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私の本棚

将来の夢は自分専用の図書館をもつこと。大好きな本に囲まれて暮らしたい。

あたたかい水の出るところ  木地雅映子

2014-11-23 12:22:06 | いまの本棚
「氷の海のガレオン/オルタ」の衝撃が忘れられず、同じ作者の本を読もうと思った。
ものの、作品数が本当に少なくて、迷った末に買った一冊。

感想は、いまいち。
「氷の海のガレオン/オルタ」でもそうだったけれども作者の語り口が独特で、あの作品では主人公のキャラクターを引き立てていたものの、
本来私が好きな文章ではないので、今回はそれが気になった。
軽いというか漫画的というか、ライトノベルのような。
展開の急さもついていけなかった理由かもしれない。
ただ、俺がお前の葬式をあげてやるっていう口説き文句は悪くないと思った。

ここは退屈迎えに来て  山内マリコ

2014-11-20 19:41:02 | いまの本棚
長かった試験期間がようやく終了。
すかっとするような、落ち込むような話を軽快に読み飛ばした。
タイトルどおり、イメージどおりのお話で安心して読めた。

田舎というよりは都会に近い場所で生まれ育ったので、田舎独特の息苦しさだったり、レパートリーの少なさだったりというのをきちんと理解しているわけではないけれども、
年頃の女二人の微妙な友情の話なんかはリアルだった。
思い詰めやすい乙女心とか、選択肢のない人生とか。
人間の情けなさをリアルに描ける作家は好きです。多少自分自身の心が痛みますが・・・・

文体の軽さも、内容にあっていればそこまで気にならないし、こういう軽い読書もこういうときには最適。

ぼくのメジャースプーン  辻村深月

2014-11-08 12:30:05 | いまの本棚
少しだけ時間ができたので、久しぶりの読書。
もう少し物語りっぽいものがよかったかななんて思いましたが、いい気分転換になりました。
私は友達もそう多くないし、思い詰めやすい性格なので、ときどき他人の人生や物語を自分の中に混ぜて中和するプロセスが必要なのかも。

辻村深月は、以前「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」を読んで以来の二冊目。
今後読んでいきたい気になる作家になりそうです。
本作は、力を入れて、書きたかったタイミングで書いたんだろうなというのがよく伝わる作品。
作者の熱情がはっきりしている。
個人的には、もっと群像劇のようになっていたほうが(ぼくと秋山先生の会話が大部分を占めているので)好きなのですが、
じっくり煮詰めていく部分からクライマックスへのスピード感はよかったと思う。
設定が独特だったばかりではなく、なんとなく私にはすっきり飲み込めないテーマと終わりで、もやもやが残った。