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妖精が見える子供

不思議な雰囲気をもったの息子ジュー。
双子の姉のリンと共に、毎日ニッコリ暮らしています。
最近にゃ~ずが仲間入🐱🐱

障害がわかるまで・・・4

2004年05月19日 10時42分59秒 | 障害がわかるまで
保健婦さんに聞いてみた。
「一度専門の先生にみてもらいたいのですがどこへ行ったらいいのでしょうか」

少し困ったようだったけど
「明日、町の3歳半検診があります。発達の心配がある子のための先生がみえるので、終わってからみてもらいますか」


次の日3時ぐらいに2人を連れて行くと広い個室に通された。
昼寝をしてないのでいきなりゴロンと寝転んだ。
先生が挨拶をしても知らん顔をしている。
リンは大きな声で「こんにちは」といい褒められて得意そう。

私の話を聞きながらジューの様子を見ている先生。
机の上にいろいろな玩具をだしていく。
興味がでたのかゆっくり机に近づいてきた。

リンはジューに話しかける先生の指示に目をキラキラさせて
くいつくように見ている。
自分がやりたくて仕方がないという感じだ。
先生の指示にどんどん答えてしまい、私をイライラさせた。

ジューはどんどん出してはしまわれる玩具のひとつを気に入り鞄にしまわれると「あ~」と言いながら取りにいった。

「こだわりが強いわね」
こだわりが強いなんて思ったことがなくって先生の言葉に驚いた。
いろいろなものに興味を持つリンを見ながら
「普通の子はこんな反応なんですよ。しかもこのこ全然目線が合わないわね」

それには私は反論した。
「私はこの子が目線があわないなんて感じたことはないんですけど」
先生はジューを見ながら
「お母さんこちら側に来てください。」
私は先生の後ろに立たされた。
「いいですか。よく見ておいてくださいね。ジュー君」

何度か呼ばれた後、嫌そうに顔をあげたジューの目はスーと横にそれていったのだ。

ショックだった。ただ本当にショックだった。

「児童相談所に連絡してきちんとみてもらうか、もう少し様子をみるかどうしますか。」

やっとの思いで私はこの子が一番いい道をえらんであげたいと伝えると
先生は満足気にこう言った。
「障害者を育てていくことを親のあなたが早く認めてくださいね。それがこの子にとって一番いい事なのですから。」

寝てしまったジューを抱きリンの手をひいて歩いた。

障害者という文字がいつまでも頭からはなれなかった。

私には耐え難い重い本当に重い言葉だった。



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