昨日図書館に行ってすんなり読める本をたくさん借りてきました。
瀬尾まいこ「優しい音楽」
「図書館の神様」が好きな感じだったので、この本も借りてみました。
短編集なので、もっと知りたいという気持ちになるのは否めませんが、ひとつずつちょっと良い話が集まっていて、気持ちが安らかになります。
恩田陸「ブラザー・サン シスター・ムーン」
「6番目の小夜子」が読みやすかった記憶があり、図書館で立ち読みした限りおもしろそうだったので、借りてきました。
3人3様の「その時」が記録されている物語で、お互いに重なったり重ならなかったり。
もっと同じ時間のことが書いてあれば冷静と情熱のあいだに と似た感じで面白かったのになあと思います。
小川洋子「博士の愛した数式」
小川洋子さんの本を借りてみたくて、何度か読んだこの本をまた借りてきました。
何度読んでも人が人を想う気持ちの限りなさにきゅんとします。
博士の子供に対する態度を見ると、自分の謙虚さと相手への敬意が足りないなと反省します。
唯川恵「肩ごしの恋人」
大人向けの小説を書く人のような気がして、ずっと手に取っていなかった方の本。「瑠璃でもなく玻璃でもなく」が思っていたよりも読みやすかったので、借りました。
出てくる人たちは自分よりもちょっと年下ですが、登場人物の思いや、感じ方は、そういう気持ちもあるよねと共感できるものでした。いつの間にか自分が大人だと思っていた登場人物たちの年齢を越えてることに驚きます。
唯川恵「恋せども、愛せども」
血縁関係にはない、3世代4人の恋の物語。
強がってしまうこともあるし、甘えてしまうこともある。こちらも共感できる心理描写の多い本でした。
暖かい人、同士のつながりがいいなと思いました。
☆番外編-最近読んだ本☆
谷村志穂「スノーホワイト」
恋なんてしないだろうと思っていた47歳の女性と大学生の男の子との恋愛。
女性が少しずつ恋をしていくところが素敵でした。思い切って親の勧める結婚をしようと決心するところも、なんだか納得できて、そして最後まで自分の気持ちに素直でいられるって素敵だと思いました。
小川糸「食堂かたつむり」
大きな盛り上がりとかではなく、静かな時間が流れていく物語。もちろん小さな事件はたくさんあって、その中で主人公の女性がいろいろ考えたり、感じたりしていく過程が程良いです。
美味しそうな料理の描写がたくさん出てくるのもとっても楽しいです。
親の愛情って子供は気づかないものなんだろうなと思いました。気づかないところで守ってくださっている周りな皆さんに感謝です。