雨予報の中、週末の山行ツアーに参加しました。
梅雨入りも発表されたため直前キャンセルが多かったようで、バス内は二座席使えました。
新宿から夜行で移動し、小秀山登山口の駐車場に4:40に到着。
雨具を着用して小雨の中、乙女渓谷キャンプ場を5:40に出発。
四国から4連続の雨山行ですが、寒さ対策として伸縮性のアンダーシャツを着用しました。
じっとりと濡れましたが最後まで寒さを防いでくれます。
着脱が面倒ですが雨の日にはお薦めのアンダーアーマーです。
・乙女渓谷キャンプ場
しばらく林道を歩いて三の谷登山口から登山道に入ります。
暗くて展望も無いジグザグの緩やかな登りが続きます。
この山行は「中級プラス」で健脚向きですが、20分歩いては10分休憩します。
夜行バスへの配慮かなと思いましたが変です。
先頭の女性がガイドを無視して常に10m以上遅れて歩き、足元だけを見ているため
最初からスローダウンしています。
後続は停止待ちが頻発しましたが、ガイドはこの女性が潰れないように配慮していたようです。
このコースで唯一の急登を登りきると兜岩です。
ここからは山頂まで小さな起伏のある稜線歩きになりました。
この間も雨とガスと雲のため展望無しです。
山頂近くで先頭の女性が二回停止して足がつりそうといって水や薬を飲んでいます。
さすがにガイドも山頂まで近いのでマイペースで来て下さいと先行しました。
それからはガイドと一緒に停滞のないペースで歩き10:20に山頂に到着。
山頂での展望は無く、記念撮影して新築の避難小屋で昼食です。
・小秀山山頂と秀峰舎
綺麗な小屋ですが靴を脱がないと入れませんので外で食事しました。
小屋の床下に休憩スペースを造ってもらうと雨の日に有難いですね。
11:00に小屋を出発。小雨が降り続いていますが予報よりは小降りで助かりました。
兜岩を下って二の谷分岐で休憩。
このツアーでは変化に富んだ二の谷コースを避けて二百名山狙いの方を
安全に山頂を踏ませるように設定していますね。
何の面白味もない三の谷コースを往復しては小秀山に申し訳ない気持ちで、
是非に二の谷コースを通りたかったです。
三の谷コースは傾斜を少なくして登りやすいように良く整備されてますが、
標高が稼げないため黙々と登行するだけのつらいコースでした。
先頭の女性もガイドから常に遅れながらダブルストックで下っています。
見ているとちょっとした路面変化の度にストックを突く位置、次に足を置く位置を
決めてからユルリと動くため、待ち時間発生です。
ダブルストック頼りによる基本的な山歩きの技量不足ですね。
やっと三の谷登山口へ降りて、林道歩き後に駐車場へ14:35に到着。
予定より35分遅れですから想定内の山歩きでしょうか。
・林道歩きで駐車場へ
二の谷コースを避けたことと展望無しのため小秀山の印象がほとんど残りません。
終始ガイドから10m以上離れて歩くという変った山歩きとなりました。
・キャンプ場にある新旧の吊橋
濡れたものを袋にまとめてバスに乗り、翌日の奥三界岳登山に向けて
川上村の夕森荘に移動しました。
宿で早速、傘を差して外の露天風呂に行きました。
6人程の浅い露天風呂で、蛇口のお湯を目一杯に出し続けないと風呂が温まりません。
塀裏の洗い場に行くと屋根が無いため雨だれをビシャビシャ浴びました。
急いでシャワーを捻ると冷水しか出ません。
宿の主人がきて、ラジウム鉱泉の沸かし湯のため
露天風呂のお湯を止めないとシャワーが出ないとのことです。
・雨の手造り露天風呂と塀裏が洗い場
仕方なく宿に戻って内風呂に入り直しました。
夕森荘は食事が自慢で、鮎の塩焼き、山菜料理や特製の五平餅などメニュー豊富で
食べ切れませんでした。
温泉付き、豪華な夕食付きの山行は歓迎です。
男部屋では今日の歩行ペースの話題になり、健脚コースでガイドに付いて行けない者は
鍛え直してから参加すべきだとの意見でした。
この女性は常に「足がつりやすいから」とガイドに頼んで先頭歩きを他人に譲らずに
全国の二百・三百名山ツアーに参加している常連さんのようです。
しかし最初からガイド無視のマイペース歩きの人はもろに脚力不足が原因でしょう。
ローテーションで歩いて脚力、技量不足を明確に再認識してほしいですね。
自覚して頑張っている人なら皆が応援したくなりますので・・・。
先日の和名倉山の女性ガイドは休憩を忘れてドンドン先に進み、女性客から
たまには休憩して下さいね と言われて謝っていました。
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