ダメ。
激しく、ダメ。
同じマンションの主婦仲間と子育中の弥生・30才。夫の「浮気?」に気付きながらも、仕事としてタウン誌のライターを始めるが、主婦仲間・千鶴のあけすけな言動が、平穏だった日常をねじれさせていく…。
「通勤」という時間がないと、本って、読めないのだ…と、気がついた今日この頃。
読道へ返り咲くためのリハビリに、未体験作家を開拓しようと手にとったものの…
読んでること自体が恥ずかしいぞ、これ。
どんなに頑張っていろんなエピソードをくっつけたとしても、
「夫とのセックスが、んもう生理的にダメになっちゃったんです」
……
で?言いたいことはそれだけなんかい?
で?それで?
で?それで?
と、激しく詰め寄りたい。
解説に、「本書の執筆にあたっては、著者が講師を務めるカルチャーセンターの12人の女性たちから取材をしたそうだ」とあるが、その取材とやらをノンフィクションで羅列した方がなんぼかマシ。
ボサノバの名曲「おいしい水」を書名に冠していながら、
中身も文章も、週刊誌。
久しぶりに読み終わった本に対して、こんな事しか言えない自分にも、
嗚呼、自己嫌悪。