川上未映子のインタビューに影響されたわけでもないはずだが、気づいたらその流れで読んでしまった、春の雪。
三島由紀夫は好きな作家だけれども、その中でも春の雪は特に好きな作品。
三島由紀夫節全開、かつややこしすぎず美しい。(私は三島の中でも金閣寺とかは難しく感じて苦手なので)
こんなに観念的に生きている人がいたらお目にかかりたい、と思わせられるのが三島由紀夫の描く登場人物に多いが、それをいかにじっと我慢して読み進めるのかが三島作品を読むときのコツというか、大事なところ。
と言いつつ私は根気がない方なので、しんどくなると適宜読み飛ばしてあらすじを追ってしまうことも多々ある。
今回は、慣れない仕事の気分転換にもなるのか、割と丁寧に読むことができた。
言葉遣いや、優美な世界を楽しむこともできる、良い読書になった。
ちなみに行定勲監督、主演が妻夫木聡と竹内結子、主題歌が宇多田ヒカルという布陣で映画化もされている。
ただの悲恋・純愛じゃない原作の複雑さは完全に失われてしまっているが、個人的には竹内結子の美しさとあの時代の重厚で華やか、どこか陰湿な感じのする和洋折衷の生活様式や服装を鑑賞する映画としてはまあまあかなと思っている。
三島由紀夫は好きな作家だけれども、その中でも春の雪は特に好きな作品。
三島由紀夫節全開、かつややこしすぎず美しい。(私は三島の中でも金閣寺とかは難しく感じて苦手なので)
こんなに観念的に生きている人がいたらお目にかかりたい、と思わせられるのが三島由紀夫の描く登場人物に多いが、それをいかにじっと我慢して読み進めるのかが三島作品を読むときのコツというか、大事なところ。
と言いつつ私は根気がない方なので、しんどくなると適宜読み飛ばしてあらすじを追ってしまうことも多々ある。
今回は、慣れない仕事の気分転換にもなるのか、割と丁寧に読むことができた。
言葉遣いや、優美な世界を楽しむこともできる、良い読書になった。
ちなみに行定勲監督、主演が妻夫木聡と竹内結子、主題歌が宇多田ヒカルという布陣で映画化もされている。
ただの悲恋・純愛じゃない原作の複雑さは完全に失われてしまっているが、個人的には竹内結子の美しさとあの時代の重厚で華やか、どこか陰湿な感じのする和洋折衷の生活様式や服装を鑑賞する映画としてはまあまあかなと思っている。