まめまめ日記

身近な小さな幸せを探して綴っていきます。
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初茶道

2008-09-06 22:16:15 | Weblog
はれ。

人生初、茶道教室デビューをしました。
今まで茶道部のお茶会とか、池坊のお茶会とか、お試し茶道はしたことがあったものの、本当のお稽古場へ行くのは初めてでした。

まず玄関で白い靴下を履きます。
そして和室へ行って、部屋のすみに荷物を置きます。
そして水屋があるほうに移動して、そちらの入り口から和室に入りなおしました。一歩前辺りに扇子を出して、にじり寄り、さらにもう一歩分前に扇子を出して、にじり寄り、先生にご挨拶。
扇子を開いてその上に乗せたお月謝を受け取っていただきます。

そしてここで何のお稽古をしたいか申告。なんとか茶の何々手前、というように皆さん先生に希望を伝えて許可をもらっておられました。
私は見学だったのでお客様の席へ移動。先生に畳のふちから16目目に座りなさいと教えて頂きます。きっとそこが適切な距離がおける位置なのですね。
そして正座の仕方を教えて頂きます。ひざをこぶし1個分あけて、ずっと座りつづけられるような姿勢を取るのだそうです。何事もまずは良い姿勢から。
次にお菓子の頂き方を教えて頂きました。重陽の節句にちなんで菊のお菓子。「きせわた」というお菓子だそうです。
お菓子を頂いたら、お茶を頂きます。お茶のお椀を回すというのはよく知られている話だと思いますが、正面は神様のものだから、それを避けるためにまわせばよいのだそうです。

いろいろお作法はありましたが、決まりを覚えたからと言って身につくものではないなと思いました。

お稽古の始めのご挨拶と終わりのご挨拶はありますが、間はいろいろお話しても大丈夫みたいでした。お花のことやお軸のことを教えて頂いたり、茶道会の今後のお話を伺ったりと、貴重なお話がお聞きできたのが良かったです。

あとはお道具拝見とか、何か質問をしてなになにでございまして、と答えたりされていました。私は分からないので見ていただけですが、すごい知識がないとついていけない雰囲気満載なのに、みんなさりげない、というところがすごかったです。

今までお友達に茶道のお稽古ってどんなの?と質問するたびに「お茶を飲んでおしゃべりしてる感じだよ」と言われていたのも、確かにうそじゃないと思えたのが発見でした。お茶を習うというのは規則を教えてもらうのではなく、覚えたことを実践して身に付ける場なのかなあと思いました。
教室にはお稽古じゃない方もいらして、このお茶美味しいねえとか、あなたも飲む?とか脱力感たっぷりなのが面白かったです。

お茶を始めたら、すごくエネルギーが要りそうで、始めるかどうかためらうなあと思っています。でも思っていたよりも怖い雰囲気ではなくて、ほっとしました。
優しい人が多かったのも良かったです。

日本のこと、歴史も文化も知らないことがたくさんだなとしみじみ感じました。
日々精進です。