「ル・ブレ」

フランス系アクション映画ブームはまだまだ続きます。表紙からしてカーアクションかな？と思い、手にとってみました。

組織のボスだったモルテスは、仲間の裏切りにより、刑務所送りになってしまう。７年間の刑期をまじめに過ごしてきたモルテスだったが、あともう少しで出所というときに、彼がロトを買ってくれるように頼んでいた看守のレジオが行方をくらました。怒ったモルテスは、仲間の脱獄の計画に便乗し、レジオを追うことに。そんな時ちょうど良くモルテスが殺した仲間の兄、トルコも出所し、モルテスを付けねらっていた。



面白かったっす。
ものすごいカーアクションを惜しげもなく使ってるのに、しっかりコメディでした。

タイトルのル・ブレとは、厄介者の意味だそうで。
そんなル・ブレのレジオがたまらなくバカでたまらなく面白い。
００７のパロディのような大男。
敵キャラのトルコもありえない濃さ。
レジオの奥さんがまたすごいキャラ。
とにかく、中盤以降は普通に笑える映画でした。
一人で普通（そうでもないかも知れないけど）なモルテスがかわいそうになります（笑）
そんなモルテスを演じるジェラール・ランヴァンは、ワイルドにしたガブリエル・バーンって感じで超渋くて素敵です

全体的な印象として、鳥山明のマンガみたいな雰囲気を感じました。
ドラゴンボールより前で、アラレちゃんよりちょっと前くらいの○作劇場に入っている感じの。
スピード感があってコミカルで面白いですね。
「ブラッド・ダイヤモンド」のジャイモン・フンスゥも出てました。
が、彼もこの映画の餌食です（笑）大爆笑でした。

言語もフランス語でとても面白いのですが、吹き替えもまたよし。
モルテス＝大塚明夫が完璧すぎです

と、いったわけで、ハードなアクション映画と思わずに、やわらかい気持ちでみてあげてください。
きっと楽しめると思いますよ。

さて、そろそろネタが尽きてきたフレンチアクション。誰かおススメあったら紹介してください（笑）

ル・ブレ(2002) - goo 映画