帰ってからすぐに児童相談所に電話した。
一番はやくて1ヶ月後の予約だった。
その間どうすればいいのだろう。
早く行って確かめないと。
きっと先生は言ってくれるはず「だいじょうぶですよ」
冬になりはじめていた。
その日はとてもいい天気で児童相談所の個室は日当たりがよく暑いくらいだった。
ジューはボールプールの中で寝転んでいる。
あの日からジューをよく見てみると、私や夫以外は目を合わせていないことに気づいた。
児童館などでも他の子供達と一緒にいて一見皆で遊んでいるようだが実は誰とも関わってはいなかった。
道のこだわりはある日とない日がある。
言葉は20ぐらいの単語のみ。
小柄な学生のような可愛らしい女性が入ってくる。
ジューに挨拶をすると目をそらせて外をみている。
驚いたことにこの人が児童精神科の先生だった。
ジューに少し話しかけ私にいろいろ質問してきた。
私はたくさんしゃべった。できるだけ明るく。
途中で何故こんなにしゃべっているのかわからなくなったが、しゃべり続けた。先生は黙って聞いていた。
しばらくして先生は
「おかあさんはジュー君をなんだと思いますか?」と聞いてきた。
わたし?わたしは・・・
「自閉症じゃないかと思っています。」
先生はしばらく私をみて言った。
「そうですね。自閉症というのがが一番ちかいようですね」
涙が出てくる。どうしたらいいんだろう。
「お母さん、こういう子たちは人とコミュニケーションがとるのが少し苦手なんですよ。ジュー君の場合軽度だし、言葉ももっとでます。」
私は聞いた。今思えば無知な質問だったとおもう。
「結婚はできますか」
「ジュー君よりもっと重い精神遅滞の方で周りから手助けしてもらって結婚生活をおくっている方はいますよ」
先生もやっとの答えだったんだろう。
今だったらこんな質問は絶対しない。私にはもうわかっているから。
帰りの車の中で寝てしまったジュー。
栗色の髪に長いまつげ。
とてもきれいなジュー。
私のおなかで育てた大切ないのち。
どうしてこんなことになってしまったんだろう。
ジューに向き合えるまで・・・1~10
(注・・・一番したが1です。)
一番はやくて1ヶ月後の予約だった。
その間どうすればいいのだろう。
早く行って確かめないと。
きっと先生は言ってくれるはず「だいじょうぶですよ」
冬になりはじめていた。
その日はとてもいい天気で児童相談所の個室は日当たりがよく暑いくらいだった。
ジューはボールプールの中で寝転んでいる。
あの日からジューをよく見てみると、私や夫以外は目を合わせていないことに気づいた。
児童館などでも他の子供達と一緒にいて一見皆で遊んでいるようだが実は誰とも関わってはいなかった。
道のこだわりはある日とない日がある。
言葉は20ぐらいの単語のみ。
小柄な学生のような可愛らしい女性が入ってくる。
ジューに挨拶をすると目をそらせて外をみている。
驚いたことにこの人が児童精神科の先生だった。
ジューに少し話しかけ私にいろいろ質問してきた。
私はたくさんしゃべった。できるだけ明るく。
途中で何故こんなにしゃべっているのかわからなくなったが、しゃべり続けた。先生は黙って聞いていた。
しばらくして先生は
「おかあさんはジュー君をなんだと思いますか?」と聞いてきた。
わたし?わたしは・・・
「自閉症じゃないかと思っています。」
先生はしばらく私をみて言った。
「そうですね。自閉症というのがが一番ちかいようですね」
涙が出てくる。どうしたらいいんだろう。
「お母さん、こういう子たちは人とコミュニケーションがとるのが少し苦手なんですよ。ジュー君の場合軽度だし、言葉ももっとでます。」
私は聞いた。今思えば無知な質問だったとおもう。
「結婚はできますか」
「ジュー君よりもっと重い精神遅滞の方で周りから手助けしてもらって結婚生活をおくっている方はいますよ」
先生もやっとの答えだったんだろう。
今だったらこんな質問は絶対しない。私にはもうわかっているから。
帰りの車の中で寝てしまったジュー。
栗色の髪に長いまつげ。
とてもきれいなジュー。
私のおなかで育てた大切ないのち。
どうしてこんなことになってしまったんだろう。
ジューに向き合えるまで・・・1~10
(注・・・一番したが1です。)