便所サンダル大全

日本製便所サンダルについていろいろ語ります

ニシベケミカル VIC No.1000 カリベン

2020-03-26 13:38:29 | ニシベケミカル(VIC/Charming)
2005年に「VIC No.1000 ジャンプ」として登場して、

※ニシベケミカル2005年春夏カタログより

翌2006年に「VIC No.1000 カリベン」に改名。


※ニシベケミカル2006年春夏カタログより

改名の理由は不明ですが、実はこれによく似た形状の「VIC No.1800 ジャンプ」というのが2004年をもってカタログから消えているめ、一旦名前を引き継いだ後に改名したということになりますね。

なので、ニシベケミカルで「ジャンプ」と命名されたサンダルは3種類あるということになります。(詳細はまた後日)

ヴァン・ヘイレンが好きだったんでしょうかね?


それはそれとして、このカリベン、どちらかというと「ぶっとい鼻緒のギョサン」という感じの形状で履き心地は例によって甚だ柔らかく、No.1001スポーツのような感触です。


ホールド感とフィット感もかなりのハイレベルで、フカフカ感も感じる柔らかさのため、いわゆる「母ギョ」よりも履き心地が良くて親指と人差し指の間が痛くなるなんてことも無く、おそらくは

「鼻緒系サンダル最強」

の称号を与えても良かった品かもしれません。

しかし、いかんせんデザインそのもののせいなのか知名度のせいなのか、定番化するほどには売れなかったんでしょうね。

2012年のカタログ以降、その姿を消しています。

ただ、私が所持しているこの新品の現物は、実は九州の南の方に住んでいらっしゃるマニアの方が、数年前に普通にチェーンのスーパーで並べられていたのをいくつか購入して譲っていただいたものなのです。

生産終了してからおそらく4~5年は経っていたでしょうし、スーパーが在庫処分もせずにずっと陳列し続けるなんてありえませんので、もしかしたらしばらくの間は特注で作っていたのかもしれませんね。

金型はまだ残っているでしょうから、これもなんとか復活させたいサンダルの一つではあります。


最後に。

なぜ「カリベン」なんていう名前なのかといいますと、これはまず間違い無く

カリプソ と ベンハー

をガッチャンコして命名されていると思います!


鼻緒型のサンダルは、大別して「カリプソ型」と「ベンハー型」がありまして、


※カリプソ型 PEARL No.110 ギョサン

※ベンハー型 VIC No.560大寸 プレイガイ(さりげなくレア物)

カリプソ型は、みなさまご存じ「ギョサン」と聞いたら日本人の誰もが頭に浮かぶあの形です。

ベンハー型はなんとなく「映画:ベン・ハー」でベン・ハーが履いているっぽいグラディエーターサンダルっぽい感じがするような気がしないでもないっぽい感じがするのでベンハーなのだと思います。

※要はベン・ハーはこういうの履いて無かったような気がする

みなさんも、映画ベン・ハーをゼヒご覧くださいね!(完全に話がズレている)