映画鑑賞検定3級blog

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「ミシェル・ヴァイヨン」

2007-04-23 | フランス映画
今、フランスのアクション映画に目覚めている私。2000年以降のフレンチアクションの面白そうな作品をつぶして行こうと思っています。そんなわけで、これを手にとってみました。

フランスのカーレース界で英雄的存在のミシェル・ヴァイヨン。父、兄とともに、ヴァイヨンのブランドで走り続けている。しかし、彼が大きな事故を起こし、死んでしまうという夢を見た彼の母親は、ル・マンに出ないでほしいと、懇願する。事故のきっかけとなるのはヴァイヨンのライバル、チーム・リーダー。彼らはル・マンには出場しないから大丈夫だと告げるミシェルだったが、5年ぶりに亡き父の跡を継ぎ、ルース・ウォンが率い、リーダーは再びル・マンへと出場したのだ。ありとあらゆる手段を使って妨害してくるルース率いるリーダー相手にミシェルは勝つことができるのだろうか?



話はフランスの人気コミックが原作でしかもリュック・ベッソンが脚本だから、もう~~、そりゃあサックサクですよ(笑)

とにかくリーダーは、狙撃だろうが、誘拐だろうが、誘惑だろうが、何でもいいらしい。
そんな、チキチキマシーンもびっくりというような話の展開です(笑)
だからまぁ、どきどき感はあまりないですね。

しかし、何がいいって、映像がいい!
なんたって、実際にル・マンに参加して撮ってるんだから!

F-1中継って見たことあります?
ピットに入ってきたマシンに駆け寄って、タイヤを交換するクルーとか、たまらなくかっこいいですよね。
車詳しくない私でも、すごくかっこいいと思っちゃう。

そんなリアルな映像を使っているから、ある意味ものすごくかっこいいF-1中継みたいなものですかね。

だからこそ、レースじゃない部分にも妙なスピード感と緊張感があるんですね。

その上、この映画は、どこの30秒を切り取ってもCMになるんじゃないか、っていうくらい、きれいな映像と、かっこいい音楽がびしっと決まってる。

って。監督のさんもともとCM作家さんだったみたいです。納得。

実は車にはぜんぜん詳しくない私なので、前半はラリー系、後半はル・マンなのですが、ル・マンの車って、こんなにF-1チックだったんだなぁ・・・とかはじめて知ったくらいのもんですが、それでも十分すぎるほど楽しめました。

レースシーンはクラッシュも含めて特撮やCGは使ってないそうですので、リアルさもあって、なかなか。

こういう、妙にリアルで、妙にオシャレで、妙にサクサクした内容っていうのがいかにもフレンチ式!個人的には大満足の作品でした。

ヒロイン(?)のディアーヌ・クルージェって見たことあると思ったら、「ナショナル・トレジャー」のダイアン・クルーガーじゃないですか(笑)
フランス読みにするから、誰かと思っちゃいましたよ。
って、この人、ドイツ人だったんですね。初めて知りました。お美しい方です。

主人公のミシェル・ヴァイヨン役、サガモア・ステヴナンも素敵だったわぁ。
なんとなく佐藤琢磨を髣髴とさせるヴィジュアルだったので、レース的な服装も似合いますね!

どうせならもうちょっとストーリーをマジメにすればハートをつかんで逃がさなかったんだろうに、こんなストーリーなもんだから好き嫌いができてしまいそうではありますが、F-1中継が好きな人なら、見てみる価値はあると思います。
つーか、私はかなり好きです

ミシェル・ヴァイヨン(2003) - goo 映画


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