし、そのまま帰ることもある。
病院で毎日ベッドの上にいた生活からすれば、すこし人並みな生活に戻ったともいえる。
病院では昼間も寝ることがしばしばあったが、家ではなるべく寝ないようにしている。
それでも抗癌剤のせいか、身体はだるく、何となく眠いので、昼寝をする事もある。
一旦寝ると、中々目が覚めずお昼ご飯を食べ忘れてしまうことがあった。
いくら昼寝が身体に良いと言っても、寝すぎは良くない。身体がよけいにだるくなる。

自宅療養でも、夜中にトイレに起きる時に腰が痛いのは入院時と同じで大変だ。
病院では点滴用の歩行スタンドやリハビリ用の歩行器を使っていたが、自宅では何もないので膝に手を当てて、中腰でトイレまでやっと歩いていく。これが夜中に3回くらいあるとさすがにたまらない。なるべく水分補給を欠かさないようにしている為、どうしてもトイレの回数が多くなる。昼間よりも夜間の方が回数が多いのはちょっと困る。
腰が痛いのは長い時間背筋を伸ばして寝ていた後に、起き上がるとしばらく痛い。時間がたって慣れてくるとだんだんと痛みは和らいでくる。昼間に椅子に座っているぶんには特に問題ない。
この、腰から背中にかけての痛みはこれから一生ついて回るのかも知れない。これもあるがままを受け入れて行くしかないのだろう。
痛み止めの薬も飲んではいるが、完全に痛みが取れるわけではない。薬の量を増やせば多少は痛みも軽減されるだろうが、副作用の吐き気を思うと、とても踏み切れない。
副作用と言えば、痛み止めの副作用として便秘もある。何種類かの下剤を飲んだが効き目がなく、入院時から座薬の薬を使っている。
浣腸とは違うが、これはよく効く。

明日はフランスから娘と孫が帰ってくる。夫婦して楽しみにしている。