(内館牧子著)
★★★★(ベアの満足度)
久しぶりに本が読める~!(マイマイが昼寝してるからなんですけど)
本を読む時間の貴重さが最近、身にしみてました。
34歳の蜜。
幸せな家庭なのに...
押し寄せる不安は、周囲の年齢ハラスメント。
おばさんと呼ばれること、差別されること。
彼女の葛藤と行き着く先には...
さすが内館牧子さん!
女性の心理を痛いほど、突きまくる。
21歳の義妹とのやり取りなど、心が痛くなる。
それを見て見ぬ振りする男達の情けなさ...
まあ仕方ないんでしょうけど。
社会の現状にも、真っ当な意見で気持ちが良いほど。
同じような焦りにとらわれたことがある。
過去形になったのも、彼女と同じように
20代に逃げていたことに向かってみようと
覚悟を決めたから。
この話がドラマになったら、ドロドロだろうなあ。
でも、見てみたい。