今回は意表をついて(もう夏が来るのに)森川ゴムの防寒サンダルのお話です。
このHealth No.105、見た目に反してファンが多いサンダルで、入荷するとすぐに売れていきます。
Lサイズのチョコブラウンだけが。
何箱か取ると、確実に金茶のMだけが1箱できるくらい残ってシーズンを越します。
それでもめげずに取り扱うのは、私自身がこのサンダルが好きだから。
■レンガ(赤茶)
■ゴールデンロッド(金茶)
■ブラウン(茶)
■チョコ(コゲ茶)
そもそも森川ゴムのサンダルは通好みなのでベンサン.JPでもある程度思いきらないと扱えないのですが、このNo.105を導入したのは雪山での出会いが発端です。
最近はほぼ行かなくなりましたが、毎年正月の年越しは妙高の雪山でスノボをする(という名目で私だけあまり滑らず温泉に入ってゴロゴロしている)というのが通例で、10年以上は続いていたでしょうか。
いつもはラボランド黒姫というコテージを借りて大人数で過ごすのですが、2016~2017年の年越しイベントはちょっと人数が少なめになったので
「ロッジあめのうお」
というとこに泊まりまして。
私が大好きな池の平の「ランドマーク妙高高原 温泉かふぇ 」からすぐ近くにあったので、滑らなくても温泉入ったりご飯食べたりマンガ読んだりできる好立地。
その「ロッジあめのうお」で、外に出る用のツッカケとして置いてあったのが、まさにHealth No.105だったのです。
それまでNo.105を履いたことのなかった私は、
「お、森川の防寒とはなかなか渋いの使ってるな」
と思いつつ、足を突っ込んだ瞬間に衝撃を覚えました。
森川のサンダルは素材全体が柔らかいのですが、
・適度に吸いついてまとわりつくようなフィット感
・雪山の宿で使われているくらいのグリップ感
・ふわっとした中にもグッと足元を支えてくれる安定感
これらが混然一体として雪深い山の上でも絶妙に快適な履き心地を私に与えてくれたのです。
「こんな素晴らしいサンダルを今までスルーしていて申し訳なかった・・・」
と、2017年の年始開けに最初にやったことはNo.105の仕入れでした。
それ以来、売れようが売れなかろうがしつこく仕入れ続けています。(ちょっとだけ)
とはいえ、売れる時はドバっと売れてしまうのでなかなか注意が必要なサンダルでもあります。
やっぱり森川の良さを分かってる人は買ってくれるんですよねー。
※逆に腰が悪い人はPEARLの硬さが良いらしいですが。
蛇足ですが、その森川のサンダルを仕入れていた浅草の問屋さんに久しぶりに発注しようと思って電話をした繋がらず、他の問屋さんに聞いてみたら廃業しちゃったとのこと・・・。
こうして履物屋も問屋も次世代に引き継がれずに失われていくんですよね・・・。
※私がベンサン.JPを始めてからサンダル問屋の廃業は4件目です。
がんばってメイドインジャパンのサンダルの価値を広めていこうと決意しなおしたこの6月なのでした。
ところで私の後も誰か継いでくれないかなぁ。