RENT＠厚生年金会館

ブロードウェーミュージカルなんてものははじめてみるのですが、友人がチケットを取ってくれたので、連れて行ってもらいました。

一応映画は見ていたのでストーリーはわかるのですが、やっぱり映画よりずっとずっと迫力があるのだろうな・・・とか思っていたため、ちょっと残念さもありつつ。

エンジェルはとても良かったし、モーリーンは映画より良かったですね～。

個人的にはコリンズとマークがちょっと物足りなかったかな、と。

歌は良かったと思いますし、演奏も楽しめました。

特に、キーボードの人がこちらに背を向けて弾いているので、それがとても新鮮で何が楽しいってそこだな、と。

それから、私はRENTのストーリーはそれほど大好きではなかったので、こんな感じだわね～、といったところ。

家賃を払わなくても生きていけているのは、そこに夢を捨てて、苦しみながらも仕事をしている人がいるから。

誰も税金を払わないで楽しく夢を追って生活していけるのならばいいけれど、誰もがみな才能があるわけでもない。
そうでないから、地道に生きる人もいて、そういう人がいなければ政治も世界も成り立たない。

私だって、AIDSに苦しむ姿を見るのは辛い。
仲間が死ぬことだって苦しいだろう、悲しいだろう。

だけど、それを諦めて生きていく人を愚かだと言われると、少々腹立たしさを覚えずにはいられない。

そんな小市民である私は、どこかに引っかかりを覚え、RENTを素直に楽しめていないというそんな自分の小ささを見せ付けられているようで、そんなところがなおさらいやだったりするわけで・・・。

なんて言ってるけれど、やっぱり音楽は素敵だし、この季節に見るものなのだな、と、思わせてくれました。

いいものを観たな～という気持ちにはなれたので、またミュージカルには挑戦してみたいものです。