夜中にふと目覚めるとリンとジューが小さな寝息をたてている。
だんだん目がなれてきて私は2人をジッと見つめる。
こんなちいさな子の首をしめるのはたやすいことだろう。
ジューと死んでしまったら後に残るリンはどうなるのだろう。
一生苦しむのか。いやそんな事も時間がたてば忘れていくだろう。
そんなことを考えながら又眠りにつく。
私は元気だった。
他人からみるとそんなことがあったとは思えなかっただろう。
ジューのことは私の母と妹と夫にしか言っていなかった。
友達との付き合いもいつも通り続けていた。
本当は誰にも会いたくはなかったし話したくもなかったのに。
でも誰にもジューのことは言えなかった。
言ったらこの人達はジューの事をどういう目で見るのだろうという事ばかり考えていた。
「あの双子の子の男の子の方、障害者なんだって。女の子の方もかわいそうね~」
皆の噂が聞こえてくるような気がした。
リンもジューのことでいじめられ辛い思いをするに違いない。
ある日実家で母と妹とで食事をした。
母も妹も私を責めなかった。それどころか私が毎日2人を公園に連れて行っていることや意外に元気そうなことを喜んでいた。
私はイライラしていた。
お酒も入っているせいもあっただろうけど私は初めて自分の気持ちを言った。
「ジューと一緒に死にたい。この子がいると皆に迷惑がかかる。さくら(妹)も結婚するときにジューがいると断わられるかもしれない。リンだってジューがいるといじめられるかもしれないし。私達が死んだらジューは皆からうとまれて生きていかないといけないんだし。ジューがいたら・・・・・・・」
私は泣きながらこれから起こりうるだろう事を言っていった。
2人は黙って聞いていた。
しばらくしてさくらは言った。
「私はジューがいるからといって不幸とは思わない。まだ起こってもいない事を勝手に想像して私達のことを理由にしないで!」
さくらは誰よりもジューを可愛がってくれていた。
二人が生まれて実家に帰ったときだってあまり寝てない私のために夜の授乳を変わってくれたり、私の家に休みのたびにやって来て本当に可愛がってくれていたのだ。
さくらもとても辛かったはずだ。
でもそんなさくらの言葉もそのときの私には届いていなかった。
私は言った。
「あんたに私の気持ちなんてわかるはずがない」
だんだん目がなれてきて私は2人をジッと見つめる。
こんなちいさな子の首をしめるのはたやすいことだろう。
ジューと死んでしまったら後に残るリンはどうなるのだろう。
一生苦しむのか。いやそんな事も時間がたてば忘れていくだろう。
そんなことを考えながら又眠りにつく。
私は元気だった。
他人からみるとそんなことがあったとは思えなかっただろう。
ジューのことは私の母と妹と夫にしか言っていなかった。
友達との付き合いもいつも通り続けていた。
本当は誰にも会いたくはなかったし話したくもなかったのに。
でも誰にもジューのことは言えなかった。
言ったらこの人達はジューの事をどういう目で見るのだろうという事ばかり考えていた。
「あの双子の子の男の子の方、障害者なんだって。女の子の方もかわいそうね~」
皆の噂が聞こえてくるような気がした。
リンもジューのことでいじめられ辛い思いをするに違いない。
ある日実家で母と妹とで食事をした。
母も妹も私を責めなかった。それどころか私が毎日2人を公園に連れて行っていることや意外に元気そうなことを喜んでいた。
私はイライラしていた。
お酒も入っているせいもあっただろうけど私は初めて自分の気持ちを言った。
「ジューと一緒に死にたい。この子がいると皆に迷惑がかかる。さくら(妹)も結婚するときにジューがいると断わられるかもしれない。リンだってジューがいるといじめられるかもしれないし。私達が死んだらジューは皆からうとまれて生きていかないといけないんだし。ジューがいたら・・・・・・・」
私は泣きながらこれから起こりうるだろう事を言っていった。
2人は黙って聞いていた。
しばらくしてさくらは言った。
「私はジューがいるからといって不幸とは思わない。まだ起こってもいない事を勝手に想像して私達のことを理由にしないで!」
さくらは誰よりもジューを可愛がってくれていた。
二人が生まれて実家に帰ったときだってあまり寝てない私のために夜の授乳を変わってくれたり、私の家に休みのたびにやって来て本当に可愛がってくれていたのだ。
さくらもとても辛かったはずだ。
でもそんなさくらの言葉もそのときの私には届いていなかった。
私は言った。
「あんたに私の気持ちなんてわかるはずがない」
これはジューの障害がわかって間もない時のことなので一年以上も前の話です。
子供の障害がわかった時、母親はこう考える人も多いんじゃないかな~。私の友達も(障害を抱えている子を持った)ほとんどの人が同じような事をいいます。
思うだけで実行のはうつせません。
一瞬でもすごく苦しむんだろうな~とか思っちゃいますもんね。
でもそういう事を考えるほど追い詰められていたんですよね。
今はありのままのジューを受け止めています。
楽しく暮らしていますよ。
ビッグママさんの書く事が、書き方が、内容が、
とてもわたしの心に響きやすく、あまりにもそのまんまなので、気持ちがすごく伝わってくる為に、読むのが癖になりました。
リンちゃんとジューくん。
名前、すっごいかわいいですね。
ビッグママさんが考えられたんですか?
またその辺のストーリーも時間があったら教えて下さい。
では、また。
自分自身の気持ちの整理と一人反省会という感じで初めたのですが書きたいことがあふれてくる感じで自分でもビックリしています。(よっぽどたまっていたんですかね~)
不快な表現もあるかと思いますが障害について私が差別していたんですよね。この頃は・・・
リンとジューの名前はここだけのものですが(本名は普通の名前です)北斗のケンのキャラクターからです。(笑)
ジューの保育園のお母さんから
「~君ていつも自由きままな雰囲気で雲のジューザみたいよね~」と言われたことがあったんですよね。
もちろんそのお母さんはジューの障害のことは知らなくってジューの持っている不思議な雰囲気のことをそう感じたんだと思います。リンはそこにでてくる女の子の名前です。単純な理由ですいません(^_^;)
又来てくださいね~(^^♪お待ちしております!
そりゃ本名だとは思っていなかったけど...一番好きなトキの登場希望します!
ケンシロウさんとこに書いてあったじゃないですか北斗テイストってまさにそのまんまで笑えました。
リンはユリアか迷ったんですよ。でもユリアもなんだか似合わない感じだしまぁリンでいいか~なんて・・・
トキかぁ~おばぁちゃんの名前っぽいですよね(笑)
北斗の拳からだったのね~!
もしかして、スロットファン?
リンは分かります、ジューはちょっと分からないけど。とってもかわいいです。
>不快な表現もあるかと思いますが障害について>私が差別していたんですよね。この頃は・・・
これはとっても自然な感情だと思いました。
先日、友達と食事をしていてこんな話になりました。年齢もあると思うんですが、この頃妊娠する友達が多いのです。それで、流れで障害がある子供が生まれたら・・・と言う話に。
実際、接する機会がとても少なく、どう感じていいのか分からない、というか、確かに今現在ではとても大変なんだろう、としか感じてない自分達がいました。
もっともっと、触れ合う機会が自然の流れにあるような日本社会にだんだんなっていけばいいな、と今の時点ではとても他人まかせですが、思いました。
わたしは、半年前くらいに何だか急に悩みが大きくなりだして、心理学を学ぶようになりました。
今ではカウンセラーの勉強を同時進行しています。そこで出会う多くの人々は、心の問題を抱えていて、それは個人個人まったく違うものなのですが、分かりあうことが出来るんですね。
みんな、同じ人間だということが、同じ様に心を持つという事が、実感できます。
ん~、何が書きたいのかわからなくなってきましたが、人間は愛しい生き物で、人間に生まれて、あたしに生まれて良かったと思うのです。
そして、そう思えるあたしにも母親がいます。
ビッグママさんも、母親なのですね。
女として、先輩です。
これからも、今のまま素直な、感じたままを楽しませて頂きますね!
文面を見てると、なんとなくそんな感じがします。
私も結婚する前に友達とそういう話をしたことがあります。
もしおなかの中でわかったら絶対おろすよね~なんてとんでもない事を言ってました。
自分がそういう子を産むなんて絶対にないことだと思っていたんですよ。
ジューの障害がわかる前は自分はとても強い人間だと思っていたんですね。運もいいと思っていたし。
でも実際こういう事がおこるととても情けない人間だったわけです。
でもリンとか保育園のお友達とかこの年代の子供達はすごいですよ。障害があろうとなかろうと関係ないですから。シビアな世界です。(笑)こういうのをみていると親が障害者にたいしてきちんと接することができればこのこ達もそのまんまでいけそうな気がするのですがなかなか難しいですよね。
ん~まとまりがなくて申し訳ないのですが私ジューに出会えてよかったです。
もし今神様がやってきて障害のないジューに替えてあげるといったら今のままでいいと言うと思います・・・めっちゃ迷うけど(笑)
私もリンやジューに(?)yokoさんみたいにあたしにうまれてよかったと思えるような人になって欲しいです。
(文字入力が遅いので)
さあもんさんのコメント気になる!とても気になります!